2013年9月29日日曜日

monty python live at hollywood bowl 1982

PYTHONの舞台です。

 PYTHONが板ではどういう風になるんだろうという。

オールスターキャストっていうか、まぁPYTHON勢ぞろいですが、ギリアムが板についているのが、珍しいですけど、スケッチ(台本)も、おなじみのものを取り揃えていて、知ってるヒトにはすぐわかる笑いやすい構成となっていて、ロックミュージシャンのコンサートと同じですね。


 
何よりも、やっぱPYTHONのネタは、客への要求レベルが圧倒的に高いですよね、ハイデガー、ジャスパー、ベルグソンを読んでることを前提にしたギャグなんて、ありえないもんw

 よくごっつと比較されますが(勝手にしてるだけかもしんないけれど)、パイソンのほうがやっぱインテリ向けのネタで、ごっつはワーキングクラスのネタですよね。ごっつはしかもブレーンはほぼ松本人志とそのアシスタント高須光聖の二人だけですから、ネタを書けるやつが何人もいるパイソンのほうが、ネタとしての幅が広いし、ギリアムのアニメーションも抜群に冴えてるわけで、天才1人に対して天才6人では分が悪いところがあります。


 音楽もできるから歌ネタも使えるしな・・・



 よってI的にはやっぱパイソンのほうが、一枚上なのかなって気がしますね、残念ながら。そして英語ってことで、理解出来る層が圧倒的に広いし。(このコンサートだって、イギリスからアメリカへの遠征ライブなわけで、日本語では絶対それは出来ないですしね)、市場が広いからえぐいネタでも通るわけで。

 そいてやっぱパイソンのほうがセンパイだってのも、パイソン評価が高い理由になるでしょうね、やっぱはじめにやったやつのほうが点数高いものなぁ・・テレビでこんな面白いことできるよっていうフォーマットを作ったわけですから。




 たぶんフライングサーカスだったと思うけど、裸のオンナの集団が男を追っかけるなんてネタは日本ではまったく無理ですからね。この時代の検閲の緩さもパイソン有利です。


 でもトークっていう部分では、パイソンはあんましトーク力ではないので、トークではまっつん圧勝でしょうね。フリースタイルっつーのか即興演劇。ガキトークみたいな、スタイルは、それまで無かった笑いですよね。


 笑ってはいけないシリーズとかが、中国、英語圏でもサブタイトル付きで人気がありますし。あぁいう企画物の笑いってのでもまっつんが勝ったと思います。

 
 しかれども、作り込みのスケッチ(コント)、長編ではやっぱ1人で全部やるのはキツイですよね・・・パイソンは完成笑いの作りこみ笑いで、やっぱまっつんは無手勝流の即興笑いなんでしょう。



 というわけでまっつんの、新作がもうすぐ公開ですねw


 PRしておきましょう、来週の土曜だっけ?



 まっつんの不幸はやっぱ天才二人だったってことですよね、5人くらいのチームであったら・・・・もっともっと色々出来るのに・・・



 笑いってのはやっぱチームプレーであって、天才1人では難しいのですね、ふつーのドラマの映画監督なら天才1人でもやりようがあるけど。まぁそれでも俳優がタレント不足では辛いとこもある・・・