2020年12月31日木曜日

1995 1999 ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風

  ジョジョの第5部です。


 いま読み返してみると、第伍部はたぶんジョジョのストーリーの一応の完結として描かれているのですね。スタンドの秘密、みたいなのは全部明かされて、伏線もほとんどすべて回収される。


 ジョバーナの母親が誰かってことが謎ってくらいでしょうか。


 第伍部、たぶん最初に考えられてた構想からかけ離れていったのだと思います、最初はもちろんジョバーナメインだったんですが、ブチャラティが妙にハネて、後半はもう殆どブチャラティが完全に主人公を食って進行する。

 

 ブチャラティ、最初登場した時とキャラが全然ちゃう!ってのはよく言われる話で、最初は人の汗を舐めて「嘘の味がするぜぇぇ!!」っていう調子の変態野郎だったのですが、最終的には誇り高い社会を愛する高潔な人物となっております。


 でもこれがマンガってのの面白いところで、絵を描いてるうちに、いや、こいつはこういうことは言わない、こうする、こう考える、ってのがわかってくるんですよね、文字だけで考えていてもこういうことは起きない。絵にするってことは、細部まで決める必要があるってことです、髪型、目の色、手の動作、靴のセンス、脚本や小説でそこまで詳細にキャラがイメージできてることはまずない。


 途中ブチャラティは死んで、そっから死んだのだが、魂だけが残っている??みたいな奇妙な状態になります。普通なら、なんじゃあそりゃあっていう展開なのですが、なにかこのブチャラティに関しては、なんだか妙に納得できるのです、これは謎。たぶん筆者も謎で、こんな展開は想定外だったと思われます、普通に考えてて出てくるような物語の流れじゃない、描いてる本人すら、なんで!?って思うくらい奇妙奇天烈なムーブをする。まさにストレンジ、奇妙な冒険です。そこが第伍部の魅力だと思いますね、何それ??っていう単なる勧善懲悪物語ではない、奇妙としかいいようがない物語です。



 作画はなんか途中からコマ割りが見開きばっかりで、凝りすぎてるというか、画角を強烈なパースにしすぎてて、何を描いてるのかちょっとわからない感じになります、これはちょっとやりすぎかな?って思いますね、読みにくい。物語が奇妙なので作画はもうちょいシンプルでいいのかなとおもふ。

2020年12月29日火曜日

2020 年の総括  ウィルス は 禍 ではない

  これも偶然によるものですが、ジョジョ5部で、殺人ウィルス、が登場します。


 その殺人ウィルスこそ、スタンド能力、を発現させるもの、で適正があるものはスタンド能力を得て進化するが、適正が無いものがそれに触れたら死ぬ。


 「ウィルスは生命を淘汰する」


そのウィルスは隕石によって宇宙から飛来してきたという設定になっています。


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 医者は使命感だけで寝る間も惜しんで頑張っている、一つでも多くの命を救わないといけない。医療従事者に感謝しましょう。


 と美談が語られてますけども、なにか・・・おや?とひっかかるところがある。

まず感謝ってやつは人から強制されるものではないこと。でもそれは些細なことです、問題は


一つでも多くの命を救わないといけない


 こっちですね。議論の余地の無い絶対の正義、みたいに語られてますけれども


本当にそうなのか?と思いませんか?


 老人が病気になって死ぬ、これほど自然なことはない。それを医療の力で延命させる、それが当然、とされてますが、それって本当に当然のことなんでしょうか?もっともっと医療が進歩したら、可能なかぎり延命させなきゃいけないのでしょうか?さらに進化して永遠に延命できるようになったら、永遠に延命させるのが、医療従事者の義務、絶対の正義だと言えるのでしょうか?


 医者が患者を可能な限り延命させようとするのは


「病院の利益になるからです」


 ほとんどの医療関係者はそんなはずない!ふざけるな!と言うでしょうけど、本人たちは誰かに「これは正義だ」と吹き込まれているだけで、実際は病院の利益の為です。

 人間ってのは「あなたは正義だ」と吹き込まれると、容易にそれを信じる、誰だって自分が正義でいたい、正しいことをしてるって信じたいわけですから、自分の信じたいことを言ってくれる人をすぐに信用する。

 けれどどういう理屈で?と論理をたどってみれば、そこにはなんにも無いのです


「人は生まれたからには、生き続けないといけない」


なんで?どうしてそれがわかるの?と問うとそこにはなにもない。単なる個人の価値観でしかない。

 単なる個人の価値観を「正義」だと言って、使命感、があって、やっている、感謝、しろ。ってのはおかしくありませんか?


