2021年5月2日日曜日

1996 サイキックフォース  タイトー

 タイトーが格ゲー業界に殴り込み。

 

 しかし無重力?の箱庭で戦う3D格闘??という斬新極まりないゲーム性によって殆どのヒトに理解されないままに終わってしまった作品。

 今では普通ですけど、歌付きのアニメオープニングで始まる、アニメ色の強い演出で、キャラはほぼ美少女とイケメンのみ。特にイケメンのほうに傾斜していて、当然腐女子たちは飛びつきました、なんだこのおいしそうな肉は・・?


ただゲームシステムがまじで斬新すぎまして、女子はプレイするにはハードルが高すぎ、格ゲーマーがやるにはなにもかも他の格ゲーと違いすぎたため、結局誰も手を出さないということになってしまいました。


 家でじっくりやり込めば、あぁ、なるほど!そういうことね!!ってのがじわじわわかってくるのかもしれませんが、アーケードでパッと見たところどういうこと???ってなるに決まっております。まず技がいっぱいある意味が最初はわからない、全部遠距離攻撃だってことぐらいで性能に違いが無さそうに見える。


 じっさいは、ガチガチのカウンターゲームでして、相手の動きを予測して行動するゲームです。


 相手が通常攻撃→弾速の速い必殺技で潰す、強い必殺ほど出が遅いので距離を計算してベストな強度の必殺をぶちかます

相手が突進→弱通常で潰す

相手が必殺→避けてから接近して殴る、避けてから強通常で潰す、投げる

相手が回避→接近して殴る


 だいたいはこういうことです。


この頃じわじわと腐女子がアーケードまで触手を伸ばして来てるのが伺えますね、当時はオタク女子なんてまだラベル付けされてない時代でしたが、じわじわと存在感を表してきている。セーラームーンで二次元に引きずりこまれ、幽白、スラダンの同人でやばいセカイの扉を開けて、ガンダムWで花開くってことです。