2013年9月30日月曜日

雑談 総入れ替えのアイデア / 松本紳助  クスリの話

防災グッズ

 何より必要なのは武器なのじゃないですかね、何も無くても他人から奪えばいいし。数日で救助が来るくらいなら、何も無くても、いいし。ほんとにシャレにならん災害だったら、必ず武器が必要だと思います。サバイバルでもね、3日分食料と水というけど、3日なら多少絶食でも大丈夫です。でも防戦、だったらどうするん?


オレオレ詐欺の原因と原理

 最近キンコンカンコンの放送で、詐欺にだまされないように、と放送されています。けど犯罪を場当たり的対症療法をしたところで何にもならないですよね。その犯罪者はなぜその犯罪を犯すのかの原因を取り除かないと何にもならない。
 ただ単に、カネのない若者、失業者が多すぎて未来への金銭的見通しがなさすぎるんでしょう。だから老人からカネを奪い取るほかない。もし、詐欺を根絶することに、なんかATMのメカニズムでその家族にすぐに通知が行くようになったり、プールを一回させたりするようにして、かりに成功したら、もっと直接的な強盗殺人がそれに変わるだけじゃないですか。詐欺をわざわざやってるだけマシだって気がしますけどね。普通に盗むほうが早いもの。


 あるいは集団虐殺による、富の世代間分配が行われるだけじゃないですか。 手段はエスカレートしていくだけで、その原因である、富の欠乏は少しも改善されていない。ユダヤ人を絞め殺したように、高齢者が集団施設に入れられて虐殺されることになる。といって、話し合いでは高齢者は富を分配したりしない。ユダヤ人もそうであったように。すでに民主的解決は閉ざされているんですよね、国家の強制が無い限り。といって民主主義で多数決原理では、頭数でそれも出来ないと。

 結果的には、暴力的手段で、富の平均化はいつか行われるか、あるいはもっと完全に、破産によるハイパーインフレで富自体が喪失されて、破滅する。



///////////
 CDが売れないの理由

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130929/k10014898651000.html

 コピー禁止でも、売上が減少のまま、ってニュースですが。ざまあ!っていうよりもw
 だってグロスで市場が減ってるのだからアタリマエじゃんという気がするのですけどね。人口は少ししか減ってないけど、しっぽが伸びてるだけで、カラダはガリガリです。
 音楽買うような世代は、毎年50万人づつくらい減ってますしね。


 そいで、その中でしかもCDが変えるような小金持ち(前には無かった携帯代、スマホなんて月5000円以上でしょう?Iがガキのころなんて、月小遣い3000円でしたから、携帯代で終わりです、赤字です。)、バイトしてるにしろなんにしろ、月1万5千は小遣いなきゃ音楽なんて買わないって考えるとそんな、ブルジョアのガキは、全員集めても80万人くらいしかいないんじゃないですか?ライブにくるようなニンゲンも。というかどんな若者向けの文化市場も。市場なんて無いんですよね。アジアやらにはあるというけど、それも嘘です。じゃあアジアやヨーロッパでどんな作品があるの?っていうと無いですもの。どこも状況は同じです。フランスやドイツの映画で最近何か観ました?ハリウッド映画面白いですか?台湾、中国、アジアの文化で何か今優れたものがある?無いもの。ほんとはすこ~しだけあるけど。


 潜在購入者が全員買っても、ミリオンに届きやしませんから、売れるわけないに決まってるじゃないですか、仕組みとか著作権とかそういう問題じゃなくて。


 アイドルとかのものを買ってるのは、キチガイの気持ち悪いおっさんのオトナ買いですから、まだ売れるのだろうけどね。数字としては、それはおっさんが1人で10枚買うのも、ティーンが1人づつ10枚買うのも同じだけど、内実は全然違うもの。おっさんは文化を作ろうっていう意思は無いし。言ってしまえば誰ともつながってないから、カネを出して、パトロンになって擬似的に何かとつながってる感が欲しいのではないですか、世間が言うように単にエロい目的ではないと思う。つまるとこキャバクラです、風俗ではなくて。セックスじゃなくて、誰かと何か接触したい。その感覚をカネで売ってるんですなぁ。

 
 ともかく真面目に音楽やっても売れるハズが無いのですよね。


 ふと思うのですけど無くてもいいんじゃないかって思いますね、国産の音楽なんて。というかテレビも。もちろんその中にはほんの少しいいものはあるのかもしんないけど、99%は無くなってもいいものだから。
 テレビ業界も、音楽業界も一人残らず全員無くてもいいと思うのですけどね。全員いなくても、1%しか変わらないんだから。全員クビにしていいのじゃないですか。総入れ替え。

 テレビ欄とかをちらりとみて、1つも見るもの無いなと思うといっつもIはこれを思っています。総入れ替え出来ないのかな?全員、新しく変えられないか?そしたら10%くらいは面白いものが出来るじゃないか?と。

 今芸能界にいるヒト、全員変えられないのか?って思います。失われるものがあまりにも少ないんだもの。



//////////
http://www.youtube.com/watch?v=HMqY1L7VhRU

松紳でクスリの話をしてます。こんなんテレビで出来るんだ。すげぇなおい。普通にびっくりした。そいでマジで、親身な話をしてますね。クスリ、ダメゼッタイ。っていうのじゃなくて。あんな最低なポスター見たことないですよね、全否定かい。悪いことする奴全否定したら、全反発ですよ。全否定で素直に受け取る奴って、死んでますからね。黒人、ダメゼッタイ、ユダヤ人ダメゼッタイと同じレベルの話だぜそれって、っていうのに気がついてないんですよね、あぁいうのを書く奴って。


 松紳ってなんでI、同時代に一度も見たことなかったんだろ?やってなかったのかな・・・、いっっっっかいも、本放送を見たことない。結構最近なのに?一体なぜ?まっつんのテレビだったらまずチェックするのにな


 完全にただのラジオですけどねw ラジオをテレビで流してるだけ。


 そいで放送してる時代が放送室の時代とかぶってて、話の内容もかぶってるので、あぁたかっちゃんか紳助かで同じ話がどう転ぶのかっていう、比較ができて面白いなぁ・・・。本当に紳助には最後の面白いテレビ番組だったんだなぁ・・・・・感慨ぶかし。




2013年9月29日日曜日

monty python live at hollywood bowl 1982

PYTHONの舞台です。

 PYTHONが板ではどういう風になるんだろうという。

オールスターキャストっていうか、まぁPYTHON勢ぞろいですが、ギリアムが板についているのが、珍しいですけど、スケッチ(台本)も、おなじみのものを取り揃えていて、知ってるヒトにはすぐわかる笑いやすい構成となっていて、ロックミュージシャンのコンサートと同じですね。


 
何よりも、やっぱPYTHONのネタは、客への要求レベルが圧倒的に高いですよね、ハイデガー、ジャスパー、ベルグソンを読んでることを前提にしたギャグなんて、ありえないもんw

 よくごっつと比較されますが(勝手にしてるだけかもしんないけれど)、パイソンのほうがやっぱインテリ向けのネタで、ごっつはワーキングクラスのネタですよね。ごっつはしかもブレーンはほぼ松本人志とそのアシスタント高須光聖の二人だけですから、ネタを書けるやつが何人もいるパイソンのほうが、ネタとしての幅が広いし、ギリアムのアニメーションも抜群に冴えてるわけで、天才1人に対して天才6人では分が悪いところがあります。


 音楽もできるから歌ネタも使えるしな・・・



 よってI的にはやっぱパイソンのほうが、一枚上なのかなって気がしますね、残念ながら。そして英語ってことで、理解出来る層が圧倒的に広いし。(このコンサートだって、イギリスからアメリカへの遠征ライブなわけで、日本語では絶対それは出来ないですしね)、市場が広いからえぐいネタでも通るわけで。

 そいてやっぱパイソンのほうがセンパイだってのも、パイソン評価が高い理由になるでしょうね、やっぱはじめにやったやつのほうが点数高いものなぁ・・テレビでこんな面白いことできるよっていうフォーマットを作ったわけですから。




 たぶんフライングサーカスだったと思うけど、裸のオンナの集団が男を追っかけるなんてネタは日本ではまったく無理ですからね。この時代の検閲の緩さもパイソン有利です。


 でもトークっていう部分では、パイソンはあんましトーク力ではないので、トークではまっつん圧勝でしょうね。フリースタイルっつーのか即興演劇。ガキトークみたいな、スタイルは、それまで無かった笑いですよね。


 笑ってはいけないシリーズとかが、中国、英語圏でもサブタイトル付きで人気がありますし。あぁいう企画物の笑いってのでもまっつんが勝ったと思います。

 
 しかれども、作り込みのスケッチ(コント)、長編ではやっぱ1人で全部やるのはキツイですよね・・・パイソンは完成笑いの作りこみ笑いで、やっぱまっつんは無手勝流の即興笑いなんでしょう。



 というわけでまっつんの、新作がもうすぐ公開ですねw


 PRしておきましょう、来週の土曜だっけ?



 まっつんの不幸はやっぱ天才二人だったってことですよね、5人くらいのチームであったら・・・・もっともっと色々出来るのに・・・



 笑いってのはやっぱチームプレーであって、天才1人では難しいのですね、ふつーのドラマの映画監督なら天才1人でもやりようがあるけど。まぁそれでも俳優がタレント不足では辛いとこもある・・・







RSS #24 and NOTE fot part 6 henry 6

http://youtu.be/cgKmnukN4Lk




//////////////////////////////
 第六回
SCENE IV. Orleans.
 オーレォン(フランス語だとこういう発音らしい)

[Enter, on the walls, a Master Gunner and his Boy.]
 門のところへマスターガンナーとそのガキが登場

MASTER GUNNER.
Sirrah, thou know'st how Orleans is besieged,
And how the English have the suburbs won.
 シー!THOUは知ってるだろうOrがどうやって包囲されて、Enが郊外で勝利したかを

BOY.
Father, I know; and oft(=often) have shot at them,
Howe'er unfortunate I miss'd my aim.
 Fa、知ってるよ、だからいくらかお見舞いしたんだ、残念ながら狙いは外れたけどね

MASTER GUNNER.
But now thou shalt not. Be thou ruled by me:
 だが今はTHOUはそうじゃない、Meが司令をするからな
Chief master-gunner am I of this town;
Something I must do to procure(獲得する) me grace.
 この街のMagとしてその栄誉を得るために何かせねばな
The prince's espials(監視) have informed me
How the English, in the suburbs close intrench'd,
 Prのスパイが知らせてくれた、Enがどうやって郊外を塹壕としているかを
Wont(ウォーント 常に~~する) through a secret grate(格子) of iron bars
In yonder(向こうの) tower to overpeer(上から望む) the city,
 鉄格子から向こうの塔に向けて街を監視しているらしい
And thence discover how with most advantage
They may vex us with shot or with assault.
 そうしてどのようにすれば最も効率的に砲撃とアサルトで被害を与えられるかをみつけるってわけだな
To intercept this inconvenience,
A piece of ordnance(大砲) 'gainst it I have placed;
 その不都合を阻止するために、Iはある大砲を備え付けた
And even these three days have I watch'd,
If I could see them.
 そして3日も観察した、どうにかThemが見えないかとな
Now do thou watch, for I can stay no longer.
If thou spy'st any, run and bring me word;
And thou shalt find me at the governor's.
 でも今からはTHOUが見張りにつけ、Iはもうここにはいられないから、何か見たら走ってIに伝えろ、ガバナーのところにIはいるだろうから

[Exit.]

BOY.
Father, I warrant you; take you no care;
I'll never trouble you, if I may spy them.
 Fa、保証するよ、手間は取らせない、邪魔はしない、もしIが見張りにつくならね

[Exit.]

[Enter, on the turrets(小塔), the Lords Salisbury and Talbot,
Sir William Glansdale, Sir Thomas Gargrave, and others.]
 タレットの上に、L-Sl、Tal、Si-WG、Si-TGその他が登場

SALISBURY.
Talbot, my life, my joy, again return'd!
How wert thou handled being prisoner?
タルボット、Iの人生、喜びよ、また舞い戻ったか。捕虜としてどういう扱いを受けたんだ?
Or by what means got'st thou to be releas'd?
Discourse, I prithee(願わくば), on this turret's top.
  そしてどういうわけで釈放されたんだ、説明してくれ(ディスクールしてくれ)、たのむから、このタレットの上で

TALBOT.
The Duke of Bedford had a prisoner
Call'd the brave Lord Ponton de Santrailles;
 DuBが、勇敢なLo P d Sというやつを捕虜にしていたのです
For him was I exchanged and ransomed.
 彼と捕虜交換されたというわけです
But with a baser man of arms by far
Once in contempt they would have barter'd me:
 もっとひどく下賎なものと、Iに軽蔑をもって交換しようとしたのだけれど
Which I disdaining(軽蔑して) scorn'd, and craved death
Rather than I would be so vile(下賎な)-esteem'd.
 そんなものは軽蔑して無視して、むしろ死を願いました、そんなことでIの自尊心を穢されるくらいなら
In fine(インファイニ ラテン語=要するには、罰金で、ではない), redeem'd(買い戻す、償還する) I was as I desired.
 最終的には、Iの望む形で、償還は行われました
But, O! the treacherous Fastolfe wounds my heart,
Whom with my bare fists I would execute,
If I now had him brought into my power.
 だけど、クソ!あの裏切りのファストルフめ、胸がむかむかする。ステゴロでぶちのめしてやるぞ、もしIの指揮下に戻ったなら・・

SALISBURY.
Yet tell'st thou not how thou wert entertain'd.
 ねぇまだTHOUはどういう風に楽しませてもらった(茶化してるのです)のか言わないじゃないか

TALBOT.
With scoffs and scorns and contumelious(無礼な) taunts.
 罵詈雑言と無礼な振る舞いによってです
In open market-place produced they me,
To be a public spectacle to all:
 広い場所にIをつれていきました、公衆の晒し者にするためにね
Here, said they, is the terror of the French,
The scarecrow that affrights(恐れさせる) our children so.
 やつらはいいましたね、これがフランスの恐怖で、子供をビビらせる、カカシ様だってね
Then broke I from the officers that led me,
And with my nails digg'd stones out of the ground
To hurl(放り投げる) at the beholders of my shame;
 そこでIはOfから逃げ出して、自分の爪で地面から石をつかんで、Iを辱めるやつらに投げつけました
My grisly(ぞっとする) countenance(顔つき) made others fly;
None durst come near for fear of sudden death.
 Iのぞっとするような顔つきをみて、ヤツラは散り散りになりました、誰も即死を怖がって寄ってきませんでした
In iron walls they deem'd me not secure;
So great fear of my name 'mongst them was spread
鉄のカベでさえも安全ではないように思えたのでしょう、Iの名のすごい恐怖がヤツラの中に広がっていきました
That they supposed I could rend(引きちぎる) bars of steel,
And spurn in pieces posts of adamant(壊れないもの):
 THEYはIが鉄柵を引きちぎりどんな固いものでも粉々にすると思ったのです 
 
Wherefore a guard of chosen shot I had,
That walk'd about me every minute while;
And if I did but stir out of my bed,
Ready they were to shoot me to the heart.
 そこで狙撃隊がIの守りにつきまして、一分間ごとに見張りをするようになりました、ちょっとベッドからもぞもぞと動くだけで、Iの心臓を撃ち抜こうとしてね

[Enter the Boy with a linstock(導火線).]
 (オーレオンの)ガキが導火線を持って登場

SALISBURY.
I grieve to hear what torments you endured,
But we will be revenged sufficiently.
 IはUが受けた責め苦を聞いて煩悶するが、そのリベンジは十分なされるだろう
Now it is supper-time in Orleans:
Here, through this grate, I count each one,
And view the Frenchmen how they fortify(要塞化する):
 オーレオンでは今は食事の時間だ、ほらこの大砲を通して1人づつ確認できるくらいだ、そしてFrがどのように要塞をこしらえているかも見ることができる
Let us look in; the sight will much delight thee.
Sir Thomas Gargrave and Sir William Glansdale,
Let me have your express opinions
Where is best place to make our battery(砲列隊) next.
 見てくれ、この長めはTHEEを喜ばせるだろう、STG、SWG、意見を聞かせてくれ、どこが砲撃を加えるには最良の場所だろうか。

GARGRAVE.
I think, at the north gate; for there stand lords.
北門が良いでしょう、ロードたちがいるから 

GLANSDALE.
And I, here, at the bulwark(土塁) of the bridge.
 Iは橋の土塁です

TALBOT.
For aught I see(よくはわからないが), this city must be famish'd,
Or with light skirmishes enfeebled(衰弱させる).
 たぶんこの街は餓死寸前だし、小さな小競り合いで衰弱している

[Here they shoot. Salisbury and Gargrave fall.]
 ここで砲撃(さきほどの導火線をもった少年が) SaとGaは倒れる

SALISBURY.
O Lord, have mercy on us, wretched sinners!
 ロードよ、慈悲をたれ給え、あのクソ罪人め!