 さらに何故か、医者は給料が高いです。なぜ医者は高い給料を得ないといけないのか?というと理由はどこにもない。公務員扱いで一律の給料でいいのではないでしょうか?自分の使命感という個人的価値観のためにやっているのであれば、生活には不自由しない金額で十分なのでは?


社会のため、みんなの為?本当に?みんなというのは誰?医者にすべての命を延命させろと言っているのは、一体、誰、なんですか?


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 なぜ世界はどんどん不安定になっているのか?なんで科学が進歩して生活が豊かになってるはずなのにこのまとわりつくような未来への絶望感、失望感、閉塞感が広がっているのか?その原因は色々あるようでだいたいは一つに集約されます。


「人間が多すぎて、さらに老人が増えすぎてる」


環境問題も、食料問題、エネルギー問題、社会問題、財政問題、いわゆる「なんとか問題」のすべての原因は突き詰めればほとんど一つ人口の増えすぎです。

 持続可能な社会、といいますけれど、何もしなくても地球、というのはほぼ永久機関であり、地球の再生能力を超えて破壊しなければ、すでに持続可能で完璧なシステムです。


 もっと突き詰めていけば


「死ぬことは悪であり、絶対に避けなければいけない」


という価値観、が根底にあります、死、を悪、としているこの価値観、にだいたいの問題はいきつく。


 価値観、ということは、誰かの個人的見解なのです、そして誰かが与えたものです。ほとんどの人間は、自分の価値観を持ちません、他人から与えられたものを、自分が最初から持っていたものとして自己欺瞞をする。

 価値観を持つ、というのは一握りの人間の特殊技能みたいなもので、絶対の自信、ある種の狂気です。自分を神だ、と信じてる人間だけが、何に価値があって、何には無いというのを決めることができる。


 ウィルスで弱い生命が死に、強い個体が残り進歩する、それが自然のルール、川が海に流れるように自然なこと、それに逆らって、医療の力で延命させる、それは川を逆行していくのと同じで、自然のルール、に逆らうには必ず、エネルギーが必要になります。

 そのエネルギーをどこから持ってくるか?そこには必ず裏技が必要になる、搾取だったり戦争だったり暴力、抑圧、洗脳、強制、奴隷、とにかくまともじゃない方法でエネルギーを生み出さないと自然、の流れに逆行しつづけることはできないのです。


核発電は危険だからやめろということで、核発電所は廃炉されましたが、火力発電が安全だという根拠はどこにもない。火力発電で生み出した二酸化炭素が、すでに回復不可能なほど地球環境を破壊してもう手遅れだという可能性だってある、放射能汚染よりももっと決定的な破滅を引き起こすことだって考えられる。

 どうやったって、自然に逆行するための膨大なエネルギーを生み出し続けようとするならば、継続不可能な裏技を使うしかないってことです。


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 2500年前の哲学の祖ソクラテスは、ほとんどたった一つのことしか言ってません、そしてそのたった一つのことが、唯一の知恵とも言えるべきものです、簡単に言うと


「それを知らないという理由だけで、それを悪とするな」


 これだけです、だから死、も知らないというだけでそれを悪としてはいけないってことにもなる。

 けれども生命の本能として未知の物は恐ろしい。知らない、わからない、それだけの理由で恐怖を抱いてしまうもの、そういう遺伝子なんだから仕方がない。


 だけど論理は、それは間違いだと教えてくれます。恐怖、を論理で克服することを、勇気と言います。

 勇気を持っている人間は、1%もいません。願わくば、勇気を持つ人が1人でもおおく存在することを望んで2020年の総括とします。


2020年12月27日日曜日

1992 - 1995  ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない

  おそらくジョジョで一番人気なのは第三部のスターダストクルセイダース、これはたぶんダントツ、そして第二位は第五部ゴールド・エクスペリエンスだとおもわれます。

 第三位は・・・、これは団子状態で、第二部かスティール・ボール・ランでしょうか。

 

