2013年9月12日木曜日

US OPEN RAFA vs JOKER /swan song

 US OPEN
RAFA vs JOKER

 ジョコビッチをJOKERとアダ名するようになったのですね、これはいいですw 確かにJOKER顔だし。悪役としては申し分ないです。
 RAFA JOKERはいつも名勝負が期待出来ますけど、今回はJOKERの調子がよくなかったというよりもRAFAがメチャクチャキレてましたなぁ。うわっ届かない!ってのをあぁ左だからラクラク届くのかよ!って何度思いながら見たことか。RAFAのフォアサイドのカバーエリアは広すぎ・・・、といってバックハンドスライスも厄介です、DEFENCE一辺倒だし。あのスライス打つときに、ラケットを地面にカカン!ってあてるのがあぁ、RAFAが試合しとるなって気がするのですけどね。
 けどウィンブルドンのなんかホームびいきの試合よりも純粋にテニスとしていい試合でしたね。
 しかしUSOPENっていっっっっっさい!日本のテレビは扱わないのはなぜ?

 あとEURO BASKETという、バスケのヨーロッパ大会もほんと一ミリも扱わないのだね・・・。スペインがかなりすげぇメンバーで勝ちにきやがってるのに・・.



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 やはりずっとグリグリモデリングが続いて何も上げるものがないですね。PEREATもインプットばかりでまだOUT段階ではない。ちなみに今読んでる本は、シモーヌ・ヴェイユ、シェイクス、マルクス、エンゲルス、ファウストです。古典的なやべぇヤツの本棚ですなw
 
 ただ、やっぱり30年台40年台に描かれた本が今リアリティを持ってるのですよね、来るべき時代の本のように読めるから。平和な時代の、平和な本は、一瞬でその意味を失っているんですね。
 

 生活が安楽なときは、絶望の歌を作り、打ちひしがれた境遇では生の喜びを書き綴る。
                                          太宰治


 太宰もやはり戦争時代の作家というわけですが、太宰と戦争の関係ってなんか一番複雑で根深いですよね。三島がどれだけごちゃごちゃ言おうと、彼はかすってるだけですから何を言ってもただの嘘でしかない。むしろ太宰は戦争に関してほとんど何も語らないのです、自分のコトばっかで。
 だから一番戦争の匂いがして素敵です。やれ、パプアニューギニアでニンゲンを食べたハナシとか、硫黄島で全員死んだハナシとかよりもね。

 漱石は明治と共にうまれて明治と共に死んだのですが、太宰は戦争と共に生まれて戦争と共に死んだのですね、そういう感じはまっっっったくしないのですが。けど、やっぱあの感じなのですよね。
 (太宰は1909年生まれ)

 太宰は根暗で生きるのに誠意が無くて覇気が無い、ダメ人間。みたいに考える人は、その時代ってのがさっぱわかってない。戦後の平和の時代ならそれはダメ人間かもしんないけど、太宰の時代の誠意のある、覇気のあるニンゲンは、天皇の為に戦争で死ににいくニンゲンですよ。それが明るく前向きで、社会の役に立つニンゲンだ、って政府が、学校が、親が、社会が、全部同じように教えこむわけです。それが正義だと。その社会から外れることがダメ人間なら、そのダメ人間のほうが命に執着するニンゲンだと思います・・・・
 あるいは現代での社会の欲するニンゲンは、ともかくどんな手段を使ってでもカネを稼ぎ、貧しい国の資源をむさぼりつくし、穀物石油相場を釣り上げて大博打で勝利するような人間でしょう、とあらゆるメディアがそういってますね、教育でも、やれ就職に役立つ、政府も経済さえ上手くいけば支持はうなぎのぼり、すべて借金をばらまいてるだけでも。自分が死ぬまでよければよい。
 と社会全体が子供に教えてるのですね、他人を蹴落として利用しろって。そういう中でどういう人間がダメ人間で、どういう人間が社会に役立つニンゲンでしょうか?そして、どっちになるか?どっちが人生ってものに誠意があるのでしょうかね?




 ルパン三世で、ルパンが銭形に、昭和一桁生まれはこれだからいけねぇと言うのですが
昭和一桁は1925~35ってこと。というかだいたい1926生まれ。昭和一桁生まれは戦争にかするかかすらないかの最後の世代ってことです。

 駿先生は1941年ですからちっともかすってもいません。TIMESの雑誌の文化面にHAYAOのSWANSONGだ、と風立ちぬの特集がありましたね。

 SWAN SONGってなんじゃらほいということで今調べたところ、白鳥が死ぬときに上げる声が一番美しいというので、それをスワン・ソングというのだそうです。遺作ってことですね。




 何が言いたいかというに、今生きているクリエイターやら作家で、戦争にちょっとでもかすったような人すらいなくなったってことです。みんな口先だけで語るのみ。メディアや書き手も、全員ただの予測で勝手にしゃべってるとみて間違い無いということ。そんな人たちが、書くようなことなんて信用出来るわけない。
 それは政治家も権力者も金持ちも、みんなそうです。みんな勝手なコトをいいますが、本当の経験からしゃべってる奴は1人もいない。そういう人々が何をするか、何を選ぶか。は。


 ねぇ?わかりきってるでしょう。