GARGRAVE.
O Lord, have mercy on me, woful man!
ロードよ、助けてくれ、この敬虔なIを!

TALBOT.
What chance is this that suddenly hath cross'd us?
 これはどういう機会だっていうんだ、いきなり砲撃なんて
Speak, Salisbury: at least, if thou canst speak:
How farest thou, mirror of all martial men?
 Saなんとかいってくれ、しゃべれるなら。THOUは戦う男たちの鏡のように誠意のあるヒトだったぞ
One of thy eyes and thy cheek's side struck off!
Accursed tower! accursed fatal hand
That hath contrived this woful tragedy!
 片目と頬が吹き飛ばされてしまってるじゃないか!!呪われたタワーだ、呪われた運命の手が、こんなひどい悲劇を引き起こすとは!
In thirteen battles Salisbury o'ercame;
Henry the Fifth he first train'd to the wars;
 13もの戦争を闘いぬいたSa、ヘンリーⅤが最初に戦の手ほどきをうけた男
Whilst any trump did sound, or drum struck up,
His sword did ne'er leave striking in the field.
 どんなトランペットや太鼓の音を聞いての彼のソードは戦場にこだまするのをやめなかった
Yet liv'st thou, Salisbury? though thy speech doth fail,
One eye thou hast, to look to heaven for grace:
 まだ生きてるかSa?話す力を失っても、残された1つの瞳で、天の美しさを見ろ
The sun with one eye vieweth all the world.
 太陽もまた1つの瞳で世界をくまなく見ている
Heaven, be thou gracious to none alive,
If Salisbury wants mercy at thy hands!
 天よ生きてるものすべての栄誉を与えないでもいい、Saの手に恵みを与えてくれ
Bear hence his body; I will help to bury it,
 彼のカラダをオレが持って埋葬する手助けをしよう
Sir Thomas Gargrave, hast thou any life?
Speak unto Talbot; nay, look up to him.
STG THOUも息はあるか?タルボットに話してくれ、イヤただ見てくれるだけでいい
Salisbury, cheer thy spirit with this comfort,
Thou shalt not die whiles--
 Sa、魂を奮い起こしてくれ、THOUはまだ死なな・・・
He beckons with his hand and smiles on me,
As who should say 'When I am dead and gone,
Remember to avenge me on the French.'
 彼は片手をあげて微笑みかけているじゃないか、そしてこう言うんだろう。もしIが死んでいなくなっても、Frに復讐するのだけは覚えていてくれ
Plantagenet, I will; and like thee, Nero,
Play on the lute, beholding the towns burn;
Wretched shall France be only in thy name.
 プランタジネット(Saはランスター公の四男?JOAN の息子で王家の血?)、おれはやるぞネロのように街が焼け落ちるのを見ながらリュートを奏でよう、THYの名をもってフランスよ呪われろ

[Here an alarum, and it thunders and lightens. ]
 突撃の音、そして雷鳴が轟く

What stir is this? what tumult's in the heavens?
Whence cometh this alarum and the noise?
 この地鳴りはなんだ、この天の轟は?この轟音とやかましさは何の前触れだ?

[Enter a Messenger.]

MESSENGER.
My lord, my lord, the French have gather'd head:
The Dauphin, with one Joan la Pucelle join'd,
A holy prophetess new risen up,
Is come with a great power to raise the siege.
ロードロード!Frが固まって兵をあげました。Daはジョアンラプセルが加わりました、新参の聖なる預言者です、ものすごい力で包囲を突破します

[Here SALISBURY lifteth himself up and groans.]
 ここでSaは頭を上げて苦悶する

TALBOT.
Hear, hear how dying Salisbury doth groan!
 聴いたか!聴いたか!死にゆくSaの嘆きが
It irks his heart he cannot be revenged.
 復讐できないことが彼のこころをかきむしったのだ
Frenchmen, I 'll be a Salisbury to you:
Pucelle or puzzel, dolphin or dogfish(小型のサメ),
 Fr、IがUのSaとなるぞ、プセルだか、パズルだかドルフィンだかドッグフィッシュだか知らないが!(ダジャレ)
Your hearts I 'll stamp out with my horse's heels,
And make a quagmire(沼地) of your mingled brains.
 Uの心臓をIの馬の蹄で潰しだしてやる、腐った脳髄をぶちまけてやる
Convey me Salisbury into his tent,
And then we 'll try what these dastard Frenchmen dare.
 Saの陣営へとIを導け、そのあとで、あのクソッタレフレンチが何が出来るのか試してやる

[Alarum. Exeunt.]
 アララム、退場。





SCENE V. The same.
 シーン5 同場(オーレオン)

[Here an alarum again:  and Talbot pursueth the
Dauphin, and driveth him:  then enter Joan La Pucelle,
driving Englishmen before her, and exit after them:
then re-enter Talbot.]
 アララムがもう一度、タルボットはDaを追いたてる、そこへプセルが登場、Enを追い立てて退場、またタルボットが登場

TALBOT.
Where is my strength, my valor, and my force?
Our English troops retire, I cannot stay them:
A woman clad(=clothed) in armour chaseth them.
 Iの力は、勇気は、軍勢はどこへいったんだ、Enの軍隊は撤退していく、Iはとどまることができない、武装したオンナに追い立てられている

[Re-enter La Pucelle.]
 プセル再登場

Here, here she comes. I 'll have a bout with thee;
Devil or devil's dam(メス親), I 'll conjure thee:
 来たぞ、Cが。THEEと決闘する。悪魔か悪魔のメス親か、その呪いを暴く
Blood will I draw on thee, thou art a witch,
And straightway give thy soul to him thou servest.
 血を引きずり出してやるぞ魔女め(魔女の魔力はその血にあるという伝説)、そしてTHOUが従うべきものへその魂を送り込んでやる

PUCELLE.
Come, come, 'tis only I that must disgrace thee.
 こいこい、IだけがTHEEに土を踏ませるものだぞ

[Here they fight.]
戦い






TALBOT.
Heavens, can you suffer hell so to prevail?
 天よどうして地獄が栄えるのを許しておける
My breast I 'll burst with straining of my courage,
And from my shoulders crack my arms asunder,
But I will chastise(穢を取り除く) this high-minded strumpet(売春婦).
Iの胸がIの勇気で爆発しても、腕が肩から引きちぎれようとも、この高慢ちきの売春婦という汚れを(この世から)取り除いてやる

[They fight again.]
再戦

PUCELLE.
Talbot, farewell; thy hour is not yet come:
I must go victual Orleans forthwith.
 タルボットよ、お別れだ、THYのの命数はまだ残ってる、オーレオンに勝利をもたらすために行かなくては

[A short alarum:  then enter the town with soldiers.]
 短いアララム、街へ兵隊が入り込む

O'ertake me, if thou canst; I scorn thy strength.
出来るものなら追ってこいIはオマエの力など屁にも思っていない
Go, go, cheer up thy hungry-starved men;
Help Salisbury to make his testament:
This day is ours, as many more shall be.
 ゆけゆけ、THYの飢餓軍団を励ましにいけ、Sawo助けて遺言を書かせてやれ、今日という日はワレワレのものだ、そしてこれからも多くの日がそうなるだろう

[Exit.]

TALBOT.
My thoughts are whirled like a potter's wheel;
I know not where I am, nor what I do;
 考えがろくろのように回ってるぞ、どこにいるのかも何をしているのかもわからん
A witch, by fear, not force, like Hannibal,
Drives back our troops and conquers as she lists.
 魔女め!力ではなく恐怖を利用した、ハンニバルのように、Cが言ったようにワレワレの軍隊を撤退させ勝利を収めた
So bees with smoke and doves with noisome stench(悪臭)
Are from their hives and houses driven away.
 ハチやハトが煙や悪臭で彼らの家や巣からいぶし出されるように
They call'd us for our fierceness English dogs;
Now, like to whelps(いぬっころ), we crying run away.
 Enの猛犬と歌われたUsが、今では狆ころのように泣いて逃げ出している

[A short alarum.]

Hark(聞け), countrymen!  either renew the fight,
Or tear the lions out of England's coat;
Renounce(断念する) your soil, give sheep in lions' stead:
 聞け国のものよ、新たな戦いを始めろ、そうでなければEnの紋章からライオンを引きちぎれ、土壌を捨てろ!そしてライオンの代わりに羊でもつけろ
Sheep run not half so treacherous from the wolf,
Or horse or oxen from the leopard,
As you fly from your oft-subdued slaves.
 羊でさえオオカミからその半分も逃げ出しはしないぞ、馬や牛だってヒョウからそれだけ逃げはしない、Uが、いつも奴隷としていたものたちから逃げるよりは

[Alarum. Here another skirmish.]
 アララムまた小競り合い




It will not be:  retire into your trenches:
 もうここまでか、塹壕へ引き上げろ
You all consented unto Salisbury's death,
For none would strike a stroke in his revenge.
 UはすべてSaの死の共犯だ、誰もHEの復讐のために剣を打ち下ろそうとしない
Pucelle is ent'red into Orleans,
In spite of us or aught that we could do.
 プセルはオーレオンに入った、ワレワレがそうするべきであったのに
O, would I were to die with Salisbury!
The shame hereof will make me hide my head.
 くそっSaと共にしていればよかった、こんな恥辱ではこれから顔を隠して生きねばならん・・

[Exit Talbot. Alarum; retreat; flourish.]
 タルボット退場、アララム。退却、ファンファーレ








SCENE VI. The Same.

[Enter, on the walls, La Pucelle, Charles,
Reignier, Alencon, and Soldiers.]
 城壁に、P、Ch、R、A 、兵士たち登場

PUCELLE.
Advance our waving colours on the walls;
 行って、城壁から、旗をなびかせろ
Rescued is Orleans from the English:
Thus Joan la Pucelle hath perform'd her word.
 オーレオンはイングランドから救われた、プセルは約束を果たしたぞ

CHARLES.
Divinest creature, Astraea's(ユピテルの娘、乙女座のコト、処女で無垢の象徴) daughter,How shall I honour thee for this success?
 最も神聖な生き物、アストライアーの娘よ、どのようにその名誉を称えればよい

Thy promises are like Adonis' (ギリシャの有名な美青年)gardens
 that one day bloom'd and fruitful were the next.
その約束、はアドニスの庭のようだ、ある日に花咲けば、次の日には実がなっている
France, triumph in thy glorious prophetess!
Recover'd is the town of Orleans.
More blessed hap did ne'er befall our state.
 フランス、勝利はその栄光ある預言者に、オーレオンは回復された。我が国家にこのような幸福は起こっただろうか

REIGNIER.
Why ring not out the bells aloud throughout the town?
 どうして街中に鐘を鳴り響かせないのですか
Dauphin, command the citizens make bonfires
And feast and banquet in the open streets,
To celebrate the joy that God hath given us.
 Dayo、市民に命じてかがり火をたかせて、祝祭と祭りを大通りでさせましょう、神がWeに喜びを与えたことを祝して

ALENCON.
All France will be replete with mirth(陽気さ) and joy,
When they shall hear how we have play'd the men.
フランス全土が陽気さと喜びに満ちるでしょう、Weがどのように男を演じたのかを聞けば

CHARLES.
'Tis Joan, not we, by whom the day is won;
For which I will divide my crown with her;
 これはジョアンのおかげだ、Iのせいではなく、今日という日の勝利は、よって、Iは王冠を彼女と分けたいと思う
And all the priests and friars(托鉢修道士) in my realm
Shall in procession(行列) sing her endless praise.
 プリーストとフライアーはIの国家にいるものは行列を組んでCに永遠の誉を歌わなければならん
A statelier pyrami(d)s to her I 'll rear(建立する 古英語)
Than Rhodope's(エジプトの王女らしい) of Memphis ever was;
 立派なピラミッドを建てる、メンフィスのロドペのものより
In memory of her when she is dead,
Her ashes, in an urn(骨壷) more precious
Than the rich-jewel'd coffer of Darius,
 Cが死んだときはそれを記念して、Cの灰は骨壷は、ダリウスの絢爛豪華なものよりも豪華なものとする
Transported shall be at high festivals
Before the kings and queens of France.
 大きな祝祭の時には運ばれるよう、フランスの王と王女のもとへ
No longer on Saint Denis(サンドニ、フランスの初代司教で守護聖人) will we cry,
But Joan la Pucelle shall be France's saint.
 サンドニに涙することはやめて、ジョアン・ラ・プセルがフランスのセイントとなる
Come in, and let us banquet royally
After this golden day of victory.
 さぁ王侯の祝いを始めよう、今日の黄金の勝利の後で

[Flourish. Exeunt.]
 ファンファーレ、退場。

2013年9月28日土曜日

黒澤明 どん底 1957

 さて、前回のレビューの続きです。

 黒澤が堕落と自殺を考えてたころの作品でして、どん底っていうテーマはまさにうってつけです。どん底というのは、ともかく貧乏人達の希望の無い日常を、描いた作品で、なんとシーンは1つだけ。ほかの飲み屋のシーンやらは何もなくただその、貧乏窟みたいなあばら屋と、その庭?のようなところだけで映画が作られている、ミニマルな映画です。
 演劇っぽいっていったらいいのか。


 そういうわけでも、役者のレベルが非常に問われる、役者中心の映画で、やっぱし、この時代の役者どもはスゲェとしかいいようがないですね。駿先生に言わせると、存在感、の違い。らしいですけど、まぁすげぇ。第一次大戦よりも前に生まれて、直に両方の大戦を体感してきたような、この世代には、何も言えないですね、人生経験が違いすぎる。あまりにも経験が無い、今のヒトには、圧倒的に経験が違いすぎる・・・


 どの役者でも今の役者では替えが利かないほどすごい。

 でも一番難しいのはでも山田五十鈴のお杉じゃないでしょうか、実は映画中唯一のヒールで、一番むっかしぃ。悪い奴ってのは一番難しい、道化はそれよりも難しいというのですけど、この映画では道化はむしろ愉快に演技出来る感じです。しかしヒールはむっかしい!!それを出来るのがすごい、特にこぉいう凄みのある女優ってのはいなくなった。みんなさっぱりと小奇麗で、素直でいい人なんでしょうけど、内容がない・・・

 それもやっぱ経験、の違いなんでしょうけど五十鈴さんは、超サラブレッドみたいですね、演劇界の娘で子供のころから日舞に舞台、お琴なんちゅう英才教育・・・、地味な鍛錬ってことですね。確かにこういう積み上げ型の女優かも。三船みたいな破壊型の演技じゃなくて・・・

 マクベス夫人もやってましたしね、大女優といえば、マクベス夫人みたいなとこがあって・・・





 そぉいう演劇少女みたいなものがすでに絶滅してるものね、大竹しのぶくらいが最後のそれじゃないですか。


 演劇論ばっかやってたって仕方ないのですが、この映画ってでも正直なところがあってAKの最後の名作だと思います。後は時間の無駄。
 監督自身の迷いとか絶望が、作品のそれと合わさって本当、があるから好きです。別にすべて自分の経験から導く必要はないけど、コアのところは、本当に自分の心から何かを出さないといけない。ただの嘘っぱちにならないように。



 終わり方も、良いです。反吐が出るハッピーエンドはしなかった監督ですけど、後期みたいなうんざりするお説教もない。ただなんか虚無感があるけど・・どういうわけか美しい。みたいな・・






 ともかく経験ですよね、経験が圧倒的に足りてない、現代、のニンゲンには。うんざりするほど、退屈で満たされてるから、経験がなんにもない・・・、どうやってそれを補っていくか・・・・。


 

Op9 making 108 /PEREAT making 2









 下2枚はPEREATのデザイン。

  設定としては、完全な続編ではないのですけど、結構つながってるっていう、バルザックの小説みたいな調子を考えています。劇団形式(俳優は同じでストーリー違いってこと)。10年後くらいか・・・。2032年頃ってわけですね。
 ユキとユズキの10年後のイメージボード。ユズキはロングにするとイメ―ジが全然ちゃうなぁ・・こぉいうヒトおるw ユキみたいなタイプはまぁ、現実世界でめぐり合うことはないなぁ。パンキッシュでモデル体型っていうの・・・だいたいブスですからねパンクスは。カワイクてモデル体型ってことで、ちやほやされるから、世間に対してメッセージを持たないからなんでしょうね。反発する意思が無い。


 そしてちょっとデザインはOP9よりもややリアル路線で行こうと思っています、目を小さく、丸くして、ハナをややディテールつける。


 それでも実写と比べると、目の大きさは二倍くらいだし、顔の輪郭は相当小顔にしないと変です。実写ってそれほど、普通は魅力に乏しいのですよね。ブスが99%ですから。現実、が美的に優れている、ってことは無い。ものによります、いいデザインの実物もあるし、実物はしょうもないものも多い。基本的に現実世界は彩度が低くて、ハイライトの飛びが多い。

 thats how we  looking at the world....