 ジョジョで第四部、このダイヤモンドは砕けないを選ぶ人は、変わっているという判を押されることでしょう。

 けど時代が流れるにつれて、だんだんこの第四部の評価が上がってきているという気がします。


 第四部はそれまでと展開の仕方が全然違うんですよね、いわゆる「梶原一騎システム」、強敵を倒すとさらに次の強敵が、それを上回れる次の強敵が!ってらせん構造で出てくる、梶原一騎が発明した、連載漫画のフレームワークです。

 第四部はそれに対するアンチテーゼで、次々に強敵が、という展開ではなく、一つの街で色んな事件が起こり、だんだんと一人の人物、吉良吉影、という殺人鬼という人間が浮かびあがってくる、っていうオムニバス形式になっております。途中なんの関係もない話もあったり、コメディ回、日常回、主人公まったく出てこない回、みたいなのも挟んで、人物、よりも、杜王町、という街、が主軸になって物語が展開します。


 これの欠点は、ズバリわかりにくいってことですね。それで結局なんなん?って話の展開が読めないから感情移入しずらい、どんどん盛り上がっていく、どんどん主人公に感情移入していくってことにならず、意識が分散してしまう、主人公と言いましたけども、実際には主人公が何人もいて、仗助、承太郎、康一、と主人公格の人間が何人もいます。

 それとやっぱり挑戦的な作戦なので、全体の構成がやっぱ甘いという気がしますね、もっとオムニバスだけれども全体がうまく絡んでいくと良かったですね。

 もう一つの欠点として、うまく話の構成を作るので難しいってことですね。すべての要素が全部最後には絡み合って!ってなればいいけど、なかなか難しい、一度出てきたけどもう二度と出てこないキャラとかいっぱい出てしまう。


 梶原一騎システムにも弱点があります、まず同じような作品が多すぎること、結局忍術であったり妖術であったり、超能力だったりロボットだったりと、パッケージは違うけども、話の流れはいっつも同じです。どうせまたいつものジャンプマンガでしょってことで。

 それになんでいつも都合よく弱いやつから順番に出てくるのかって話です、スポーツでも一回戦から最強のところに当たる可能性だってあるし、魔王は絶対最初に本気出さないし、なぜか殺すまでもないって見逃す、死んだようで実は死んでなかった、本当の黒幕は・・・エトセトラ。都合が良すぎる。



 なんにせよ、挑戦的、で新しいスタイル、を目指したってのは善いことですよね25年たった現在、マンガはめちゃくそ保守化してて、売れるにはこう!みたいなのがガッチリ固まって来てしまっております。月九ドラマ並に一話よんだだけで全部わかる。こういうのが読者受けするんでしょ?ってのが見え見え、ゲロ吐きそうになりますね。

 もっともっと挑戦的なマンガ求む、ですね。売れないでしょうけど。だから新人ではなくて金持ってるベテランがアグレッシブな作品を描くべきだと思います。

2020年12月1日火曜日

2012 那由多の軌跡

  ファルコムから出た軌跡シリーズのスピンオフゲーム。軌跡・・・、とはほぼなんの関係もなく、英雄伝説はターン制ですが、このゲームはアクションロープレ、ほぼイースと同じ、イースのスピンオフって感じですかね。


 オープニングアニメなどグラフィックはこの時期のゲームとしてはかなりしょぼいw まぁファルコムですからね、基本スーファミです。


 実はワタシ、アクションロープレが大好きなんです。つってもアクションロープレっていろんなパターンがありますよね、ターン制ロープレだとほぼパターンは一緒なんですが、まず2D、3Dがある。3Dのゲームなんて言ってしまえばほとんどすべてアクションロープレと言えます、モンハンだってCODだって、バトロワだって、無双ゲームだって、キングダムハーツだって、ゼルダだって、全部アクションロープレです。

 ただワタシは3DのARはあんまし好きじゃないんですね、視点変更が面倒なんです。3Dアクションっていかに視点操作をするか、がほぼゲームの半分です。VRとかで視点変更の煩わしさから開放されるかと思いきや、やっぱVRはカラダへの負担がでかいっていうのか、やっぱし疲れるというのか、面倒くさいっていうのか、とにかくとてもじゃないけど長時間つけっぱなしには出来ません。

