2013年7月13日土曜日

OASIS i will believe 和訳 /  BEADY EYE  BE

OASIS
 

 OASISは時代の寵児でしたね、(オアシス、じゃなくてオエーィシスですよ発音は)というか時代のポジティブなもの、をすべて一手に引き受けたっていうか。明るくて誰でも楽しめて、踊れる、何よりも一緒に歌える、カラオケでも歌いやすい。90年台のポジティブなものへの渇望の象徴でした。さぁぶち壊れた共産主義者のみなさん。これが資本主義の音楽だぜ、とりあえず踊りましょうよ。まさしくBRIT POPのPOPの部分。


 BLURとライヴァルといいながらセールスとか、いわゆる、大衆音楽、ミュージックシーンみたいな側面では圧倒的な存在感、圧倒的マネーの回収率、利益率、図抜けたモンスターバンドです。レディへやBLURよりも桁1個違うくらい売れたもの。ともかく売れたもの。もぉゼニゲバの音楽業界には、まさにこういうスターを待ってたんだ、って感じの存在、おれたちはこういう音楽が聞きたいんだ、バカ野朗、NWの糞野郎どもめって存在。インテリのシティ育ちのBULLOCKSどもめってね。ライブでも一緒にみんなで歌う感が非常に強い、誰がパラノイド・アンドロイド一緒に歌えますか?あるいはSONG2でも、斬新な音楽ってのはまったくカラオケには向いてない。
 STONE ROSESの影響なんですが、ロックでありながら、ダンサブルってのがビートルとの違うじゃないですか、ビートルは作品主義でしたが、OASISはむしろ作品の出来っていうよりは、ライブで一緒に体感するような音楽ですよね。ビートルの時代にはPAがしょぼすぎてそういうのは無理だったから。

 つまるとこワーキング・クラス・ヒーローなんです。そしてあの時代、そして今でも普通のヒーローをやるってのがどんだけ大変か、アンチ・ヒーローなんてすごく簡単です、ネガティブな材料はいくらでも揃ってるんだもの。ギャラガー兄弟も生活保護受けてバンドやってるという、まぁ社会のクズ、最低のクズって罵られるところからスタートしてるわけですからね。この社会はクソだって唾吐くのは非常に簡単だし、自己肯定にもなるしね。今も生活保護のやつがクーラーを使ってるだとか、遊んでるだとか、まぁダニ、カス扱いしてますけど。しかしまぁカネが無いってだけでよくそこまでヒトを見下せるものです。だったら始めっからおれは権利が平等だっていう憲法には我慢ならないって言えばいいのに。


 
 批判することはいともたやすい、手癖のコード弾きと、シンプルなコード進行、不協和音なんてほとんどない。基本に忠実なビートルフォーマット、コピーバンドも演奏しやすいアレンジ・・何も新しくないとか否定するのは誰にでも出来る。
 
 けどじゃあてめぇもこれくらい売れるアルバム作ってみろよっていうと結局誰にも作れない、そんなに批判するならてめぇがやれ、でも誰にも出来ない。やっぱり唯一無二のバンドなんですよ、替えが効かない。ダイ・ハードやタイタニックはカスだっていう映画批判と同じです、じゃあオマエやってみろよ、でも出来ないでしょ?作れますか?莫大な予算背負って、ゼッタイニ爆発的なセールスのものを作らないといけない、みんなが期待してるものを期待通りに作る、それは自分の作りたいものを徹底的に追求するよりも、事によると無茶苦茶なプレッシャーなんですよ。
 わかる奴にだけわかればいいよって開き直るのは一番楽です、それにもかかわらず一番理解力がないオーディエンスに歌いつづけて、いつでも批判を真正面から受けている、ボロカス言われても、そこに立ち続ける、その優しさを評価しましょうよ。作り手としては一番やりたくない仕事なんです、でもそれをやってるんだもの。そういうわけでもやっぱヒーローなんですよね。
 OASISには10億のオーディエンスがいます、レディへをいくら雑誌が絶賛してもせいぜい2億くらいしかオーディエンスはいないでしょう。

 さてどれを和訳しようかなぁ・・・たぶん名が売れた曲は和訳があるでしょう、だいたいひどい出来ですけど。(だっておっさんとかババァが和訳してんだもん)


 さてちょっとググるとやっぱほとんど和訳があります、まぁひどい。Iを俺、って訳すのヤメませんか?オレ、じゃないもん、I、は。ダサイんです日本語って1人称が。


 というわけでその中でもまったくの初期のB SIDEでほとんど誰もしらない I WILL BELIEVEをとりあげましょう。 イントロからアルペジオミスタッチするくらい初期の曲ですw

Locked up in chains
For the rest of my life
 残りの人生を鎖に繋がれたまま過ごすんだな
There's no one else to blame but me
 まぁIが他の誰でもなくIが悪いんだけど
The start of the day's
Just the end of the night
 真夜中になってから一日を始める
I'm feeling like I'm lost at sea
 太平洋のどまんなかで迷子になったみたい