2013年9月27日金曜日

黒澤明 赤ひげ /どん底  シモーヌ・ヴェイユ   21世紀の逆行

 黒澤はどっからダメになっちまったのか?っていうのを考えると、やっぱ1958年の隠し砦からなんでしょうね、エンターテイメント黒澤になってしまった。
 会社を干されて。
 
 それでも赤ひげはちょっとは良かった記憶があったので見返してみたけどやっぱり駄作ですね。ヒューマニズムなのかなんなのか、なんか、ぬるいっていうか、気持ち悪いっていうか・・・


 こうやって好きなヒトが堕落していくのって、耐えられないですよね。キライな奴がキライなままでいるのは別にどうでもいいしダメージも無い。

 けど自分が好きな人がボロボロになっていくのは耐えられない。EVAのTV版ではアスカがそういう役目で、かなり良く出来てたけど、大不評だったらしくてw そういう演出は封印されましたね。


 シモーヌ・ヴェイユという思想家、が実は今密かなブームというか、小さな盛り上がりを見せてる人物だと思います。ここ最近出版も続いてるし。


 インテリの間では、現代の状況が、シモーヌ的だっていう気がする、ポストモダンだとか構造、構築主義なんていう、カフェでの暇つぶしみたいな思想が廃れて、正義、や政治が切実なものになる、つまり、行動。  革命かファシズムか、二択だけど選択肢が無い。ひたすら無力。


 ヴェイユはなんと、最終的にはキリスト教化するという、最悪中の最悪の逆行、をして、カミサマを待っている。みたいなコトをいうところまで行ってしまいました。それはあんなにカワイクて、あんなに生命力にあふれていた、若き女性革命家が、最後には神に祈って、神父様にひれ伏してるっていうこの構図は。まさに観るに耐えない。あのガリガリのアスカよりも、もっと理論的で、現実的で、グサッとくる、吐き気を催すシーンです。



 そういう逆行、というか、裏切りというか・・廃人化のプロセスってものを、Iたちは何度も見ていて、やっぱりドストエフスキーの正教化、最終的にはアリョーシャをキリストに仕立てあげてしまったみたいな、カラマーゾフでの裏切りは・・・やっぱ見るに耐えないものですね。



 黒澤の逆行は、やっぱり蜘蛛の巣、そして隠し砦からなんだと思いますよ、それって、えっ?それがイヤだって言ってたんじゃないの?それがイヤだって、やっと戦争が終わって、自由な映画作りが出来る、客や国家に媚びるだけの、映画じゃなくて、本当に良い映画を作りたい、っていう、あの・・・よしこれから廃墟の東京から頑張ろう、っていう、ものを裏切って、金儲け主義のエンタメ映画を作り始めましたからね。もちろん世間はバカですから、バカっていうかカネが好きですから、隠し砦はすごい、三十郎、用心棒・・は・・・・、みたいなこと言います。 



 けどクズですねあんな映画、繰り返しじゃん、またもう何一つ学ばなかったなこいつらって感じ。まったくの廃人です。死ねばよかったのに。あんな駄作ばっかり作るくらいなら。晩節を汚す・・・日本人は平和ボケ、だとか言うのなら、日本人は1958年にはもう戦争のことなんて何一つ忘れましたよ。ニンゲンが戦争から堕落するのには15年しかかからないってことです。


 ひどいコトバを並べ立てるのは、本当にショックだからです、見るのもヤダ。



 そういうわけではどん底、は、逆行の黒澤と、誠実な黒澤の中間点みたいな映画で。ぞわぞわするとこがあります、おそろしくカネがかかってないし。まったく絶望しきっている、希望が無いということになれすぎてる、ヒトラーが政権を握ったあとのヴェイユみたいに、口先ではまだ気焔をはいていても、内側は完全に死んでるんです。本人自身が自分の言ってることを信じられない。


 実はそういうまったく絶望しきったニンゲンが、自分のようにまったく虚無的な美辞麗句のキレイ事を言うんです、不思議だけどそうなんですね。考えるのをやめて、夢を見てる、カミサマを待ち望んでるんです。まったくの虚無・・・・


 ヒューマニズムという、人類に対する信仰は、最悪の逆行です、ルネサンスまで戻る気か?もう考えることをやめて?

2013年9月26日木曜日

Re-activate pixiv 公開 / 縮小専門

Re-activate | summer sky [pixiv] http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=38759109





 この作品を夢に見て、自分で読みたくなったので公開w


 ほんとは画像縮小ソフトのおかげで一括ダウンサイズ出来たから。


 縮小専門なるフリーソフトのメーカー、ありがたし。

2013年9月25日水曜日

Op9 making 107  ジャンヌ・ダルク







 これで17話は終わりと。

 一番下はラジオ用のカバー二枚目です。



 どういうわけか、ジャンヌ・ダルクを狙ったわけでもなくフィーチャーしてますね、最近。

 別にIはオンナキャラにこだわってるわけでもなく、ただ単に、違和感があるほうがいいなと思って科学者やら、アスリートでもオンナキャラにしてるわけですけど。ジャンヌっていうのは、女版キリストっていうか、すごい主題としては完成されてますよね、いまいち東洋では馴染みが薄いけど、オンナのヒーローと言って、ぱっと思いつくのは、やっぱジャンヌなんじゃないですか、西洋では。


 日本人はナウシカ、とか言うかもしんないけど・・・。太宰が何か書いてましたね、日本の歴史には強い主体性を持ったオンナというのはあまりいないなぁ・・才女というと紫式部やら清少納言みたいに、なよなよしたインテリ・・・



 ジャンヌはでもイエスとは違って攻撃的で、誇り高いって感じですか。よく書かれるように純粋無垢で弱々しいように描かれるのは納得いかないですよね、そんな奴は馬にのって闘ったりしないだろうと。シェイクスはもちろんイングランド作家ですから、ジャンヌは悪役として描くし・・・

 個人的に金髪じゃないと許せない、あとイメージカラーはこのTEAL色ですよね、なんの歴史的考証もなく(本当はブルーです)、ジャンヌは金髪とTEALのアクセントカラーです・・・



 このいわゆる、エメラルドブルー、ターコイズブルー、ティールって、こうやって書いてわかるように、この色って東洋に存在しない配色なんですよね、コトバ自体が無い。歴史的に東洋にはこの色使いは存在しないんです。たぶん顔料が無いのだと思いますが。そういうのって不思議ですな、この色は自然界には殆ど無い。
 
 Iは個人的のこの色がすごい好きです・・はっきりしないところがいいんですよね、純潔の白、海と空のきれいな青、植物の緑、っていう風に。迷いがあるところが。


 ジャンヌは19で死んだけれど、Iはただの神がかりのキチガイだったとは思えないですね、そんなんで本当には兵隊はついてこないもの、宗教戦争でなんかそこが強調されてるだけで。なんというか、オーラがあって、けど明るくて、決然としてて、時にはユーモアも言ってみたりするようなヒトだったと思います、というか指揮官って、そぉいうタイプじゃないと無理だと思う。ムスッとした奴とか、優しすぎるやつとか、純粋無垢な奴とかには無理でしょう。




 ドレイヤーの映画は良く出来てるけど、教育を受けてないジャンヌがあんな宗教的だとは思えませんね、ちょこっとかじったくらいでしょう。


 まぁともかく難しいですね、だからこそみんなジャンヌを描くのでしょうね、難しいから楽しい・・・

世界戦争宣言 PFLP 1971 / 松本紳助

http://ubu.com/film/adachi_red.html

というプロパガンダ映画が見れます。

 DVDも発売されてるんですね!びっくりしましたね、どこが配給してるのだろうか?

 だいたい日本のマスメディアのタブーというと

 創価学会批判

オウム 

赤軍

岸信介派

 らへん。ですけど、学会批判をすると必ずテレビから干される。オウムはすでに下火なので好き放題言える、赤軍は、いわばスケープゴート、岸信介派はいまや政権についていると。


 
 他人のレヴューを見ると、つまんない、今の青年にはわからない。意味がわかんない。という低評価の嵐です。

 プロパガンタ映画に面白みを求めてどうするって話ですけどね、でもがっつり一から理論を説明しても、理解できるのは0%でしょう。だからスローガンの連呼になる、バカにもわかるように。
 
 ドキュメントとして興味があるヒトには面白いと思います。

 Iみたいな、ゲージュツカ、はやっぱ頭がイカれてますから、こういう闘争、をなんだろう・・・表現の1つのスタイルだなと思う、戦争っていう、表現はやっぱ命がかかっていることもあって、やっぱり・・・表現力がありますよね。

 この監督である足立正生、は実際赤軍に加わって監督をやめて、最近また復活してまだ生きてるみたいです、若松孝二というプロデューサーも、反骨の映画化として、まだ生きてるらしいし、結構有名なようです、Iは日本の50年代以降の映画はほぼ見てないのでなんとも言えませんが。


 
 現代の青年にとっては面白くないだろう、というレビューがちょっとIにはひっかかったのです。なんでだろう?

推論。

 たぶん現代の青年、には正義感が無いのでしょう。希望も無ければ、未来観も希望も無い。ただ死ぬまではどうにかなんとか安穏に暮らしたい。あるいは、資本主義的なオカネになる夢を与えられてる、やれお笑い芸人になりたいとか、スポーツ選手になりたい、アイドルになりたい。


 人類の生活やミライ、世界なんてどうでもいいんです、自分が成功してお金持ちになり、夢を叶える。それが生きる道なんでしょう。若者ではない老人はどうなのかというと、こちらも、もう未来や世界なんてどうでもいいのでしょう。気になるのは年金が死ぬまでもってくれということだけです。

 そういうわけで正義、というものを教えようとするニンゲンが親にもメディアにも、どこにもないし。
要約すると


 世界平和が、Iにとって一体何の利益があるの?

ってことなんでしょうね。


 世界平和、が日本にとって利益があるのか?


 なんでしょう。まさしく、完全にアメリカ化されたわけです。


 それが間違いだとも言えないです、個人的に。絶対の正義なんて無いし、無神論者であるなら、自分の利益以外に何の価値観も無いのが当然だものね。


 こんな世界革命で弱者の権利を、なんてのは、まっっったく面白くないでしょう。弱者の権利が守られたら、Iたちの生活は貧しくなるのじゃないか?だったらごめんだね。狂ってるよそんなことは。なんでわざわざ自分たちの不利益になることをするんだ。イヤイヤ。




 だったら逆に何が面白いのかというに、タダで快楽を得られるもの、カネの儲かるコトでしょうね。現代の青年が一番好むイベントは、弱者を酷使してカネを巻き上げられるイベントでしょう。資本家になりたい、自分が、資本家になりたい。





 けどほんとにそれは楽しいのですかね?


//////////////////

http://www.youtube.com/user/onsk1101/videos



 松本紳助を見ています・・


まっつんの笑いは、ライブの笑い。スポーツの笑い、アスリートの笑い。相手の出方で打ち方を変えたり、変わっていく、瞬発力の笑い。落語や映画の笑いはゲージュツの笑い、作りこんだ彫刻の笑い。やっぱアスリートとしての瞬発力と筋力が求められる笑いは、寿命が短い・・・落語は老人になってからが正念場だけど、アスリートは30代までですね・・・・


 Iは紳助がなんか、好きじゃないのですけど、Iが個人的に嫌いなだけで、やっぱ実力はあって、まっつんとタイマンで組手が決まるのは、浜ちょんと紳助くらいしかいないんですよね。今は引退したからハマちょんだけか。

 別に暴力団と絡んでても、なんでもいいですけどね、そぉいうスキャンダルがイヤなわけじゃない、むしろそういうちょっと怖いくらいでも、面白いからいいじゃんっていう、のが芸人ってものだと思うんですが。
 まぁしかしカネにキタナイヒトはIは嫌いなんですけどw あとオンナとカネの話が多すぎ。もっとなんか・・・フツーのコト話して欲しいですね。セックスの話はいいけどオンナの話はおもんない・・・



 でも先輩後輩っていう関係があるから、いまいちですよね、タメだったらもっとがっつりトークが効くのに。吉本ってそういうとこがまぁ・・・プロコンですけど・・もったいないなと思ったりしますね、実力とキャリアはほとんど関係ないもの。
 ガキやそれ以前を観ても、浜ちょんは変わってるけどまっつんはずっと同じです、始めっから同じ。何も変えてない。変える必要もなかったってわけですけど。だから30年前の番組でも見れるわけです・・・


2013年9月24日火曜日

1928 Carl Theodor Dreyer The Passion of Joan of Arc

 1928年! 