 もっともっとVRデバイスが進化してくれるのを望むばかり、だけどどう進化すればいいのかわかりませんよね、薄くなればいいのか?っていうとそういうことじゃないし、視神経に直接接続、っていうのしか無いんでしょうけどそんなムリだろうし、可能だったとしても怖すぎますわね。っていうかそれができるんだったらもう全盲とか治療可能ってことですもの。それって研究自体されてるのですかね?まったく話を聞かない。目で見るんじゃなくて網膜に直接映像を出すっていう研究、これこそ最後のピースというのか、誰しもが期待してるものなのにそこまで莫大な費用が投じられて研究されてるって感じがあまりしない。


 視点変更が面倒なのを解消するためにロックオンがあるゲームもありますけどそれはそれで、一つのものに集中してたら後ろから撃たれるってことになる。

 とにかくゲームと視点、ってのは小説と語り手、みたいに永遠のテーマです。


 このゲーム自体は、スーファミっぽいアクションを求めてる人にはなかなか良いゲーム、クリア後にもかなりボリュームがあってやりごたえもあります。ただちょっと武器の種類が少ない気がする、無駄に料理が充実していて、料理で経験値を得てレベルを上げるという謎仕様なんですが、料理よりも武器の素材集めて強化できるようにしたら良かったのでは・・・?

 呪文もいくつか種類があるのですが、基本使うのは一つですね、後に手に入る呪文のほうが強いので、基本それ。(あと自分の周りをぐるぐる回るやつ)あとボスには呪文ほぼ使わない(当たらない)。もっと呪文に使いみちを作るべきかも、ロックマン的に呪文の威力は同じにして弱点を作ったほうがいいと思う、まったく使わない呪文かなりあります。



 ストーリーも普通というか、あっさりしてます。軌跡シリーズっぽさはキレイゴトで結構まとめようとするというとこくらい。

 

2020年11月30日月曜日

1999 007  ワールド・イズ・ノット・イナフ The World Is Not Enough

シリーズ第19作目、引き続きピアース・ブロスナン


 いつものように核爆弾が盗まれるわけですが、今回の007はキャストが豪華って感じがしますね。新Qとしてモンティパイソンのジョン・クリーズ、敵役にはロバート・カーライルが選ばれていますし、ボンドガールもわかりやすいエロい女でして、やっぱアクション映画でも俳優って大事だよねって思わされます。


 ジョン・クリーズは言うまでもなしなんですが、ロバート・カーライルっていい役者だと思いますね、なんか空気感がある。


 映画の内容はなんだか全然覚えてないw なんだか水辺のシーンが多かったような。


でもこれ1999年ですか、1999年にしては映像がそこまでCG集がしませんね。この00年代って、いかにもCG、っていうCG全盛期だった記憶がある。

2020年11月27日金曜日

1990 ジョジョ第三部 スターダストクルセイダース

  ジョジョを読み返しております。


やっぱ三部は名作中の名作ですなぁ。

 いろんな要素が詰まってます。


・まずシルクロードを旅してエジプトをナイル川を上流から下流で向かっていく、というロードムービー的な作りになってること、これだけで旅行記的な面白さがあります。誰しもが憧れるシルクロードの旅ってわけですね。 

 メディアってやつは、世界、といいつつ98%アメリカとヨーロッパの話しかしない。中国、ですらほとんど取り上げられません、中国のなんとか省って言ってイメージが湧く人は殆どいないと思います。


・タロット、エジプト神話、などの中2が飛びつきそうなモチーフがふんだんにある。

 

・そしてなんといってもスタンド。今では「異能者バトル」と言われる、一つのジャンル、として確立されましたね。そのあとのジャンプバトルマンガに、あしたのジョーがその後のマンガに与えたくらいの影響を与えた、明らかに幽白、HxH、など影響が見て取れますね。


・これはあんまし誰もいいませんが、デザイン、めっちゃ独特。ジョジョの絵が苦手という人は未だにいっぱいいる。ワタシもガキの頃は何が描いてあるのかよくわからず敬遠してました、ローティーンにはむずすぎる。アブドゥルの髪型なにあれ??

