2021年5月8日土曜日

1999 餓狼 MARK OF THE WOLVES

 SNKの倒産間近に作られた作品。

 餓狼シリーズの新たな出発として作られたのですが、続編が出ることはありませんでした。



 一言で言うと激シブの格ゲー。1999年っていうともはや次世代が間近、ド派手でコミカルな格ゲーがいっぱい出てきて、3D格ゲーもなかなか完成度が高くなり、2Dのゲーム自体がなくなっていく、時代は世紀末、まさに時代はもう動いていいたわけですが、このゲームはシブい。キャラがまずちっちゃくて、画面がひろい、手足のリーチが短い。技もド派手な技は少なく、けっこう地味、とにかくリーチが短い。

 

 そうなるとどうなるかというと、接近戦でのボコリ合いになります。しゃがみガード潰しが豊富、さらに避け攻撃、フェイント、コンボの種類もすごい豊富。

さらにジャストガードシステムが入ったことにより攻めのディフェンスが出来、どんな攻撃、ディフェンスに対してもちゃんと対応策が取れる、非常にシブいシステムです。

 一発でも入ればそっから怒涛のコンボを入れていくわけですが、そのコンボのタイミングが激ムズ、フェイントを入れて入力を早くしてみたりと、普通の格ゲーの何倍もコンボを入れるのがムズイ。

 攻撃力が非常に高く、超必殺絡めたコンボだと70%ぐらいゲージを持ってかれる感じで直撃必死、のゲームバランスです。


 初心者への参入障壁がめっちゃ高い、ムズ格ゲーですね。でもシステム的にはほんとだいたいは完成形と言ってもよいくらい、突き詰められてる感じがします、キチっとしてる。だからその分派手なだけで弱い技とか、激強技とか無いわけで、ひじょーにシブい感じになっております。

 あと主人公の対空技がタメ技なので弱い。