 映画の初期黄金期の超名作なんですけど、恐ろしくよく出来ています。映画が誕生して30年ほどで、ここまで映画はいってしまったのかよ、って感じの出来ですね。
 カットの切り方が斬新で、超クローズアップ、フェイスアップとでもいったらよいのでしょうか、顔のカットの切り替えだけでつないでいって、まったく空間が存在しない。それがすごい観念的というか、ある意味で、マンガ、と同じフレームの切り方ですね、マンガは顔のCUだけで出来てる、顔マンガが多い。
 こんなに空間の無い、実写映画はこれだけです。

 無声映画は現代人にとって観るのはほとんど苦痛でしかないのですけど、本当に価値あるものはそこに潜んでいるんでしょう・・・。というか昔のニンゲンは真面目に生きてるよなぁとつくづく思いますね、特に戦前、戦間期のニンゲンは。すごいなぁ、と思う。残された時間にかける熱量っていうか圧が、現代のそれとは違うんです、やっぱり命は短い、というのをリアルに感じ取った世代ですからね。戦争は恐ろしかった、なんてガタガタ抜かしてる年寄りとは違って、本当にその時を生きてるニンゲンのコトバを、表現を見たい。もっと昔の映画を観るべきですね・・・
 これこそが最高の映画だ、という映画好きは多いようです。

ある意味卑怯なんですけどね、主題じゃん。どんな物語でも主人公が死刑にされる、死刑ものというジャンルは、キリスト伝説以来の・・・一番重たいテーマです。ましてやそれが純真無垢な少女が死刑にされる映画なんて、歴史物として許されるけど舞台を現代にしたら、えぐすぎる映画です・・・キチガイ扱いされかねない。




 CTDに関してですけど、グリフィス、CTD、そしてIは嫌いですけどチャップリン、戦前の映画は完成してますよね。ラーズフォントリアーとか、その後のキリスト教的な重っ苦しい映画は全部CTDの焼き直しって気がするな、加わったのは退屈さだけで。


 80年前の作品なんだけど映画の著作権ってよくわかんねぇままにわざと放置されてて、永遠に著作権ギレにならないですね。
 うやむやにして著作権を手放さない、ディズニーの陰謀ですけど。

2013年9月23日月曜日

Op9 making 106 /ガキの使い 100~200








 ちょっとカレンの描き方が失敗してるっていうか、慣れてないので納得いかない・・・、まぁ描いていくうちにだんだんわかってくるものなので、今は放置です、後で直す。


 人数が多いカットはキツイぜ・・・・

 ギブリの野郎どもはよくやっております。気合=群衆カットっていうふうtにやたらめったら群衆カットを入れたがりますからね、スターリンは。もののけにしろ、魔女にしろ、困ったらモブシーンです。そして確かにモブシーンは、必要ではある・・・幅が出ますものね。


 そして最近の映画、アニメにしろ実写にしろ、モブシーン少ね~~~!予算の都合なんでしょうけど。


//////////////
http://i.youku.com/u/UNTY4MjEyNTYw/videos/order_1_view_1_page_2

 ガキの使いが200までほぼコンプリートされたようです、感謝感激!

 今の子供たちは、こうやってバブル時代の遺産を見るしかない、そうしないと感性が腐っていくから・・・。
 過去の遺産頼り。ルネサンスですね。
 

random review マルクス・エンゲルス 資本論 Ⅰ 1867~

*これと、自分用のノートをまとめるのに相当時間がかかってしまいました。ふぅ・・・、それでもやっぱこの本は聖書以来のベストセラーとしての価値がやはりあるんだろうなと思います・・・



 PREFACE
  
労働者(というか無資産者)のバイブルと呼ばれてる本ですが。実際バイブルのような分量を持っている強烈な本です。そして現代まで、1968年までは、唯一
 意味のある 本でした。無資産者にとっては。プロレタリにとっては。
 
 ヘーゲル的弁証法にもとづいていてわかりにくくて、難解、みたいなイメージが持たれているけど、難解なものなんて別に何もないし、ヘーゲル的弁証法、っていうのは、ようするには(無根拠な)自己正当化です。

 そして別にヘーゲル的弁証法には別に基づいていません。資本論についた語る人の99%は資本論なんて読んだこともない。というのは、共産主義者批判に言われますけれど、共産主義批判者ももちろん99%は読んでいません。資本論は、共産主義の本というよりは、資本主義、とその御用経済学を批判して共産主義的視座を得ようという、なんだろう、誘導的な本です。論理は決して難解ではありません、ただ、間違っているところがあるので、破綻しているというだけです。
 
 かなり大事なコトなのですが、資本論は未完です。マルクス自身が書けたのは1巻とその改訂版だけで、二巻以降はノートの羅列をエンゲルスが一応読めるように整理はしたものの、結局よくわかんないものです。だからIは、資本論と呼べるのは、1巻だけだと思いますし、そして1巻だけで結構完結してるといえばしてると思われます。


 直線的に、マルクスが(科学的社会学)が何を間違ったか、というを指摘できます。

 社会、は科学、では分析出来るものではない。

 ってことです。社会科学なんてものは、存在出来ない。でもマルクスが悪いのではなくて、科学、ってものがなんなんだろう?ってのをきちんと考え出したのは20世紀からです、19世紀には科学、はなんとなく数値、と事実に基づいたものであるだろう。っていうふうな、コトしか考えられていなかったと思います。そういうわけでは19世紀科学に基づいた社会主義、ってことなら確かにこれは19世紀中頃の科学に基づいた社会主義の本です。マルクスが法螺吹いてるわけではない。

 社会がどうして科学で分析出来ないか、というのは、これも至極簡単ですが、自然、のルール、物理法則は、カミサマが決めたのかは知らないけど、最初から決まっていて、公理として存在するから、それを分析することで、一般法則が導けるのですが。社会のルール、はニンゲンが決めてるので、それを分析しても、勝手に書き換えられてしまうので、結局、何も一般的なものは得られないということです。

 商品とはなにか、で資本論は幕をあけるのですけど、20世紀論理学では商品とは

 商品という名で呼ばれている概念としてニンゲンが決めたもの、です。

 一般的に、商品とはこれこれだ。こういうものだ、って分析はほとんど意味がない。ただ現代社会では商品というコトバは、こういうことを示している、というコトバの説明をしてるだけです。あるいは勝手にコトバに自分の概念を当てはめているだけです。
 そして全員が、商品、というコトバにたいして、完全に同じ概念を抱くことはまず不可能です。理解力が違うし、経験や感覚も違うから。
 コトバ、には限界があって、コトバ自体に一般性が無い。社会を科学で分析しようというのは最初の一歩から躓いています。



 けどそういうマルクス批判はどうでもよくて。
ほんとに大事なことは。

 なんで奴隷を殺してはいけないのか?

という理由が無いということではないでしょうか。マルクスはともかく労働者が悲惨に扱われている、奴隷であるということを繰り返して、直接的ではないけれどこれを是正しなければならないと考えています。マルクス、は目的があって学問をしているのです。
 それをプロパガンタ(つまり自分の主張したいことを伝えるための学問)だといって批判することも出来るけど、社会学、として何の目的もない社会学なんてものがあるのでしょうか、というか自然科学でさえも、目的の無い、学問ってのは無い。どんな学問だって、多かれ少なかれ何かのプロパガンタを含んでいる。数学だって、現実とは関連無い、純粋数学、さえも、ほんとは実世界への応用を考えている。(でなければみんな同じ記号を使う必要がない、誰にも伝わらない自分だけの記号を使えばいい)
 
 それでも現代の学問は目的、の無い客観的なものだという嘘をつきます。結果何の目的もない経済学があります。ミクロ、マクロ経済学と呼ばれているもの。すべては需要と供給で価格が決まるのだ。という教科書に乗っているあれです。
 で!?が何もない。ただそうやって経済は決まるのだ、という事実を示しておわりです。銀行がカネをばらまくと、金利はこう動く・・・
 で!?は何もない、ただこうしたらこうなるはずだ。ということが羅列してある、こうしよう、は何もない。
 ケインズでさえ、目的があります、失業を抑えるにはどうすればいいかというテーマが。ただ現在の経済学にはそれがない、ないのではなくて、無いという嘘をつくのです。

 でもそれはまったくおかしいということに気づくはずです。そうであるならば、完全独占が生産性が最大であるはずです。
 たった1人、の独占者が、すべてを独占して、すべてを完全に合理的に運用するように経済は動くはずです。つまり1人の資本家、に対してすべて奴隷、という状態が、生産性がMAXになるはずです。もし数式通りに経済がうごくならば。
 そしてその独占者は生産物をすべてそのまま破棄すればGDPはほぼ無制限に増殖するでしょう、すべて生産してそのまま捨てる。あるいは擬似的に売り買いしてループすれば売上を無限に出来る。

 まったく目的、の無い経済ではそれが可能です。目的論ではない、社会学、はそれほど馬鹿げてるものです。

 なんで全員奴隷にしてはいけないのだ?というマルクス経済学の批判もそうです。奴隷を殺せばいい。商品が売れなかったら殺せばいい。競争者を殺害すればいい。労働者が反発したらすべて殺せばいい。わざわざカネを出す必要もなく略奪すればいい。
 
 科学的、な分析は出来ない。科学、には価値論が無いから。ニンゲンを奴隷にしてはいけない、は価値論です。

 価値論はすべてトートロジーであり、価値論的公理は不可知である。
 
 20世紀初頭の論理学革命がそれを証明してくれました。そこから科学、というものがわかっていくわけです。 


 経済学には一般的なものなんて無いってことです、高齢者医療問題という問題を取り上げてもそうです。

 殺せば?

って思う人がいるはずです、生かしておく理由がない。ただのオマエの勝手な死生観だろう、死がそもそも悪いはずだっていう根拠もないし。労働者が悲惨で豚のように扱われていると、左派は言う。

 何がいけないんだ?

なんで豚のようにニンゲンを扱うのはいけないんだ?

 そういう主張をするニンゲンは実際にはいて、貴族や権力者達でしたが、今ではいないということになっているけど、憲法や法律が変わっただけではニンゲン自体が、変わるわけじゃない。けどそれがなぜいけないのか?これは価値論ですから理由は無いのです。なぜニンゲンを殺すのはいけないのか?とテレビで昔子供がオトナに尋ねたということです。
 
理由は無い。ただ人を殺したニンゲンを、牢屋にぶち込んで縛り首にするように国家も暴力によって復讐するようになっている、それはたった今そうなっているだけでこれからはわからない、あるいはキミが、国家よりも強力であるならば、人をどんどん殺しても何のリスクもない。
 これが誠実な回答じゃないですか?

 
   
 卵子と精子で人口培養して、労働家畜、としてニンゲンを牧場で育ててそれに働かせればいい。ニンゲンという名前がいやなら、ヒト型労働力、として。リモコン爆弾でも脳に埋め込んでおいて、反発したら脳みそずしゃあってことにすればいい。


 非常に、経済的、であるでしょう。なんでそれがいけないのか?




 以上が概括的なマルクス批判、というか 科学的、なんとかと名のつくすべてのエセ科学批判なんですが。

 蛇足ですけどそれでも唯一、科学的、でありうる社会学は、軍事力学でしょう。最後には最強の武力を持つ国が残る。これは非常に物理的な問題です。


 科学、である必要は無いわけです。マルクスが間違っていたからといって、マルクスの悪口を言ったってしょうがない。
 Iたちは生きてるんであって、マルクスの悪口を言ってる暇なんか無い、間違ってるとこはちゃんと訂正して、じゃあどうしていけばいいのか?もっといい生活をするにはどうすればいいのか、っていうコトを考えないといけないはずです。ほとんどのマルクス批判、というやつは上記みたいなただマルクスの間違いを指摘して終わりですけど。
 本当のマルクス批判はマルクスが一番言いたかったこと

 資本主義は改善されなければならない。

 ということを考えなきゃいけない。だってそれが上手くいってないというのは、どんなバカにだって明らかなはずでしょう。
 マルクスは2つの世界大戦の精確な預言者でありましたが(資本論は共産主義革命を暗示する本として書かれましたが、結果的には、世界大戦の必然を分析する本になりました)あれでも資本主義は成功であると信じてる奴には、もはやコトバが通用しない狂人と思うしかない。世界大戦が終わっても、資本主義は何一つ変わっていない。また同じことを繰り返すに決まっている。
もっと前向きな話をしよう、ただ文句を言うのではなくて代替案を出す、そうじゃないと話にならない、ただの悪口です、マルクス個人をけなしても仕方ない。資本主義がうまくいかせるにはどうすればいいんだってのを話そうよってことですね。

 マルクスの言ってること、に注釈をいれまくっても何も始まらないです。マルクス経済学は論理として破綻してます。それでも、マルクスの意思。労働者の為に何かをしないといけない、ってことに共感するヒトは多いのではないでしょうか。

 それとマルクス自身は、本当に誠意を持って本を書いています、嘘っぱちを書いたれと思って書いてない。それだけでもこの本は価値がある、誠意があるニンゲンの本なんて殆ど無い。値段がついて本屋で売られている本に、本当に他人の為を思って書かれた本なんて無い。無料で配れって話だから。

 そして西洋人が、ここまで徹底的に西洋文明を批判した本は初めてなんじゃないでしょうか?西洋の国家というのは徹底的にクズのウジ虫ばかりだというコトをこんなに声高に言う本はないです。そしてフランス革命は人民ではなく、ブルジョアの革命であったというのを指摘したのも、明確に定式化したのもすごい功績だと思いますね。
 なぜならどの国の憲法にも

 「所有の絶対」

が書かれているからです、神から与えられた神聖な権利だと言っているのです、ブルジョア憲法は。現在の世界においても憲法はブルジョア憲法のままです。

 所有が絶対

であるのは誰がどう考えたって、嘘でしょう。神から与えられた権利であるはずもない。資産があるもの(ブルジョア)の自己肯定です。本当に人民の憲法があるのならば

 所有は絶対ではなく、公平に分配されなければならない。

 となるはず、誰もがあたりまえに思っていることですが、相続権というのもおかしい。なんで財産は家族、に分配されるのか?その理由はどこにあるんでしょうか?




 


まとめ



 献辞は
勇敢、誠実、高潔なプロレタリ戦士、ウィリアム・ヴォルフへ
 となっていて、この本の正体を明かしている。

・Iは新たなものを学ぼうとして、また自分自身でも考えようとする読者を想定している

・パリサイ人=ドグマ的偽善者の象徴

・Weは生きているものだけでなく、死んだものにも悩まされている


・発展段階を飛び越えることは出来ない (ソ連革命への預言)

・個人は主観のそれとは異なり、必ず社会の被造物である

紫衣=王権 黒衣=法権

・科学的批判にもとずく一切の意見を歓迎する、しかし世論という偏見だけには一歩も譲歩しない
 
――汝の道を進め、ヒトには語らすにまかせよ
                  DANTE

・ミルは無気力な折衷主義者である、調和するはずのないものを調和させようとする・・

・観念的なものは、ニンゲンの頭で整理された、物質的なものにほかならない

1883/3/14 マルクス死去

・イギリスの産業は市場の不断の拡大なくして不可能であり、自由貿易はその方策を使い果たした

・市場の拡大 y=kx
生産の拡大  y=kx^2
 常に生産は過剰になり失業者は増えるばかり。終わりなき不況。
 しかししつぎょうしゃが自分の運命を自分の手につかむ時がくるはずだ
                       エンゲルス 1886

・中世の教会は10分の1税を受け取っていた。それを正当化する根拠は何も無い

・マルクスの引用はシェイクス、ダンテ、ゲーテ、聖書・・

・資本家にとって労働者は人格化された資本にすぎない

・生産財が社会の一部に独占された社会では、必ず搾取が行われる。過剰労働として。

・無知は迷信だけでなく、勤勉の母でもある。資本主義生産が最も反映するのは人々の精神がニンゲンを1つの機械とする社会である。 
             A・ファーガスン 「市民社会史」

分業による単純作業はニンゲンを最も愚かにする、しかし労働大衆がそれをさけることはできない
               A、スミス

プラトンの国家論はエジプトのカースト社会のアテネ的理想化にすぎない

植民地理論 
 過剰生産(は過剰人口を必然に含む)→市場の拡大→国内市場の飽和、植民地化→世界の分割→分割の終了によると、植民地戦争→軍拡競争・・・
 
 マルクスの世界大戦予言。これは的中する。

・機械は労働運動を粉砕する強力な武器となる

資本主義の発達により家族、は破壊されて、子供は親の奴隷的労働力となり市場に売買される。児童の権利を社会が強制的に保証する必要が出てくる。


資本主義の土地開発は、その持続的源泉を破壊する(マルクスの環境論)
 これは非常に鋭いです・・・この時代にそこに気づいた人はほとんどいなかったはず。資本主義はミライのことを一顧だにしない。

・資本の生産は商品でも自分のためでもなく資本の剰余価値の生産であり。教師はその生徒に企業に剰余価値を与えるように教育した時だけに生産的である。 (マルクス教育論)
 これも非常に鋭い、そして教育の就活予備校化は現代において、最もグロテスクである・・・

なぜ貧乏人が増えると人口が増えるのか、Xは労働者がひどい状態に置かれて男もオンナも一緒くたにされると、無知と野獣化が促進し、少女が退廃して、子供を生むという?
 しかしそこまでひどかったら死んでしまって子供は生まれないのでは?