 純粋に無茶苦茶かっこいぃ、とは言い難い、キッチュなデザインです。やっぱりその頃ノリノリだったハリウッド映画、エイリアンとかの影響?スタンドの絵、って描いてみてって言われて描ける人ほぼいないと思いますね。ギリスタープラチナはなんとなく描けても、ハイエロファントとかまじ不可能、今読んだばっかりなのにあまり覚えてない。

 独特すぎて覚えらんないですね。模写とかしても、なにこのデザイン??って手が馴染まない感じ。普通こうするだろう…っていう形を守ってないっていうか。これはわざとそうなのか、アラーキーの本来のセンスが独特なのかわかりません。


・シリアス、と抜き、のバランス。

 シリアス一辺倒だと、いくら面白くても疲れてしまう、第一部、二部、はずーーっと基本シリアスなので、ずーーーっと戦っていて読み疲れしてくる。第三部はシリアス、とちょっと抜いたコミカルな場面、の塩梅が絶妙、それがキャラの魅力を生んでいる。始めっから狙ってそうだった、ってことじゃないと思います、ポルナレフが描いてるうちにどんどん化けて物語を勝手に発展させていったってことじゃないでしょうか、ノリノリの漫画家特有のキャラが勝手に動く状態ですね。


・悪役の魅力。なんでDIOは♥のモチーフなんですかね、悪役で♥のモチーフってのは非常に珍しい。男だし。悪役だけど、人を惹きつけるカリスマ、を持っていることを象徴してるのかも。やっぱりあえて、ミスマッチ、を狙っていたのかもですね。額に♥のシンボルがある悪役なんてやっぱり普通に考えたらおかしいですもの。


やっぱワタシはマンガが最強のメディアだと思いますね、アニメよりも映画よりも、やっぱりマンガが面白いもの。ワタシが映画が進化してマンガになったと思っています。テレビよりもラジオのほうが面白いし、収斂進化ってやつです。

2020年11月26日木曜日

2018  Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald  ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

  ハリポタのスピンオフ、ファンタスティックビーストの二作目、全五部作になる予定なんですって。


 う~~~ん…


 クリエイターの鉄則として、二匹目のドジョウを狙いにいってはいけないってのがあります。なんとかのリメイク、なんとかのリマスター、スピンオフ、エトセトラ。

 禁じ手なのに、誰もがそれに手を伸ばしてしまう、麻薬なんですねこれは。悪いやつが甘言を吐くわけですな

「ひぃーひっひっひ!先生!ぜひ続編を!ファンのみんなが待望しておりますですよキィーッヒィ!」


 って具合。これに一回手を出すと、一生、過去の作品の再生産をするハメになる。味がしなくなるまで同じお茶を飲むことになる。しかも一度手を出すと二度と抜け出せない。


 だからこれは、悪癖、の典型として見るべきですね、あぁ~、これやってしまったか、ひや~・・・、これかぁってことで。


 もとから構想にあった場合を除いて、続編やスピンオフやリメイクがオリジナルよりも面白くなることはまず無いですね、オリジナルでちゃんと出来んかった!カネとか時間とかで!ってことがあるなら別ですけども。


そりゃジョニー・デップも降りたくなるってものです。しかも五部作完成まであと8年もかかる予定みたい、キャスト死ぬよ?


 やっぱしストーリーが面白くないです。映画としては、これもこれで悪い例でして、CGすぎてなんだかよくわからない。さらに小説を映像にしたものにありがちで、説明ゼリフが長い。

 小説と映像ってのはテンポ感が違うんで、基本小説は映像化しても面白くない。むしろ逆に映像を小説化すべきなんですわね、あぁそういうことだったのね、ってわかる。

2020年11月11日水曜日

2015 マッドマックス 怒りのデス・ロード Mad Max: Fury Road

 マッドマックスのリメイク?作品ですね。


 基本的な話の流れはたぶん3のサンダードームと同じ感じ。


 ですが、物語なんてほぼ無いに等しく、ひたすらカーチェイスとアクション、長い車に乗ってその上で戦う、みたいなフランクロイドの時代からの伝統的乗り物アクションとなっております。


 なんにせよ欧米人ってやつは車が好きですわね、ワイルドスピードとか、欧米人にだけ人気がある映画ってのがあります。そしてさらに車が好きなやつは欧米好きですね。逆も成り立つというわけ。ワタシは基本車ってあんまし好きじゃないですね、特に理由は無いんですが、でかくて邪魔です。とにかく車ってやつは邪魔。


 もっと広いだだっぴろいところに暮らしてたら車が好きになったのかもしれないんですが、狭いところに密集しているとほんと車って邪魔です。

 