Sometimes it just seems so simple
I'm feeling like I'm down on my knees
 たまにこれはすごくシンプルなことだっておもう、Iはただ膝をついて懇願するような気分だよ
Sometimes like a man in the middle
I don't know my own mind
Won't you let me be
 ミドルクラスの生活をしてるような気分だね(生活保護なんだけど)
自分自身がなんだかわかんなくなっちったな
 ありのままでなんてゼッタイにいさせてはくれない(社会だものな)

Coz I can find you
Living in my world
 (夢を?)見つけることが出来ないんだよ。Iの住んでる世界では
Dragging me round
Just like a dog on a lead
 リードに繋がれた犬みたいに、Iを引っ張りまわすだけで
But when I find my
Own peace of mind I
I will believe
 だけど本当に(夢を?キミを?)みつけたら、ココロの平静を見つけられるし
Iは信じることが出来るんだ
 きっと信じることが出来るんだ
I'm locked up in chains
For the rest of my life
There's no one else to blame but me
The start of the day's
Just the end of the night
I'm feeling like I'm lost at sea

Sometimes it just seems so simple
I'm feeling like I'm down on my knees
Sometimes like a man in the middle
I don't know my own mind
Won't you let me be

Coz I can find you
Living in my world
Dragging me round
Just like a dog on a lead
But when I find
My own peace of mind I
I will believe

 二番はまったくの繰り返し。

 そうOASISはB SIDEに一番出来がイイ曲を入れるバンドです、シングルを買わせるためのゼニゲバ根性(もあるかもしんないけど)、それよりもビートルがそうしてたからでしょう。ビートルの最高傑作は後期B SIDE集のPAST MASTERS ⅡだとIは思ってたりします・・・whatever , round are way , masterplan も全部B SIDEです。普通映画とのタイアップである ROUND ARE WAYなんてアルバムのタイトルトラックにしてもいいくらいです、普通そうします。けどそうしない、やっぱそれは売れ行きだけを心配してるわけじゃないってことですね。


 この曲は明らかに生活保護時代の生活を歌ってるし、まぁこぉいう気持ち、を20代の若者はみんな抱いてるのではないでしょうか。本当に自分のすべてをぶつけられるものを見つけたい、でも見つからない、ただ自分自身でいたいだけなのに、社会はそれを許さない。そしてまともな仕事も見つからない。ちゃんと勉強して学校行かないといけなかったんだって知ったかぶるヒト、どうせカネとコネがなきゃ、いい仕事はみつかんねぇよ、って諦めてしまってるヒト。金持ちにばっかりホイホイなびいていくクソビッチ達。だいたいポツポツと同級生が自殺したっていう話も聞く。ギターを弾けばうるさいと怒鳴られるし、スタジオ借りる金もない。バンドメンバーは就職したりしやがって真面目に取り組んでくれない。親は口を開けばまともな職につけという。子供の頃を夢をみんな忘れて、所詮階級社会なんだなって幻滅する・・・

 まさしくワーキングクラスらしい歌なんです、そして真実だし。ミドルクラスの大学出のバンドは好き勝手な事言う、けどどっちが本当の事を言ってる? 偽善で環境問題が心配だとうそぶきながら馬鹿でかい家でブランドで固めた生活をするヒトと、何か本当に信じられるものを見つけたいっていう生活保護クラスと?そんなの明らかですよ。

 アル・ゴアがでかい家に住んで、高級なスーツを来て、自家用ジェットで飛びまわって誰が耳を傾けますか?

 田舎で自然に優しい生活するってこっちは田舎に移り住む予算がねぇんだよタコって話ですしね。何がスローライフだ、なめんじゃねぇってねw


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 ついでといってはなんですが、LIAMの新しいアルバムを聞きました。


 beady eye   BE


  全然悪くない、兄弟揃ってなきゃカス、みたいなコトが言われてますけど、それはBEADY EYEにOASISを求めてるからでしょう、そうやって自分の見たいものを相手に押し付けるのは批評家としてはカスです。オマエの記憶の中のベストは誰にも超えられないよ、だってオマエが勝手にそれをベストにしてしまってるのだもの。
 ただまったく新しいバンドがこのアルバムを出してると考えて下さい、そしたら間違いなく、10年に1つの超新星バンドが誕生って沸き立つに決まってる、ただすでにLIAMを知ってるから違う、とか、そうじゃない、とかいうだけで。ルーキーがこの出来だったら、98点くらいつけますよ。どんなに玄人でも。
 全然知らないバンドがこのクオリティの曲作ってたら必ずファンになります。
 こういう音楽性のこういうバンドだと思えば、これはゼッタイに良いアルバムです。好きか嫌いかは個人の好みでしょう。
 全盛期のリアムの声じゃないとかいうやつも正気か?って気がします。オマエの言う全盛期なんて知らんわい。