封建制であった農民から、土地の私有という権利が発明されて、領主は暴力的に農民から土地を取り上げた(囲い込み)そうして土地を奪われた農民が浮浪者になり、浮浪罪が制定されて、浮浪者は死罪となる。浮浪者は拷問と、虐殺の後に、プロレタリアートとして奴隷市場(労働市場)を形成して、資本主義が始まる。
 →国家の軍隊化と奴隷化。


1791 フランスでは早くも団結禁止法が制定された、労働者の団結は資本家の所有を損なうからである、フランス革命は民主革命ではなくブルジョア革命である・・・

イギリスでは魔女狩りが禁止されると同時に、銀行私兵の偽造が死刑とされるようになった。(両方共魔法だ)

 植民地化の過程で、資本家は、貧困層のいない未発達国家においては、いくら資本があっても労働者がいないということを発見した。まず貧困層が生み出されなければならないのである、そのために奴隷制がしかれた。奴隷がやがて解放されて労働者となる。奴隷がやがて解放されて労働者となる。彼らは自由、の為に、勤勉に労働するようになる。
 しかし、本当の自活した自由は、最初に奴隷にされた時に永久に失われたのである、土地の権利はすべて奪われているから。




2013年9月21日土曜日

euro basket 2013 semi final FRANCE VS ESPANA

 トニー・パルケル(スペイン語発音だとパルケルらしいですね)が大活躍でしたなぁ。っていうかほぼNBAプレーヤーばっかやんけw

パーカー、ディアウ、バトゥーム。それでもやっぱパーカーは一枚上手でしたね。スペインもPGはタレントぞろいなんです、ルビオ、カルデロン、ロドリゲス。センターにはマル・ガソルがいるし。パウのほうは今回はオリンピックの宣伝してたりして、来なかったようですが。

 パルケルは怪我じゃったのでは?ともかく、若手にもベテランにも、ユーロ最強PGは・・・・・オーレオレオレ!オレダー!って感じでしたねw

 SPURS以外のパルケルのユニフォームを見るのはすごい新鮮。


 結果はOTでフランスが勝ちましたよ、ネタバレですけどこの試合を見てる人が少ないでしょうし。

 パルケルボール持ちすぎだって!と思うけど、他の奴が持つのとでは安定感が全然ちゃうものね、適等なプレイよりもパルケルの独断プレーでファウルとったほうが確実であるし。即席チームなんで、決めたプレーも無いですから、個人技にかかってきますよね。それもSG,PGの、センターは即席チームでは活躍出来ないのですね、パスが決まって無いから。

2013年9月20日金曜日

Op9 making 105 / EURO BASKET 2013






 一番下のは、この作品を書き始める前に、書いたイメージボードからです。やっと陽の目を見る・・。こうやってイメージボードを繋ぐようにストーリーを組み立てるのが宮崎駿方式ですが、長編を退屈しないでやるのはこの方法は一番良いと思います。最初から結末を決めない。
 このイメージボードに行くにはどうなるんだろう?あぁ、ここでこうなるから、あぁなったんだ、なるほどね。と勝手に自分で納得しながらやってます。
 ある種謎解きなんですよね、どうしてここでは右目に怪我したんだろう?どうしてこの場面にはあいつはいないんだろう?なんで泣いてるんだろう?

 ある意味作劇に偶然性を取り入れる。ケージとかフラクサスのアプローチなんですね。ただ!カット数かけすぎですねw

もう300くらい使ってやっとここかよ。映画ならもう半分終わるくらいです、差分切ってないから。

 


昨日どうして4枚しか進んでないのだろうと思ったらただ、2枚落としてただけでした。


////////////////
http://forum.rojadirecta.es/forumdisplay.php?15-Partidos-en-descarga-(Full-matches)


 日本メディアでは嘘みたいに取り上げられない、ユーロバスケットという結構大きなバスケの大会があるのですけど、QFまで来て盛り上がってきました。このサイトのスペイン語を理解できたら見ることが出来ますよ。

 な~んで日本は野球にこだわるのかはさっぱわからんですね。バスケの規模のほうが圧倒的に大きいのになぁ・・・弱いからですか・・・まぁアジア予選も突破出来ないものね・・・・

 NBAは10/6 開幕ってわけで。やっとバスケシーズンがまた始まりますね。

2013年9月19日木曜日

Op9 making 104 / Chris Marker - One Day in the Life of Andrei Arsenevich 1999






 あれ? 四枚しか描けてない・・・・遅っ!・・・とくに何かあったわけではないのだけど・・・




 ///////////////
 MARKER 特集二回目は、アンドレイ・アルセーネヴィッチの一日というタイトルだけでは何の映画かさっぱしわからないけど、分かる人にはわかってしまう。

 タルコフスキーのことです。

 というわけでAKで彬黒澤を、この作品でタルコフスキーを撮影したマルケルは、唯一、戦後の二代巨匠のドキュメントを作った、ということにIは勝手に決めています。


 黒澤と、タルコフスキー、やや次点で、キューブリック(あるいはブレッソン)ですが。しかしこの二人が頭1つ乗っているでしょう。キューブリックはそれでもエンタメ作品の監督だから。もっと言えばタルコフスキーの前では黒澤も、やや娯楽映画の作家です。映画、を芸術としか捉えない、本当に純粋に芸術家としての映画監督はタルコフスキーしかいない。そもそも芸術にはならない媒体なんです、映画って。カネがかかりすぎるから。けどタルコフスキーにだけはそれが出来たのですね。なんでか?っていうのはこのドキュメントを見てやっとわかります。

 タルコフスキーは、エネルギーの固まりみたいなヒトだし、愛さずにはいられないタイプのニンゲンだからです。なるほどな、と思いましたね。もっとなんか根暗で、むっつりしてるようなヒトかとおもいきや、ものすごい明るいというか、エネルギーがすごい。

 戦後に映画を作ったのはI的にはこの二人です、というか、戦後に、映画に何かを加えられたのはこの二人だけです、他は、ただ戦前の繰り返しだった。と大批判を受けるだろうことを断言します。ただ表現としての映画、ゲージュツとしての映画、はもはや完全に失われた。

 (もちろんアニメーションは映画とは扱ってないです)


 そしてその二人のドキュメントを作れるのは、マルケルしかいないだろうとは思いますね、天才は天才によってしか語られ得ない。文学批評を、才能無い奴が書いてるのは驚きです、漱石を評価出来るのは漱石しかいない、漱石よりも優れた作家がいないから。
 マルケルは、才能が服着て歩いてるような、天才的 エディター ですからこんな真似が出来るのですよね。

 マルケルはそう、監督、じゃないんです。 編集、の天才なんですよねこのヒトは。映画は部屋から一歩も出ないで作るべきだと言っておる通り。



 ほとんど素材を編集、するだけで作品を作る。それで映画、の仕組み、フォーマット自体をぶっ壊すのがこの人のスタイルでした。



 たぶんこれは日本では永遠に手に入らないのでは?Iは英語版を観ました。マルケルのナレーションはかなり、文学的なので、英語けっこう聞き取れるヒトでも厳しいですね。Iはロシア語ちょっとできるので結構わかりましたが・・・・。


 入手経路はあかせませんが、日本で手に入れるのは、ほぼ不可能です。

憲法9条 スタジオジブリ 熱風  憲法について

http://www.ghibli.jp/docs/0718kenpo.pdf

ジブリーズの憲法問題というか、これからの政治問題についての意見が熱風7月号に出ていて色々と話題を呼んでいるみたいです。



*この文を昨日書いたのですけど、いまいちの出来です。しかしまぁいっかと思って載せますせっかく書いたんだし。


////////////////////////////

 確かに、憲法について誰の意見が聞きたいといって、まず宮崎駿、って人が多いんじゃないですかね。けど前も描きましたが、戦争に本当に参加した世代はもう全員くたばっているので、みんなかすっただけで、実際の経験に基づいたものなんてほとんど何もないです、これは事実です。参謀や、実行者の側にいた人々は一人残らず死んだ。兵卒や子供として空襲を受けたみたいな、一面的記憶、だけではそりゃ戦争を賛成する理由なんて1つもないでしょう。みんなの意見はもう聞けない、というか戦後すぐに殺してしまったのですもの、裁判で。そいつらの意見を聞かなきゃ始まんないのに、すぐに縛り首にしちゃったんですもの。そっから民主的議論なんて生まれっこないじゃん、もう最初に反対するやつは全部殺してから、さぁ平和について語ろうなんて。
 もう最初に対話の可能性なんて無いもの。
 民主主義自体が民主主義的話し合いでは生まれてないのです、民主主義者はどうもそれを無視しますけど。民主主義はフランス人民が、あるいはイギリスの貴族が、武力を後ろ盾に、あるいは実際に使用して、権力者から勝ち取った権利です。権利を強奪して分配したと言えばいいのか。
 王はあるいは権力者は、話し合いで、なんの後ろ盾もない純粋な話し合いで、権力を分配しようなんてしない。民主主義はいつも、民主主義に反対する者達をギロチンで血祭にあげてから始まります。反対者は全員殺してから、さぁこれからどうしていくか考えようよ。なんです。そんなん話し合いでもなんでもないです。

 民主主義の決まり、として憲法はあるわけですから、憲法自体が、権力闘争で生まれているということを忘れてはならない。権力闘争の手段として、憲法を使うな、みたいなのは、憲法の神格化であって、誰にしろ、憲法を決めた奴に、必ず都合のいいように書かれているものです。神がモーセに与えるように憲法は空から降ってきたわけじゃない。


 でもそもそもの話ですけど、なんでゲージュツカ、に政治的意見を求めるのですかね、Iが思うにゲージュツカなんていうのは、政治的にはまったく無責任というか、才能だけで、どんなクズであっても、才能だけで、認めさせる。存在するっていう、アンチ体制の生き物だと思うのですけどね。そしてそれがかっこいいのでしょう。
 
 どんな種類のどんな政府にだってゲージュツカは文句を言います。Iもそのはしくれだからわかる、ゼッタイニどんな政府にだって反発します。高福祉国家なら、税金が高すぎてまったく文化が生まれない、アメリカなら、何もかも軍事力で解決しすぎだ、中国ならくたばれ官僚主義ってね。
 じゃなきゃ何もいうことが無いのですもの。もしもIたちが楽園に住んでいたら、ゲージュツカは存在しない。あるいは楽園は退屈だ、っていって、楽園を燃やすでしょうね。楽園に住んでいるやつらは果物を食べてSEXだけをする、サイテーのクズだって言って。家畜以下だ。
 いきなり核心をついてしまいますが、そのずっと平和で仲良しこよしで何も無くてただ寿命で死ぬのを待つだけの人生。(経済を発展させると必ず戦争になるから、非常に小さなコミュニティの自活社会)、プラトンの国家論に出てくる初期の理想の国家、地上の楽園。金の時代。人間の歴史の過去のどこかにあったという黄金時代。(宮崎駿さんが望んでるような社会、あるいはディープエコロジストのいう自然との共生社会)はあらゆる社会の中で一番耐え難い社会だと思います。退屈さと死への恐怖を最大化させるにはどうしたらいいかって考えると、まさに楽園になる。生きてることも死ぬことも最悪の苦痛になる社会、その極限が楽園だと思われます。
 あるいはもっと簡単に言うと、完全に暴力が禁じられた世界。頭のチップか何かで暴力をふるうと即死する。みたいな、衛生的な素晴らしく平和な世界。これは、たぶんゼッタイニ人間には耐えられない。もちろん動物にも。どんな種族でも絶滅するでしょう。
 暴力、と非難されているものは、生きることの根幹だから。力、を徹底的に排除したら、生きることも排除することになる、生きることは、どうあっても暴力だから。
 ほんとにそうか?って思うひとは是非、こういう想像をして欲しいです。一切!それこそ一切暴力をふるわない人間の物語の映画脚本を書いて見て下さい。主人公だけじゃなくてその世界では一切!暴力のない世界なのです。
 あるいはドストエフスキーのおかしなニンゲンの夢を読んでもいいかもしれません。


さて本質的な話はさておき論文の内容は
 要約すれば、みんな憲法改正には反対です。理由はそれぞれです、アメリカのいいなりだ、安倍首相はバカだ、アベノミクスはポシャる、自民党のカネバラマキで投票は取れる。ともかく借金をばらまけば選挙で勝てる、産業構造の変革だ、教育が悪い・・・ etc



 どれもこれもその通りです、今の政治家たちにまかせてもろくなことにならない、戦争になれば被害も出る。


 ・・・ブルジョアだね。と思う。結局みんな守るべきものがあって、生活するのに不便の無いブルジョアのタワゴトです。これを、今にも餓死しそうなホームレスが言ってたらIはその人を尊敬しますよ。実際はそうじゃないもの。
 そしてブルジョアは口先だけは優しいけど、実際にはなんにもしない、行動としてはまったく何もしないのです。
 どれもこれもてめぇの都合ばっかじゃないか、という気がしてたまらないですね。今じゃあシリアで死んでる人はどうなるん?たった今、飢えて死にそうな人はどうなるの?
 そんな人間世界中にゴロゴロしてますよ、一体何が守りたくて、何が目標なのかわからない。それにその日本日本、っていう区切り方が大嫌いです。国家なんててめぇが勝手に決めた区切りじゃんか。
 
 そして今何の希望もなんにもない人は、別にどういう仕方で世界が滅びようとどうでもいいですよ、バカな政治家がめちゃくちゃやってぶっ壊れても、たいした職にもありつけないで、生きててもつまんないだけ、って人は平和なんて求めてない。第一生きてることにウンザリしてます。そういうのを平和ボケだって言うのは違うと思います。自殺する奴は平和ボケなんでしょうか?だって死んでるのですもの。それで戦争の恐ろしさを知らないというのでしょうかね。
 だって死んでるんだよ?今、たった今死んでるヒトがいる、けどこれ以上悪くならないように憲法は守るべし、というのはおかしい。それはあなたが今死んでるヒトじゃなくて、たまたま安全な生活が保障されてるから平和と現状維持といってるだけじゃん、自分が危機にさらされても、まだ安穏な生活をするひとがいるなら、そちらを守るために仕方ないなんて言えるんですか?

 

 それに政権批判にしたってどうせどうやったってダメです、別にアベノミクスでも緊縮財政でも、遅いか早いかの違いでしかない。社会保障なんてものは、誰がどうやったって、無茶苦茶です。だって資本主義と社会保障は両立し得ないものですもの。
 だからってどんな政権が高齢者を全員ぶち殺して、彼らの預金で借金を返す、社会保障は打ち切り、貧乏人はくたばって死ね。なんて政策出せるんですか?そして誰が投票するわけ?老人で有効投票の70%なのに。


 平和を望むのは小金持ちのブルジョアだけです、そしてブルジョアは!ゼッタイニ自分たちの権力や資金をみんなで公平に分配しよう、なんて提案はしません、それで、ある程度貧しくてもいいじゃないか、とか寝言言うのです。貧しくてもいいというセリフは貧しいやつだけが吐けるのです。

 ブルジョアには平和を語る資格なんてない。あるいは戦争も。語るべきコトバを持ってるのは、今日、明日死ぬかもしれない、ニンゲン達だけです。たった今戦火の下で生きてる人、たった今貧困の極みにあるヒト。そういうニンゲンが、平和を望むなら、それは本当だと思う。ワレワレは何も所有しないし独占しない、戦うよりは飢えて死ぬ。という決断をすることが平和だと思う。Iはそういう平和なら、ひれ伏して崇敬の念を惜しまない。Iはそうはなれないけれど。
 
Iは追い込まれたら、闘って死ぬことを選ぶ。

 憲法になんて書いてあろうが関係無いです。


 そういうわけでIの意見は、憲法なんて無くなってしまえってことです。こんなものあっても無くても同じです。他人の為に生きようというニンゲンがいればそうしたらいいし、自分だけよければいいっていうニンゲンは、死ぬまでそのままです。憲法なんかで変わりはしない。
 憲法改悪で日本はまた軍国主義に陥った、なんていうのは、後付で歴史として物事を眺めてる奴のたわごとです。コトバだけで何かを考えてる阿呆なんです。まずニンゲンが軍国主義に陥ってるんですよ、憲法変えてる時点で。

 いくら政府が太鼓かきならしたところで、全員がイヤダ!といって隊列を翻して国会に殴りこんだら終わりです。応!といって突撃していったらそれだけだってことでしょう。
 個人としてのIは、自分が正しいと思うコトをなすしかない。世界中が敵でも1人で戦わなきゃいけないし、憲法をやきすてなきゃならない。


2013年9月18日水曜日

Op9 making 103















 6枚か・・・なかなか進まないですね。

 ただちょっとデッキのシーンは風が通ってていい気がします。屋外のシーンは久々では?