 デザインは相変わらずですが、ややカルト映画よりもグローバルチックになった感じがします、女のルックスが一番変わりましたね。とりあえずエロい女を差し込んで人気を取ろうというのが成功してる気がします。


 最近のCGは、いかにもCG、っていうのよりも、いかにCGっぽくなくさせるかっていうのにシフトしていて、これはいい傾向だと思われます。


 ただ全体を通して言えることは

 この映画なんなん??w  

ってことですね。なんか神話っぽい物語にしようとしたみたいなんですが…。ギャグなのか真面目なのかわからん、って感じになってます。

2020年11月7日土曜日

2013 Fate/EXTRA CCC

  愛は求める力、恋は夢見る力・・・そうか?


Extraの続編です。


Extraはぶっちゃけ劣化版ペルソナ3でしか無いって酷評しましたがこの続編は自分たちの良さを活かそうという感じでギャルゲーロープレみたいな感じになり、格段に良くなったと思われます。


ゲームシステムが時間制限システムがなくなり、普通のダンジョン探索ゲームになりました。パラを自分で操作出来なくなったために火力低下。ただ時間制限ないのでシコシコレベル上げすれば誰でも勝てる。


 が、一発では勝てないです。初見殺しスキル満載。後半のボスは相手のエクストラとスキルの意味がわかんないと何も出来ずに撲殺、あるいは瞬殺、こちらの装備も間違えているとその時点で勝ち目が無いってこともザラ。まぁ今どきネットで攻略情報を見ないって人も少ないと思うのでちゃんと準備すればオケです。それでも運要素が強くて普通に負けることもある。要するにじゃんけんゲームなので確実な勝ち筋ってのは無い。一番大事なのはエリクサーでして、これがあればまぁ負けることは無い、がゲーム内にたぶん5個しかないのでこれをどこで使うかが問題。


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シナリオはギャルゲー化したこともあり、なんだか鬱ゲー要素が強い。基本的には女の子のココロに中にマインドダイブしてヒミツを握りぶっ壊すっていうっていうゲームなので、女の子を精神的に追い詰めたい!!というマインドブラストみたいな人じゃない限りなんだか憂鬱な気分になる。


 敵が美少女限定という昨今のギャルゲー?らしい割り切ったものになりました。もはや野郎の出る幕は無い。




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 ネタバレ警報



 ワタシはCCCルートとセイバールートしかクリアしてません(これからキャスターもやるかも)

ギャルゲーらしくフラグは複雑で、ダンジョンは期日などはありませんがいわゆる真のエンディング、に向かうルートのフラグは攻略情報なしではほぼ到達不可能。ただ二週目にはCCCルートへ向かうためのヒントが出るようです、ようするに2周やれってことなんですが、2週やるのは結構めんどい。

 あとCCCルートだけしか進まないと、ジナコがどうなったか?っていうのがわからないので、それだけは回収するべしだと思います。ジナコの扱いだけなんだか手厚いのは、


「このゲームやってるオマエがジナコなんだよ」


っていう無言の圧を感じます。ゲームをやってるプレイヤーをモデルにして作られたキャラですね。



 そして真エンドのボスは、とにかくすごいw


 宝具がすごいです。なんでこれがSONYの審査をかいくぐったのかわからん。(いやアルターエゴのデザインもやばいですけどね、これなんで通るの!?っていうのばっかり)


 例によってエリクサー大量投下をすればなんの苦もなく倒せるので強くはない(まともに戦うとまじ強だと思われる)、隠しボスの3人目も、まともに戦うとマジ強いですがこちらもエリクサー大量投下で勝つことは出来る、ただそれをやるとラスボスで苦戦することになるので、隠しボスは倒してみるだけでセーブしないほうが良いと思われる、アイテム回収したところで使う相手がいませんし。



 ただ鬱ゲーっぽくはありますが、なかなかよく練られた良いシナリオだと思います。自分の価値観と食い違ってると・・・ん??って思うかもしれませんが、刺さる人には刺さるでしょう。まぁそれは個人の問題、アイドルランサーが気に食わないって人が多そう・・・


 


1997 007 トゥモロー・ネバー・ダイ  Tomorrow Never Dies

  映画第18作。



 不思議と、なんにも覚えてませんw 今見終わったところなのに、何も覚えてない。ヒロインがいまいちだったのかもしれませんね、中国のスパイなんですが、中国のスパイってなんかイメージに無いですね、中国のスパイ っていうステレオタイプが無いっていう感じ。

