2013年7月20日土曜日

Op9 making 90 / radiohead yes i am / prove yourself 和訳






 海里達の来ている服なんですが、これは海里の私服があまりにもダサイからユキとユズが大量注文で買ったものです、monochrome、っていうシンプルなデザインでプリントTシャツのベースにするような服。生地はけっこうしっかりめ。裏設定・・・・


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さてついにレディへを取り扱うことになりましたが、たぶん個人的にレディへは人生で一番聞いたアーティストです、で、たぶんそれを抜くことはもう無いでしょうね。もう音楽をそんなずーーーーっと同じのを聴きこむってことは無いだろうし、そういう感覚はやっぱ10代限定なもので、そこまでドハマリしません。
 いわゆる世代、の音楽ってことなんですよね、レディへと共に育ってきた。実はOASISはちょっとだけずれてて、1つ上の世代になる。完全にバキっとハマるのはレディへです。OASISがBE HERE NOWで、なんとなく大失敗というかなんというか、BRITISH POPが終わって、カートも死んでグランジも終わり、EVAのTV版も終わり、急に冷めたというか、急に真空状態が生まれたんです、そしていきなり恐ろしい欝状態が襲って来た。20世紀が終わる・・・・1997年の終わり頃。

 そこへいきなり現れたOK COMでRHは時代の一番先に立ち、それから15年ほど、今でもRHが結局一番まえに居ることは変わってない、後の世代、の追い上げがほとんどないまま、RHはRHでありつづけています。OKはpark lifeを聞いたメンバーが、これよりもいいもの作るぞ!っていう気分で作ったものらしいです、ハッキリ言ってパブロ・ハニー、BENDSをあの時点で聴きこんでたって人はあんまし多くなかったと思うのです、OKからRHに取り憑かれてどんどん昔の音源をDIGしていったというのが大半なのでは?

 OKは死にたくなるほど沈みこむ超欝傾向アルバムとして有名でw  Iはトムはたぶん死ぬな、って確信してましたね、カートの繰り返しだ。って。そこからKID Aでバンド・サウンドをすべて捨て去りエレクトリックRHが登場する、賛否あるけど、でも変わらなきゃいけないってのはみんなわかってたでしょう。あまりにも終わりみたいなアルバムだったから。
 
 駿氏はEVAをチラっと見て、これは何もかもオシマイみたいな作品だ、庵野はダイジョウブなのか?と言ったそうです。
 
それがあの時代のアレだったというわけ。そして、Iたちの時はずっとそこから止まったままで、21世紀を迎えられずに、90年台を永遠に繰り返してるのです。

 トムも庵野も同じような事を言ってます、作品を完成させて、もぉ続ける理由を失ってどうでもよくなった。つまるとこバーンアウト症候群なんですけどそれをまだずっと引きずり続けている、20世紀の呪縛、をずっとずっと、引きずり続けている。

 決着をつけなきゃ・・・


 なんか女子高生グループがトモダチを一人殺してしまったという事件が盛り上がってますが、

 決着をつけよう

っていうセリフが妙にあの頃を思い出させました。

 いつかIも20世紀末についての作品を作ってみたいと思ってます、決着を・・ね?



 さて和訳で取り扱うのは最初期のB-SIDEのYES I AMですが、RHファンはやっぱ、この初期の頃の歌詞がクラーーイRHが好きなのでしょう、もちろん完成度ではOKだけど、好き!とすごい!の違いってヤツですかね、そして初期のRHが無かったら、確かにOKは優れたアルバムでここ2,30年最高の出来だったけれど、RHをそこまで好きになったかは曖昧です。
 そしてOK以降は特に歌詞にはこだわってないみたいですからね。


I resent you calling
 Uが電話してきたのに、死ぬほど腹がたつ
I resent your voice
 Uの声がもう耐え切れない
I resent that I don't have a choice
 Iは選択肢が無いってことがゼッタイ許せない

Anywhere I go
You are always there
 Iがどこへいっても、UはIにつきまとう
Outside the car
Or in my hair
 車の外に、Iの頭の中にも

I think I've been here before
Yes I've been here before
 ここへはいつか来たことあるんだ
そう、いつか来たんだよ
The last time you locked
All the doors
 Uがすべてのドアを閉ざしてしまった時にもさ

And I resent you calling
I resent your voice
I resent that I don't have a choice
 

And yes I am wary
Yes I am..
 そうだIはちっぽけだ
 その通りだよ


I think I've told you once
 前にも言ったことがあると思う
I think I needed advice
 Iは何かアドバイスが必要だって
You were such a help
That's very nice
 Uは本当に助けてくれたんだ
 それは本当に嬉しかった(でも今はそうじゃない)

I think I've been here before
Yes I've been here before

But this time I kick
Down your door
 けど今回はねUが閉めたドアを蹴り倒していくよ

And yes I am wary
Yes I am wary
 


  特別編として二曲目。
 たぶんRHがRHである理由、他の同じようなバンドとはゼッタイニ違う理由がこの曲にはある。RHはこの曲をライブのリストからは消したようでもう演らない自己規制の曲ですけど、でも一番らしい曲です。そうやって過去の自分を消してるから、RHもやっぱりずっとスランプなのでしょうね。スランプでも他に並ぶ者がいないから勝者の孤独ってやつです・・・・


 can't afford to breathe in this time
 呼吸をする自由も与えてもらえないみたい
Nowhere to sit without a gun in my hand
 拳銃を握りしめてなきゃどこにも座ることも出来やしない
Hooked back up to the cathode ray
 街頭のネオンライトに磔にされてる
I'm better off dead
 死んだほうがマシなのかもな
I'm better off dead
(Iみたいなクズは) 死んでしまったほうが(みんなのためなのかもな)
I'm better off
 死んでしまったほうが

Prove yourself
 自分を証明する
Prove yourself
 自分を見つける
Prove yourself
 自分を・・・

I wanna breathe, I wanna grow
 (本当は) 呼吸を続けていたいし、成長して生きていきたい
I'd say I want it but I don't know how
 そうしたいって望むけれど、どうやってそれをしていったらいいのか全然わからない
I work, I bleed, I beg and I pray
 働いて、血みどろになって、乞食のまね事をして、最後には神に祈る
But I'm better off dead
 そうやっても、やっぱり死んだほうがマシなのかもな
I'm better off dead
 死んだほうがいいんだよね
I'm better off
 死んだほうが・・・

Prove yourself
Prove yourself
Prove yourself
 自分であること・・・



 正直曲の出来はよろしくない、ハニーはやっぱ本人たちも言うように失敗作です。けど、実は音楽よりももっと大事なことがあって、それが一番ハニーにはあった。なんでしょうそれって?何かしよう、っていう意思ですか、伝えたい事があるっていう気持ちでしょうか?文学的に言うとコトバを持ってた、新しいコトバを吐くそのコトバを・・・

 ベタな言い方ですけど、まさに思ってた事、感じていた事を、コトバに変えてくれた、曲にしてくれた。自分が思っていることを同じように感じているイキモノが一人でもいてくれた、それを共有出来るって感覚は、音楽がどれほどすごい出来でも与えることが出来ないものです。
 音楽、を超えたゲージュツってやつですね。