 ふと思うに、ロングのカットばっかですね、いかに最近の映像がアップ、それもクローズとバストアップばっかしなのかって気がします。

 ニュースか何かで空港とかを見るのですけど、あっ3Dでもけっこう現実と対して変わらんなって気がしますね。ものが少ないところはなかなか大丈夫。ゴミゴミしたアジアの下町みたいなんはやりづらいです・・・・。


 そろそろAパートをまとめて、DLサイトにあげようと思うのだけど、なかなか億劫ですね。権利関係も鬱陶しいし・・・

宮崎駿 公式引退の辞/ 記者会見  / YOUTUBE の プロ利用



 原文






ぼくは、あと10年は仕事をしたいと考えています。自宅と仕事場を自分で運転して往復できる間は、仕事をつづけたいのです。その目安を一応“あと10年”としました。


 もっと短くなるかもしれませんが、それは寿命が決めることなので、あくまでも目安の10年です。


 ぼくは長編アニメーションを作りたいと願い、作って来た人間ですが、作品と作品の間がずんずん開いていくのをどうすることもできませんでした。要するにノロマになっていくばかりでした。


 “風立ちぬ”は前作から5年かかっています。次は6年か、7年か……それではスタジオがもちませんし、ぼくの70代は、というより持ち時間は使い果たされてしまいます。


 長編アニメーションではなくとも、やってみたいことや試したいことがいろいろあります。やらなければと思っていること--例えばジブリ美術館の展示--も課題は山ほどあります。


 これ等は、ほとんどがやってもやらなくてもスタジオに迷惑のかかることではないのです。ただ家族には今までと同じような迷惑をかけることにはなりますが。


 それで、スタジオジブリのプログラムから、ぼくをはずしてもらうことにしました。


 ぼくは自由です。といって、日常の生活は少しも変わらず、毎日同じ道をかようでしょう。土曜日を休めるようになるのが夢ですが、そうなるかどうかは、まぁ、やってみないと判りません。


 ありがとうございました。










////////////////////////////






http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol285.mp3






 記者会見 音声。ジブリ汗まみれより。










////////////////////






 ジブリの公式ページにはなんでか知らないけど載ってなかったのでまとめてみました。






(撤回するときにかっこわるいからですかねw)


 な~~~~~んだかんだいいつつ、続編は必ずあるでしょうね。というか、未完、の作品を残して、庵野さんが完成させるでしょう。鈴木さんはあれは、古だぬきですから、必ず期待を裏切らないでやってくれますよ。


 EVA VS  NAUSICAA


をねw エイリアンVSプレデターみたいなものです。お祭り的に。


 そしてそれが、アニメ映画っていうものの、有終の美を飾ってくれるでしょう。




 鉛筆は折れ、紙は燃えた、アニメは終わった。


とか言って。

//////////////

http://www.youtube.com/user/HTBdodesyo


http://www.youtube.com/user/ThinkandEchoes


 水曜どうでしょうやら、高須光聖やら、プロっていうか大企業のクリエイターがテレビからYTへ乗り換えをしようとしてるんですね、何かさかんに宣伝しとるなぁと思ってたら、そんなビッグネームがいきなり現れておるとは。


 って、いきなりイベントやるのに高須光聖を据えるなんて、誰の仕業か知らないけど、やるなぁ・・・



 どうせそんなんくだらねぇよ、なめんな、って酷評したいとこだったのですけど。うわぁ・・・高須のみっちゃんが仕切ってるのかよ・・・うわぁ・・・


 めちゃいけ、ガキ、くりぃむは全部やってるものね。

 なんかフジテレビが破産する、みたいなデマかニュースを聞いたんですが、その布石なんですかね。土屋Pも参加してるし・・・、本気ですね。っつーかスポンサー多っ!!

 
 さて松本人志はどこに現れるかってとこですね。後は・・・

2013年9月17日火曜日

CHRIS MARKER 2084

CHRIS MARKER追悼特集。 1年遅れでスタートw






 最初に取り上げるのは2084というタイトルの1984年に作られたタイトル。

もちろんオーウェルの1984にあやかってこの年には様々なオーウェルトリビュート作品が乱発されたのですけど。これが抜群の出来であることは疑いもないです。わずか9分。

 わずか9分の間に、いくつのとんでもないアイデアが盛り込まれていることですかね、普通の映画8本くらいの、衝撃的な演出です。


 コトバで説明出来るのはここまで。


 100年後の2084年のロボットニュースアナウンサーが、200年前の労働法の成立を記念してニュースを読むという記録映画です。



 あらすじだけでもぶっ飛んでるなぁw


自主制作 アニメ Op 9 making 102 / Chris Marker / 前立腺四天王 /コメットイケヤ 寺山修司





 どれくらいぶりですか?画像が上がってるのは。

 モデリングにどんだけ時間が割かれたのかは察してください。久々すぎて描き方を忘れてしまってましたね。どうやって色塗ってたかな、と思って。ペンを持ったのがかなり久々だものね。



////////////////
 Chris Markerが死んでしまってたのですね、しかも去年に!
 全然知らなかった。

 まったくメディアは何も言わないですよね、ブレッソン以降では1人だけ価値のあるフランス人映像作家だったのにね。

 マルケルの映画ってのは映画じゃないですよね。まったく違うものです、映像のエッセイだとか言われてるけどそれとも違う、ともかく68年の映画の終わりから生き残った、映画。ではない、映像、による表現だったと思います。

 映画、が終わったからといって、映像の可能性はまだまだ残されてる、マルケルの衝撃はすごかったです、押井守のマルケルシンパは有名ですが。
 
ともかく一般の、映像メディアを通じては流れてこない、優れた物は!
 自分で見つけようとしない限り見つからない。映画館にもテレビにも、レンタルにもマルケルは並んでないです。
 映画館に流れているような映画はもう一生見ない。これからは。と心に誓うw さようなら、映画館。


 ともかく一番現代を捉えた作品を作ってました。最後の、実写の映像作家っていう感じですかね。

/////////////////
 前立腺四天王

 っていうのを知らない人がほとんどだと思いますが、ラジオにネタを送る、ハガキ職人といわれる人です。四人いるらしいw


 このまえ、ちょっと引く、くらいが面白いんだ。それを今は誰もやらない、と描きましたが、四天王さんは、そのちょっと引く、笑いをやってるほぼ唯一の存在かもしんないですね。

 今はどのラジオに出没してるのかはわかりませんが、TENGA茶屋でそのネタが聞けます。


 ハガキ職人っつーのはつまり、芸人や一般の放送作家としてやってくには、エッジのありすぎる、面白すぎる人材の最後の到着点みたいなもので。もっと市場が大きかったころには、こういう人々がアヴァンギャルド、BUTOH、やら天井桟敷、みたいな、アングラを支えてた人なんでしょうけどね。市場が少なすぎて、アングラと、メインが無くなってしまいましたからね。そんな別れてやるほど、市場が無い。
 CHRIS MARKERもアングラです、セーヌ左岸派とか言われますけど。高齢化と少子化でアングラ、は生存出来なくなったのですね。
 インドや中国は、そういう文化が発展する前に、高齢化に襲われていて、何も生み出せないままゾンビになっていますし。

 

 その代わりにネットを利用した、コモンズが、国家を越えて市場をつなぎあわせて何か面白いことができればと模索してる状況ですが、しかしいかんせん、言語のカベがでかすぎるよなぁ・・・・・

 けど何か生まれるとしたらそこしかないですよね。



 たまたまみつけた、寺山修司のラジオドラマ。Q高すぎしんさく。ノイズが多いのは愛嬌でしょう。60年台にはこのレベルでもついてこれるやつがいたんだなぁ・・・
 

2013年9月16日月曜日

名曲紹介のコーナー Jimi Hendrix - Here My Train 'A Comin' (Electric)  /ガキの使い 浜田30点 (ろうで遊ぼう) /小林智美 ロマサガ2


 JIMIはブルースを、エレキギターで弾いとるんだ、っていうヒトがいますけどブルース・・ていうよりはJAZZですよね、フリージャズが生まれたは1966年ぐらいだから、JIMIは68年くらいになってフリージャズのエレクトリック化をやったっていう気がするのです。TRANEを必ず聴いてるはずだから。それが、たぶんJIMIやり過ぎ、っていう現代のズレなんじゃないでしょうか。
 いやあのころはTRANEはJIMIよりももっともっとやり過ぎだった。FREE JAZZのモンスター加減というのはROCKの比じゃなかった。完全に音楽の否定までいきかけてました、というか実際、JAZZ自体を自己否定してしまったようなものでしたから。
 ROCK信者はたいていJAZZをちっとも知りませんから、すべての革新をビートルとジミヘンのおかげにしてしまうけれど・・・・

 MILESは空中分解に向かうJAZZをもっとアートな感じにまとめて、そこから一時代がまた始まるわけですが。JIMIを継ぐようなミュージシャンはロックに現れないで、ロックは商業化してキッズにも人気のHR、あるいはもっと反抗的なパンクへと別れるわけです。
 ROCK IS DEAD.....


 ROCKっていうジャンルって実はすごいみじか~い、ものだったんだなという気がしますよね。10年くらいで全部出尽くした。

///////////////
http://www.youtube.com/watch?v=_8DQYIeyvCE

 ガキ使 秀逸企画。

 ろうをぶっかけるっていう、新しい遊び・・・。菅Pめちゃくちゃおもしろいですw


///////////////////

 台風去って、今日やけに涼しいですね~。なんか頭が久々に冴えています。だからロマサガ2を始めましたw なんじゃそりゃ。なんか懐ゲーをやりたくなったのですが、2ってやってないってことに気が付きました、Iがやりこみまくったのは3だ。あの忍者とかが出てくるやつは・・・なんか忍者なのか、バットマンなのかわかんないやつをめっちゃ鍛えた記憶があるんだけどあれ3ですよねぇ?

 ロマサガってデザイナーが小林智美ってヒトなんですね。なんか天野孝之絵面、変わったな(乙女チックに)、って思ってたけど違うヒトだったのか。なんでこのころのFFはこういう耽美派、世紀末ちっくな絵面にこだわったのですかね、それほど一般受けしそうにもないし、ゲーム内のドット絵はやや気持ち悪い。けどその気持ち悪さ加減がなんかドキドキしましたね、ウルトラマンも。
 確かにそういうちょっと引くくらいのエッジがあったのですね、90年台前半って。



 でもちょっと引くくらいが、やっぱいいのじゃないですかね、後になって思い出す。うわぁ・・・・って思ったもののほうが、また見たくなるし。


 それとあの頃って作りてと受け手の距離がめちゃくちゃ遠かったですね、ゲームを人間が作ってるとは思ってなかったですね、どっか別の世界からやってきたみたいだった。今はゲームクリエイターがインタヴューされてたり、自己パロをしてたりして、幻想が無くなっちまった。もっと隠れた方がいい時代なんじゃな・・・・




 けどロマサガシリーズは打ち切りになったんですね、と思ったらオンラインゲームでしかもロマサガ2のリメイク的にあったのですね。
 けど、カ、カードゲーム!? なんじゃそれ・・・。
 あのあっ技閃いた!!(三千世界頼む!)ってフェイントかい!ってコントローラー投げつけるロマサガらしさが何もないじゃんか・・・



 まぁでも3Dになってダメになってしまいましたよね。やっぱ2Dの毒々しさが無いと。なんで3Dだとちょっとかわいい感じになってしまうんだろう?
 というかIはプレストのロード時間の長さとディスクがカラカラ回るのが耐えられなかったな(耐久力無さスギ)、やっぱロムのほうがいいです。64派。
 ROMは高いらしいんですけどね。


 ゲームもやっぱ10年くらいで出尽くしちゃったのですかねぇ、もっとゆっくりやればよかったのに、焦りすぎたな。

2013年9月15日日曜日

Op9 EP8 BGM募集 / Floyd Mayweather Jr. vs. Canelo Alvarez 14-09-2013 / 高齢化災害 /中国語映画 の3


第八話UPですが・・・・
 動画説明にあるようにキーボードがぽしゃって後半は音無しになり、有志の人に作ってもらうことにしました。






http://forum.rojadirecta.es/showthread.php?202489-BOXEO-SHOWTIME-Boxing-Floyd-Mayweather-Jr-vs-Canelo-Alvarez-14-09-2013


 MONEYWEATHERがまっっっったく危なげなく、相手を下しましたね。なんだあのディフェンスw ちょうど自分のパンチがギリギリあたる5センチくらいのところに距離をとって、ギリギリパンチの先が当たるように距離を保ちつつ、相手のパンチはすべて空振り、ロープに立てば、すぐに交わして、飛び込んできたらもぉまったく打ち合わないクリンチ。 といってカウンターを打たれないように、ジャブと左のフックばっかり。相手が弱みをみせても、全然打ち込まない。
 まさに神がかり的デフェンスです。そして、まぁ恐ろしく勝利だけを考えたスタイル。確かにウェザーを見ているとボクシングは殴り合いじゃなくて、これはスポーツなんだって思いますね。打たれないで一方的に殴るスポーツなんだって。

 台風の日に書く・・・。 ちょっと大雨で回線が落ちましたね~。すげぇ雨ではあった。明日仕事なのに台風直撃かぁ・・・・


////////////////////
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130915/k10014554701000.html


 ついに1/4が65歳以上なんですって。そりゃあかんわw

 65という線引きもよくわかんないしね。60にすりゃいいじゃん。60までいれたら30%行くのではないですか。
 そりゃだめだわw 破産!破産! のシュプレヒコールが聞こえてきますね。破産するからいけない、じゃなくて、破産させろってことね。めちゃくちゃになってしまえという捨て鉢なサディズム。


 でも他の国もそうなんちゃうの?と思ってアメリカの財政を見ると。ちょっと調べてもよくわかんねぇなw
 アメリカは社会保障をあんましないのですってね、でもオバマはちゃんとするとか言ってたけど、結局諦めたのかしら。
 歳出の削減は結構成功したようです、財政健全化が。なんで?っていうとこれはよくわかんない。けど社会保障制度はほぼ全部破産寸前なのは、他のとこと同じです。

 ただ軍隊の予算がかなり削られたということはしっかりとわかりましたね。確かにそこしか削るとこは無いでしょう。(それがシリアに攻撃できない理由らしいです)

 けどどこもやっぱり高齢化して社会保障をどうにかするっていう手立ては何も考えてない、なるようになれシフトって感じがします。
 

 そいでちゃんと財政収支がとれてる国ってのはすべて自然資源を輸出してるとこなんですね

http://ecodb.net/


 だからロシアは財政がいいわけですが、ロシアは90年台に二回も破産した記憶があるけどね。

 ともかく最後にものを言うのは、土地の資源と軍事力というわけですね、あたりまえですけど。イノベーションやらハイテク技術は言うほどには経済に貢献しない。


//////////////////////
戀戀風塵 侯孝賢  1987

 候は台湾では大家って感じですが(台湾なんで繁体字タイトル)

悪くはないのかなぁという気がする、けど最後まで見れませんでした。なんでだろう・・カットのタイミングが気持よく無いのですかね。切り替えが遅い・・遅い?タイミングが悪いんですかね。
 台湾映画は中国映画とはほんとまったく違いますなぁ。

 けど、なんだろう・・・・・、こぉ・・・。はっ!とするものがないというか・・・
 退屈です。一言で言うとw


/////////////////
獨立時代 楊德昌

 これはスタイリッシュな映画を作ろうとして、めちゃくちゃダサくなってしまったという映画ですね。いや、当時はかっこよかったのかもしんないけど、流行を追ったものは廃れるのも超速です。
 なんだろ・・角川映画みたい。

 何から何まで圧倒的にダサイですね。スタバでコーヒーのんだり、広告業界で働いたり。若者の無目的な生活。リアリティ、っていうテーマも今では一番リアリティが無い。若者なんてのが今はいないのじゃないですかね、もっと陰険な若き老人と、あるいはバカか、自己中のインテリ(ゼニゲバ)。
 それか資本主義に順応したネアカのヘラヘラ笑い。


 若者のリアリティを描くなら今ならどうすればいいでしょうかね?セコセコ勉強して公務員になって、それから死ぬまで何もしない、18歳の老人と、その公務員試験に落ちて自殺したトモダチ、っていうのはどうでしょうか?
 