 KGBのスパイ、ナチスのスパイ、なんとなーくこんな感じ、ってのがあるんですけど、中国?? 中国の諜報活動が優秀だっていう噂を聞いたことがない。


 戦える女スパイなんですけど、これも全然中国っぽさとかけ離れてますね。いかにも欧米がでっち上げたというキャラ。そんなのいるかよ、って感じ。日本の公安所属の美女っていうような感じですね、アニメにしかいねーってそんなの。

2020年10月29日木曜日

霜降り明星 粗品さんの話

  ワタシ全然知らなかったのですが、霜降り明星の粗品さん、ギャンブルキチピー だったんですね、数日で700万以上すったとかすらないとか。


 俄然ファンになりましたw やっぱこれからのお笑いを担っていくのは粗品さんしかいませんね。久々に熱い芸人が現れたぜ。


 金持ってる、めっちゃ儲けてるからそんなに賭けられるんじゃないの?という人もいるかもしれませんが、金持ちは基本ギャンブルやりません、買っても嬉しくないから。ギャンブルなんかしなくても固い投資をするだけですぐに億稼げるんですもの。100億国債買えばほぼノーリスクで年収1億ですもの。常に宝くじあたりまくり状態。誰が損するとわかってるギャンブルなんかするものか。


 粗品さん借金もかなりあるようで、これこそ芸人です。きちんきちんと貯金するような公務員はエンターテイナーじゃない。無茶苦茶な話ですが、買ってでも借金しなきゃ。


 ドストエフスキーもギャンキチとして有名でした、ワタシはドストは明らかにわざと負けて自分を追い込んでいたと思いますね。99%のクリエイターは年をとると仕事しなくなります、安楽な生活をしてるとモチベーションは保てない、人間は弱い生き物、モチベーションをどうやって保つか、それが天才と凡人の違い。

 これから霜降りのラジオとかも追っかけようと思います。ポストダウンタウンはもう霜降りで決まりっぽいです。

2020年10月27日火曜日

PC (windows10) で PS3(DS3) コントローラーを使う  ScpToolkit から乗り換え

  PCでPS3のコントローラー (DualShock3=DS3)が公式ドライバで使えるようになっていたのを知っていましたか?


 これまではScptool?なるサードパーティのソフト、しかも更新が随分前に終わってる上に、コントローラーを無理やりXboxコントローラとして認識させる、みたいな裏技まがいのやり方しかなかったのです。しかもこのSctp更新が終わってるせいもあるのか、挙動が不審ですし、突然1P2Pが切り替わってしまったりと不具合の塊。


ですが、Ps Nowっていう定額ゲームサービスをSonyが初めて、そのソフトの中にDS3をPCで使えるようにするドライバが入っています。サブスクに加入しないでもソフトをダウンロードすれば使える。


 が!ワタシみたいに違うドライバを前に入れてると、DS3を認識してくれない!糞が!なんやねん!といろいろいぢってみた結果やり方がわかりました。


1WINボタン+X キーからデバイスマネージャーを開く

2そのなかで biconur??みたいなやつを選択、どれかわからなかったら、とにかく上から順に見ていって見慣れないドライバを発見して下さい。

3そのドライバを開いてープロパティードライバアンインストール

4コントローラーを再度接続、ゲームコントローラーとして認識されたのを確認

5そのままだとボタン配置がむちゃくちゃになってるので、ソフトで調整するなりすればOk。


 自己責任でトライしてみて下さい。まぁこんなまどろっこしいことをする時点でかなりPCに詳しい人しかやってみようとしないはずなのでわかるはずです。

 そもそも、なんですが、Windows が自動でドライバを認識しないのがいけないんです、ドライバを自動検索しても、自分で見つけてくれません、基本的に、この自動ドライバ検索ってのは機能した試しがない。また手動で選んでも認識しないこともあります、別のドライバを誤って認識するとそれを消去しない限り変更が出来なくなる。Winのドライバ関係はいっつもバグの温床です。

 ペンタブレットも何度ドライバを入れ直したりしたことか。そんなにドライバを設定するのって高度なタスクなわけ?

2020年10月25日日曜日

2003 the core   ザ・コア

  地球の自転が止まってしまった!