 安定、の為にあいつを殺してしまったな、と悟る・・・。ん~・・弱いw
社会の役に立つ仕事、を誰かを蹴落として手に入れて、それにしがみつく。結局誰の為にもなってないんだ。死んでしまえばよかった。あいつみたいに。あぁ現代ほど自殺が合理的な時代はないね。

 それと、まったく働かないで生活保護でパチンコ生活をするキャラも加えましょうか、そいつが公務員の嫁とやりまくってる、まだ弱い。そいでその嫁が育児放棄した娘・・・。
 それで車の中で娘がバーベキューになってしまったのを、法律のトリックでその公務員が背負わされて、刑務所行き。刑務所のなかでブツブツとしゃべってる、あの自殺したトモダチとずっと。精神病院へ。
 あぁたぶん、娘は公務員の種でもパチンカーの種でもなくて、また違うどっかのおっさんの種なんでしょうね。実はレイプされてたとか?パチンカーは最後は捕まるでしょうね。妻は別にパチンカーもセフレの1人でしかないのにパチンカーはドハマりし過ぎ。妻はまたディスコでダンスオールナイト・・・金持ちに拾ってもらって玉の輿。理想のセレブとかいって、なんかガーデニングの本でも出版させますかね。

 ん~~~~。徹底的にバカ女はシアワセになったほうがよいですね、最後に公務員が復讐に来るのだろうとおもいきや、公務員は釈放された後、失業者向けの清掃員かなにかになる。
 バカ女は働きたくないから公務員と見合い結婚したわけですね20くらいで、遊ぶカネもらうにはおっさんと結婚したほうがいいなと思って、下手に水商売するのもかったるいし。

あとは演出でけっこう軽やかに、テンポよく出来るかですね。

 超適当に書いてますが、タダであげますこのアイデア。


//////////////
热带鱼  陈玉勋  (1995)


 なんだろう、こういう映画をどっかで見た。台湾が日本と似通っていて気持ちわるいというよりは、世界のどこもかしこもが、だいたいに似通って来ていてなんかもやもやしますね。みんな同じ数学を学校で学び、同じ携帯電話を使い、みたいなこと。社会のシステムも同じだし。背中がかゆい。

 どうもありがちな映画になってしまいましたね。






 以上で中国語映画紹介は終わりです。ブルース・リーは取り上げませんでした。

 

 ひとつ言えるのはIは映画嫌いだってことですね、じっと見てられない。じっくりちゃんと見れるものなんてそうそう無い。AKと駿はすごかったってことですね。もぉ映画見るのは止めにしようと思います。


 特にAKがたまたますごすぎたんです、映画の歴史の初期にそんな野郎が現れたのが、映画っていうメディアの寿命を極度に短くしてしまいましたね。もっとゆっくりやればよかったのに。AK自身も輝いてたのは初期だけだったしね、中期、後期はもぉ最低です。


 駿先生もあれですねぇ・・・特にIは特別好きな作品はあるわけではないのですけど、ん~~?どういうわけか見れるのですよね、内容云々よりもやっぱ構図力なんだよなぁ・・・。絵力がすごいんです。それだけで見れる。
 実写は自分で絵力を上げるってことが出来ないものね、構図も限界があるし。実写映画がキライんですねIは。じゃあまた戻りますけどなんでAKは見れるのだろう・・・・・、価値観がやっぱ似通ってるのかもしれませんね。
 ニンゲンとしてAKが好きなのかもしんない。ニンゲン嫌いでドライなところが・・・。 
 

2013年9月14日土曜日

中国映画 review の続き。

紅高粱 1987

 これもなんかしょうもない作品でしたねw またあの美人が苦難を受けました、今回は残虐非道な日本帝国軍の仕業です。シアワセな家庭を壊す日本軍。

またこれか・・・、別に日本軍を悪者にするのが悪いというのではないです、決して。ただまたその、こんな悲劇がありました。美少女が犠牲になりましたっていう。

 またAKを出して申し訳ないけど、AKは美人はほとんど使わなかった。白痴くらいですが、白痴は美人という、設定が重要なのでやむを得ないのです。ただ意味もなく美人を使ったら、またただのアイドル映画です。じゃあこれが美人じゃなかったら映画成立する?ってのを反省してみるといい。ブサイクがこういうひどい目にあってたって、死ね、雌豚。くらいにしか思わないでしょう。

 
色彩が綺麗だというけど、・・・・キワモノってだけじゃないですかね。そういうしょうもない小技に頼る必要なんてないはずです。あと妙に民謡だの、文化だのを押してくるのも勘弁してくれ。後付ですそんなん、誰も文化なんてそれがあるうちは大切になんかしない。 


//////////////////////
心香 1992

 これもひどい映画でしたなぁw
老人と子供の心の交流・・・
 うぉえた!!ってぐらい吐いちゃいますね。そして京劇・・・・・・・・・・・・・・・・。伝統文化押し。というか儒教価値観押し。
 正気の沙汰じゃないですよね。
 
 毛沢東主義が頓挫したら、また儒教道徳に社会道徳を巻き直しにするわけ?そんなことは出来ません。時計は元には戻せない。
 よく子供向けの作品ってのがありますが、ありもしないキレイ事を子供に吹き込むのは一番子供によくないとIは思う。一番ニンゲンがキライになる、セカイが嫌いになる、そういうやりかたって。
素直で純粋なこどもが一番、ブンレツしてしまう。何の意味もなく偏屈でキレてばかりいてボケててどうしようもない老人なんて腐るほどいるし、ソッチのほうが多い。利己的で残虐な子供のほうが普通です。
 弱い者いじめだって、動物としてそっちのほうが普通でしょう、いきなり自分より強いやつに噛み付くやつなんていない。社会から強制されない限り、まずそうするでしょう。

//////////////
蓝风筝  1993年

 どうもまとまりの悪い映画です。演出が弱いっていうか。構成がまずい。と、演技があざとい。日本資本(徳間コウカイ)がカネを出してて、映画祭で自分で賞をあげるというデキレースなんですね。まぁよくあるハナシです。敦煌もそうじゃなかったでしたか?じじぃの権力者のやりたいことはわかんないですね。

////////////
霸王别姬 1993

 内容薄い映画ですね。しかしこれぞ共産主義映画なのかもしんない。何も無い。安ピカで、歴史や伝統ばかりで、観光用商材にしか思えない。役人とPTA系BBAが良いという意見を採用していくと、こういうものが出来るのでしょう。
 けどこういうものに賞を上げてる外国映画祭ってのは一体どういうつもりなんでしょうね。映画祭ってのは、よく出来た映画に賞をあげるのではなくて、政治やらカネで決まってしまうってことなんでしょう。アカデミー賞だけでなく、あらゆる賞が。映画祭にも誰かが予算を出してるのだからさ。映画祭ってやつは信用しないほうがいいですね。
 あるいは、映画祭のスポンサーをまず調べるべきなんでしょう。

 ただ、信用はカネじゃ買えないぞってことです、こういうものに賞をあげるような映画祭も、それに参加してるような人も、何を言っても信用しない。

 主演俳優の張國榮は自殺したみたいなんですが、Iは納得って感じだな。周りはへいこらへいこら、すごいですね~、いいですね~、とか言うヤツラが集まってくるけど、自分が一番、しょうもないな。ってのに気がついてしまってるって感じですかね。
 おそろしく価値が無い作品ばかりに出て人生を無駄にしたなっていう実感が50近くに襲って来たんでしょう。

//////////////// 
洗澡  1999
爱情麻辣烫 1997

 张扬という監督のもの。あれです。インデペンデント映画っつーか、日常を切り取った映画、みたいなレヴューをされるやつです。

 これはよくないw
 
 特に知的障害者ものってありますね、レインマン系の。あの・・・ジョニーデップや、ディカプリオもそういうのをやってましたね。そういうのってレヴューをするやつはメチャクチャ言わないものです。八方美人ですから。 
 ただしIは言う。I知的障害者って大嫌いです、見たくない。と!みんなそう思ってるから、障害者のアイドルもいないし、テレビにも出ないんでしょう。嘘をつくなよ。Iは嘘は言いません、キライなものはキライ。偽善よりはまっすぐな敵意のほうがありがたいものです。
 痴呆老人ものもね。Iはそういうのは演劇装置としては使わないです、使いたく無いから。
 プラトンと同意見ですね。生まれたときこっそりと、洞窟へ・・・

 ひどいとか、クズとか言いますけど、じゃあほんとに、差し迫って、生きるか死ぬかってときにそういう人を助けるかってハナシです、介護がいるような人も。津波がサーッと来ます。はい、どうする? 助ける人はそうでいいですよ、Iは出来ない。だから出来ないって言います。
 Iは自分のガキでも助けないし、恋人でも助けないでしょうね。だからそう言います。Iは助けないよって。本当に助けれる人が、子供を作ったり、キミが好きなんだ、みたいなことを抜かすべきですよね。
 IはIが好きだからそうするってのでも無いと思います、そんな助けるほど重要なやつなんていないって思うからそうするだけで、もしドストエフスキーが隣の部屋で死にかかってたら、Iはなんとかします、シェイクスピアでも・・・カミュでもサンテックスでもセリーヌでも、このヒトは死なせちゃいけないって思ったら・・・
 でも今の時代に日本なんて国に住んでるって情況証拠で、たいしたニンゲンじゃねぇでしょう。

////////////
变脸 1996

 これもまた、ありがちな京劇旅芸人の物語なのですが、老人と子供、悪い役人、という、これもふる~~~い、家なき子以来の型なんですが。1つ言いたいのは京劇は、中国政府や文化人類学者が言いたがるようには、人気は無いってことです。
 しかし恥ずかしくってふつーの人はこんなもぉこすられ倒したタイプの物語は出来ないですよね。桃太郎で映画作れみたいなもんで。ゼッタイヤダもん。
 逆にこれは、そのよめよめ感で、もぉある種のコメディなんかもしれないですね。そこまで狙ってるとしたら、たった一つのギャグに固執している、コンセプト映画です。ほんと1から100までベタ中のベタだから。


/////////////////
红色恋人 1998

 これは中国映画というよりは、中国を舞台にしたアメリカ映画、というかイギリス人が好きな上海映画、大英帝国のころは良かったね映画というか中国も欧米に引き入れたい、西洋映画というか・・・マルローっぽい映画っていうか、美化された共産主義映画というか・・・

 そしてこれも、まぁベタやなぁ・・・。戦争に引き裂かれた恋人ですって。ぷ~~んって感じw WWⅡ映画ですね~。けど予算が無いので戦争シーンは出来ないって感じですか。
 ここでようやく気づいたのですが、中国の客ってまともな教育受けてないから、難しいコトを言うのはゼッタイにダメなんじゃないってことです。インテリが極度に少ないというか。市場の特性としてこぉいうタイプの映画に、いやがおうにもならざるを得ないのじゃないかってことを思い当たったわけです。
 そしてもちろんデカダンス系は検閲なんだろうしね、ジャンキー映画、とか、乱交ポルノ映画、ゾンビ・・・・むっかしぃですね。かといってタルコフスキーみたいに、ハイアート芸術映画を作っても誰も見ないし・・・、ロシア人は、本の虫が多い民族だけど中国人はもっと、ゾクアクなものが好みみたいだし・・・。
 ある程度インテリ文化があった後に共産主義化したソ連と、まったくの無教育、無教養、から共産主義化した中国、どちらもトップダウンの共産主義ですけど、やっぱ違いはありますよね。
 

//////////////////
那山那人那狗   
 でこれはそのアート映画的アプローチになると思うのです、舞台を田舎にして。プロットをひねらない。スロームービーとでもいうんですかね。

 でも見れたものじゃないですw

 道徳の教科書が読み物としてはサイテーなのと同じですね。アート映画は、じつは一番反社会的なものです、アートってのは、自己破壊か、社会破壊か、ともかく破壊の美しさです。自然っていいよね、っていうアート映画は映画になってない。アートはアートを否定するとこで成り立ってるようなものですね。
 ファッションなんてくだらない、カネの無駄だ、というけど。そのまったくの無駄で残虐で、虚栄で空っぽだからこそ、ファッションは美しいってことです。やれフェアトレードだの、相互理解だのがあったら見れたものじゃない。
 クレーが言うに、自然が美しいと思うのは、酒で醉うのと同じだ。(自然が豊かなとこが好ましいのは、ニンゲンがそういう生き物だからだ、生きやすい環境を誰もが望む)、ポルノ映画レベルの価値しか無いってことです。
 もっと理不尽でまったく無意味な破壊を出せなければ、美しい映画ってのは難しいよね・・・

 意味もなくこの親父が、田舎のオンナをレイプしてボコボコにするような映画が生まれたなら(あるいは、昔の官僚独裁時代はこういう無茶苦茶が出来たんだ、毛万歳といいながら、か)おや、いよいよ中国の映画が動き出したな、という気がするのですけどね。そのとき息子はどうする?


radio summer sky #23 



ノート!

//////////
第五回

REIGNIER.
My lord, methinks, is very long in talk.
ロードは随分長話してると思うな

ALENCON.
Doubtless he shrives(懺悔を聞く) this woman to her smock(上っ張り、シュミーズ);
Else ne'er could he so long protract(長引かせる) his speech.
 HEがあのオンナの骨の髄まで懺悔させてるんだろう。でなければこんなにハナシを長引かせることはないだろうから
 shrive to smock はあけすけに懺悔させるということ、smockは下着。下着一枚になるまでしゃべらせる、という下ねた。
 シェイクスは天才的な下ねた作家であることをみなさんご注意。

REIGNIER.
Shall we disturb him, since he keeps no mean?
 邪魔していいものかね、意図を明かしてくれないからなぁ(meanにはいろいろなあてこすりがあって次の文と対、節度を守らないからなぁとも読める)

ALENCON.
He may mean more than we poor men do know:
 HEはもっといろんなことを意味してるのだろう、WEのような貧しいものにはわからないが(mean のシャレ)
These women are shrewd(鋭い、口やかましい) tempters(誘惑者) with their tongues.
 あぁいうオンナ共は舌先で誘惑するのがうまいからな(下ねた)


REIGNIER.
My lord, where are you? what devise you on?
Shall we give over Orleans, or no?
 ロードよ、どこですか?どんな企みをしてるのですか?ORLEANは明け渡しますか、どうですか?

PUCELLE.
Why, no, I say; distrustful recreants!(臆病者 re 返す crea 信仰 信仰を翻すもの)
Fight till the last gasp; I will be your guard.
 なぜだ!ダメだ!信用に足らない臆病者!
最後の一息まで戦え、Iが盾になろう

CHARLES.
What she says I'll confirm:  we'll fight it out:
 Cの言うことはすべてIの同意だ、戦いに出る

PUCELLE.
Assign'd am I to be the English scourge(天罰).
IはENGLISHの天罰としてくだされたもの
This night the siege assuredly I 'll raise:
 今夜この包囲をIは破ってみせる
Expect Saint Martin's summer(11/11日の聖人 おだやかな日の象徴), halcyon(ハルキュオネ カワセミ 冬至近くの穏やかな日を知らせる鳥) days,
 SAINT MARTINの夏のような日々を期待しなさい、穏やかな一日を

Since I have entered into these wars.
 なぜならIが戦争に加わったのだから
Glory is like a circle in the water,
Which never ceaseth to enlarge itself
Till by broad spreading it disperse to nought(=nothing).
  名文
栄光は水面に円を描くようなもの、広がらないで消えてしまうことはない、やがてそれが広がって無に帰って行くまでは・・・


With Henry's death the English circle ends;
 ヘンリーの死によってENGLISHの輪は終わった
Dispersed are the glories it included.
そしてその栄光もまた消えていった
Now am I like that proud insulting(侮辱的な) ship
Which Caesar and his fortune bare(bear の過去形、帯びる、もたらす) at once.
 今やIはカエサルに一度に幸運をもたらしたあの傲岸不遜な船だ。
(? ちょっとわからない・・、カエサルと船では、カエサルは一度海賊につかまったことがある、それから逃げ出した船ではたぶんないだろう。傲岸不遜ということで、ガリア遠征から、ローマへ進撃したあのルビコン川を渡れ、のコトじゃなからろうか。賽は投げられた jacta area est! しかし、ルビコン川は実際は、小川で船なしでも渡れる。 シェイクスは地理には実は詳しくない)
 

CHARLES.
Was Mahomet inspired with a dove?
 マホメットはハトからインスピレーションを得たのだったな?
(マホメットは耳に、餌を入れて、ハトからアッラーのコトバを聞いたという伝説)
Thou with an eagle art inspired then.
 ならばTHOUはワシによって預言を得たのだろう
Helen, the mother of great Constantine,
Nor yet Saint Philip's daughters, were like thee.
 コンスタンティヌス帝の母ヘレナ、あるいはセイント・フィリップの娘もTHEEにはかなうまい。
(ヘレナはキリスト教に改宗して、コンスタンティヌスにキリスト教を認めさせる原因を作ったという聖人、フィリップの娘達は、使徒行伝にあるお話。預言者だったといわれておる)
Bright star of Venus, fall'n down on the earth,
How may I reverently(恭しく) worship thee enough?
 まばゆい星のヴィーナスが地上に降り立ったのだ、どうすれば十分に尊敬することが出来るだろう。 

ALENCON.
Leave off delays, and let us raise the siege.
 遅れないで包囲を打ち破りましょう

REIGNIER.
Woman, do what thou canst to save our honors;
Drive them from Orleans and be immortalized.
 オンナ、THOUはどうやってOUR名誉を守るのだ、オルレアンからヤツラを追い払い、死すべき者とするのは

CHARLES.
Presently(すぐに) we 'll try:  come, let's away about it:
No prophet will I trust, if she prove false.
すぐに試してみればいい、考えるな、もしCのいうことが嘘なら、Iはもう預言など信じない。 

[Exeunt.]

/////////////////////

SCENE III.

London. Before the Tower.
 ロンドン、塔の前

[Enter the Duke of Gloucester, with his Serving-men
in blue coats.]
 グロセスター、青い衣の使いのものと登場

GLOUCESTER.
I am come to survey the Tower this day:
 Iはタワーの様子を見るためにきたのだ
Since Henry's death, I fear, there is conveyance.(伝達)
 ヘンリーーが 死んでから、恐れるに、なにか密通が行われている
Where be these warders that they wait not here?
 見張りはどこだ、どうしてあそこで待っていないんだ
Open the gates; 'tis Gloucester that calls.
 門を開けよ、グロセスターが言っているのだ

FIRST WARDER. 
[Within  これは原文には無い] Who's there that knocks so imperiously?
 こんなに高慢ちきに門を叩くのは誰だろう
FIRST SERVING-MAN.
It is the noble Duke of Gloucester.
 こちらは好機なのDUGLだ

SECOND WARDER.
[Within] Whoe'er he be, you may not be let in.
 誰であろうと入れるわけにはいかんよ

FIRST SERVING-MAN.
Villains, answer you so the lord protector?
 悪党め!そんなことをPRに言うのか?

FIRST WARDER.
[Within] The Lord protect him! so we answer him:
We do no otherwise than we are will'd.
 LORDが守ってくれるのか! そうだ、こういうのだ。
こうする以外にWEはしないぞ。
(lord protector 摂政、をたぶん知らないか、シャレで、じゃあlord (カミサマ)が守ってくれるよと言っている)

GLOUCESTER.
Who willed you? or whose will stands but mine?
 誰の意思だ?いや誰の意思がIの前に立ちはだかるというのだ?
There's none protector of the realm but I.
 この支配下において、I以外にPRはいない
Break up the gates, I 'll be your warrantize(保障、令状):
 門をぶち破れ、Iが保障する
Shall I be flouted(規則などを破る) thus by dunghill(糞だまり) grooms?
 こんなクソみたいな下郎に不遜をはたらかれてなるものか

Gloucester's men rush at the Tower Gates, and Woodvile the
Lieutenant speaks within.
 (ト書き) GLのは以下がタワーの門へ突っ込む、LIUTENANTのウッドヴィルが中から声を出す。

WOODVILE.
What noise is this? what traitors have we here?
 何のこの音は、裏切りものが来たのか?

GLOUCESTER.
Lieutenant, is it you whose voice I hear?
Open the gates; here's Gloucester that would enter.
 LI、UがIの声を聞いたのか?門を開けろGLが入る

WOODVILE.
Have patience, noble duke; I may not open;
 まぁまぁ根気を持ちなさい、うるわしきDu、開けることは出来ません
The Cardinal of Winchester forbids:
 Crウィンチェスターが禁止したのです
From him I have express commandment
That thou nor none of thine shall be let in.
 HIMから命令を聞いたのです、THOUでも、THINEの内だれでも、入れることは叶いません

GLOUCESTER.
Faint-hearted Woodvile, prizest him 'fore me?
 臆病なWoよ、HIMをIよりも高く思うのか?
Arrogant Winchester, that haughty(傲慢な) prelate(高位聖職者)
Whom Henry, our late sovereign, ne'er could brook?
 傲慢コンコンチキの僧侶め!ヘンリーの治世をどうして耐えきったんだ?
Thou art no friend to God or to the King.
 THOUは神にも王にもトモダチではない
Open the gates, or I 'll shut thee out shortly.
 門を開けろ、そうしないとIがすぐにでもその口を閉ざしてやる

SERVING-MEN.
Open the gates unto the lord protector,
Or we 'll burst them open, if that you come not quickly.
 門をPrへ開けろ、そうしなければぶち壊してあけるぞ、Uが早くこないならな

[Enter to the Protector at the Tower Gates Winchester
and his men in tawny(日焼けした黄色の) coats.]
 Prのいるタワーの門へ、Wiが彼の黄褐色のコートを着たしもべをつれて現れる

WINCHESTER.
How now, ambitious Humphry! what means this?
 ヘイヘイ野心家のハンフリーよこれは一体なんだね?

GLOUCESTER.
Peel'd priest, dost thou command me to be shut out?
なまはげ坊主!THOUがMEを締め出しているのか?

WINCHESTER.
I do, thou most usurping(暴力で強奪する) proditor(=traitor),
And not protector, of the king or realm.
 そうだ、暴力任せのTHOUはPRODITORだ、PROTECTORじゃなくて、この王への、王国への。

GLOUCESTER.
Stand back, thou manifest(明白な) conspirator,(陰謀家)
 下がれTHOU、明らかな陰謀家よ
Thou that contrivedst to murder our dead lord;
 THOUが死んだロードの殺害を企画したのだ
Thou that givest whores indulgences(免罪符、放蕩) to sin:
 THOUが淫売に罪を犯させているんだ
I 'll canvass(ぶちのめす) thee in thy broad cardinal's hat,
If thou proceed in this thy insolence(横柄).
 THEEをそのCrの幅広の帽子ごと叩き潰してやる、もしTHOUがこんな暴挙を続けるならな

WINCHESTER.
Nay, stand thou back; I will not budge a foot:
 イヤダね、THOUが下がれ、Iが一歩も下がる気はない
This be Damascus, be thou cursed Cain,
To slay thy brother Abel, if thou wilt.
 ここはダマスカスでTHOUがカインだ、兄弟のアベルを殺しに来た、もしTHOUがそうするなら。
 (聖書より、カインはアダムの長子。初めての人殺し。WiはGlから見ると、親父ヘンリー四世の腹違いの兄弟、でありクソジジィである。このコトバの真意は乞うご期待
 ちなみに。ヘンリー四世の兄弟は最初の妻メアリーとの間に5男2女を儲けた。
エドワード(1382年) 夭折
ヘンリー5世(1387年 - 1422年)
トマス(1388年 - 1421年) - クラレンス公
ジョン(1389年 - 1435年) - ベッドフォード公
ハンフリー(1390年 - 1447年) - グロスター公
ブランシェ(1392年 - 1409年) - プファルツ選帝侯ルートヴィヒ3世と結婚
フィリッパ(1394年 - 1430年) - デンマーク・スウェーデン・ノルウェーの王エーリク7世と結婚 )





GLOUCESTER.
I will not slay thee, but I 'll drive thee back:
IはTHEEなど殺さない、ただ下がらせるだけだ
Thy scarlet robes as a child's bearing-cloth
I 'll use to carry thee out of this place.
 THYスカーレットのローブを赤子の産着のようにして、こっから運びだしてやる

WINCHESTER.
Do what thou darest; I beard thee to thy face.
 やれるものならやってみろ、正面で受けてやる 

GLOUCESTER.
What! am I dared and bearded to my face?
 なんだと!面と向かってくるがいいだと?
Draw, men, for all this privileged place;
 抜け、者共、ここが特権的場所だって関係あるものか
Blue coats to tawny coats. Priest, beware your beard;
 ブルーコートはタウニーコートをたたけ、プリーストよ、髭を心配しな
I mean to tug(ぐっとひく) it and to cuff(ぶん殴る) you soundly:
 そいつを引っこ抜いてぶん殴ってやるから 
Under my feet I stamp thy cardinal's hat:
 Iの足元にCaの帽子を踏んづけてやる
In spite of pope or dignities of church,
Here by the cheeks I 'll drag thee up and down.
 ポープだの教会の権威だの関係あるか、ほっぺを掴んでボコボコにしてやる

WINCHESTER.
Gloucester, thou wilt answer this before the
pope.
 GlよPOPEの前でもこういうのか

GLOUCESTER.
Winchester goose(ガチョウ、性病持ち、JEWとの韻でユダヤ野郎、アナルファッカー), I cry, a rope! a rope!
 ウィンチェスターのケツマンコ野郎、ロープだロープ!
Now beat them hence; why do you let them stay?
 やつらをぶん殴れ、どうしてそのままにする
Thee I 'll chase hence, thou wolf in sheep's array(演劇用語 衣装).
THEEをIは追い立てる、羊の衣装を来たオオカミめ
Out, tawny coats! out, scarlet hypocrite!
 出会え、タウニーコートども、緋色の偽善者

 
Here Gloucester's men beat out the Cardinal's
men, and enter in the hurly-burly(ごたごたした) the Mayor of
London and his Officers.
 ト書き
 ここでGLの者共が、カーディナルたちをぶっ叩く。 

MAYOR.
Fie, lords! that you, being supreme magistrates(為政者),
Thus contumeliously(無礼な) should break the peace!
 ロードさんがたTHOUが、為政者でありながらこんな無礼な振る舞いで平和を乱すとは

GLOUCESTER.
Peace, mayor! thou know'st little of my wrongs:
Here's Beaufort, that regards nor God nor king,
Hath here distrain'd(差し押さえる) the Tower to his use.
 静かにメイヤー、THOUは少しもIの間違いを知らないだろう、この何物をも恐れぬべフォートが、タワーを差し押さえて自由にしていたのだ

WINCHESTER.
Here's Gloucester, a foe to citizens,
One that still motions war and never peace,
 これがGlだ、市民の敵、常に戦争を求めて平和を求めない
O'ercharging your free purses with large fines,
That seeks to overthrow religion,
 Uのサイフにしこたま税金をかけるだろうし、宗教を放棄しようとしている
Because he is protector of the realm,
And would have armour here out of the Tower,
To crown himself king and suppress the prince.
 Prという立場を利用して、このタワーから武装を固めて、王子を差し置いて自分が王位につこうとしているのだ

GLOUCESTER.
I will not answer thee with words, but blows.
 THEEにはコトバではなくて、チカラでしめしてやるぞ

Here they skirmish again.
 ト書き、ここでまた小競り合いがおこる

MAYOR.
Nought rests for me in this tumultuous strife(争い)
But to make open proclamation:
Come, officer; as loud as e'er thou canst:
Cry.
 ちゃんと宣言をしなければこのやかましい争いの休みはこないだろう、オフィサーよこい、できるだけ大声で叫べ

OFFICER.
All manner of men assembled here in arms
this day against God's peace and the king's, we charge
and command you, in his highness' name, to repair to
 ここにいるどんなニンゲンたちも、神の平和と王の名において命令する、どんな高名のものでも
your several dwelling-places; and not to wear, handle, or
use any sword, weapon, or dagger, henceforward, upon
pain of death.
 ただちにいつもの場所へ戻ること、着ることも、使用することも、使うことも禁止する、剣も武器もダガーも、今後は死罪とする。
 (列挙型法律文というやつ、これこれはしてなならない、窃盗、強姦、強盗・・・シェイクスにはどうやら法律の知識がある、これがシェイクスは共作の可能性大だという一例。田舎から出てきた文学好きの学歴なんてほぼ無しの青年がそんなにものを知ってるわけがないということ。確かにそれは大いにそうで、この時点では明らかに共作でしょう)

GLOUCESTER.
Cardinal, I 'll be no breaker of the law;
But we shall meet, and break our minds at large.
 Ca、Iは法律を違反するものにはならないぞ、けどもう一度あったらその時は自由に本音を見せようじゃないか

WINCHESTER.
Gloucester, we will meet; to thy cost, be sure;
Thy heart-blood I will have for this day's work.
 Gl、そうだいつか会うだろう、そのときはTHYが代償を払うだろう
THY心臓の血を今日の報酬にしてやる

MAYOR.
I 'll call for clubs(棍棒部隊), if you will not away.
This Cardinal's more haughty than the devil.
 棍棒隊を呼びますよ、Uたちが去らないなら。このCaはデビルよりも傲慢だ

GLOUCESTER.
Mayor, farewell:  thou dost but what thou mayst.
Maさよならだ、THOUはやることをやっただけだ

WINCHESTER.
Abominable(忌まわしい) Gloucester, guard thy head;
For I intend to have it ere(=no) long.
 Glのクソヤロウめ、頭をせいぜい守れIhaそれをそこに長く置いておこうとは思わないからな
 

[Exeunt, severally, Gloucester and Winchester with their
Serving-men.]
 Gl、Wi、とそのしもべたちが退場。

MAYOR.
See the coast clear'd, and then we will depart.
 さてさて片付いたところでWEも帰ろうか
Good God, these nobles should such stomachs bear!
I myself fight not once in forty year.
 やれやれだぜ、あの貴族どもはなんて豪胆なんだろう、Iはもう40年は戦ったこともないのに・・

[Exeunt.]














////////////////////////