 さぁみんなで地下へ潜って地球滅亡の危機を救うのだ!!


っていうゴリゴリのハリウッド映画ですが、まぁアルマゲドンの地下番ですわね。俳優はまったくの無名、誰一人知らん。おカネはかかってるのかかかってないのか微妙なところ、でも2003年ならこの程度だった気がします。



 天才ハッカーの少年みたいなお約束がお約束どおりに登場、そんな順番に死ぬかね・・っていうくらい一人ずつ順番に見せ場を作って死んでいきます。

 そして007みたいなハッピーエンド。


 とまぁ、ハリウッドのお約束どおりの映画なんですが、なかなか見どころもあります、メカデザインのセンスとか、適当な科学のごまかし方とか。

 宇宙を舞台にしか映画はかなりありますけども地底を舞台にした映画ってのはなかなか無い、情報がそんだけ無いんですわね。地下にはマントルがあって、核があって、核は鉄の塊で・・・っていうのは全部、たぶんそうに違いないっていう予想でしかない、確証は全然無いんですね。だからその分夢詰め込める。

 

 アルコピのラジオでもいぢられていましたが、まぁまぁ面白いです。なんにも考えずにみられるハリウッドのバキバキドカン映画、ワタシは結構好きです。妙におしゃれぶったり、社会的な批判みたいなのを挿れてこないとこが良い。

雑談   ドイツ人は優秀?  移民とキレイゴト  アメリカの没落

  レーニンじゃありませんけれども、なんとなく

 ドイツ人とユダヤ人は優秀、それに続いてアングロサクソン。っていうイメージというか神話みたいなものがありませんか?

 フランスは普仏戦争以降すべての戦争に敗北してます、だからラテン人は天才が散発的に生まれるけども、集団としては愚劣であるというイメージがある。ドイツ人、ゲルマン人、アーリア人も両大戦で敗北してますけども、精鋭であることは疑いなく、常に少数なのに敵に大苦戦を強いた。

 つまるとこドイツは政治下手なんですね、常に敵に囲まれている、しかし実力は優秀。


 という、イメージ、があります。


MONSTERという漫画でもドイツという国は「ちゃんと努力する人間にちゃんと応えてくれる国家である」みたいなことを書いております、さらに財政も健全。


 けれどもコロナウィルス対策では失敗してますね、医療の先進国といえばドイツ、といわれていたのに。


 それがすごい意外だと思ったのです、イメージが崩れた。


フランスでウィルスが流行るのはわかる、ツール・ド・フランスで普通に応援してましたもの、あぁラテン人の悪いとこ出てるなと、ルールを守らない、芸術家気質の悪いとこが出てます。

 しかしなぜドイツが?そしてイギリスが?


 イギリスがEU離脱するのは気が狂っている、って部外者は思ってますけども、それはやっぱり部外者の意見でしかないのかもしれません。

 移民が増えればその分需要が増えて、GDPが増える、だから移民は経済に良いのだ、って部外者は言います。人口が増えればGDPが増えるのは当たり前、経済成長ってのはその殆どの要因は人口増加にあります。


 けど本当にそんな単純なことか?って話なんです。ヨーロッパがアメリカ化してるって言われてました、移民がどんどん入ってきて、アメリカと同じように人種が入り混じってきてるから。


 ワタシにはやっぱりそれが、ウィルス対策できない原因じゃないのって思います。昔のドイツやイギリスではなくなってしまった。



 誤解されて当然だと思いますけどもワタシは移民排斥主義でもなんでもない。


 ただ


 こうあって欲しい、ということと、現実にそれが機能するかはまったくの別問題だってことです。


人種や民族によって差別されないほうがよい、これが理想、キレイゴトです。だからそのようになるべし、移民を受け入れるべし、多様性を受け入れるべし、そりゃそうだ、そのほうがいいに違いない。


 けどそれ機能するの?本当に出来るの?生産性あがるの?


誰か調べた?データ取った?検証した?


もしかして、ただ純粋に理想だけで、感情だけで、それが真理みたいに他人に押し付けてるのではありませんか?


 大きな理想ってやつは、身近な現実に引き戻すことでわかりやすくなるもの。

例えばこういうことです、30人のクラスに多種多様な民族をごちゃごちゃにして入れ込むのと、同じような階級、同じようなバックグランド、同じような能力、を持つ人間を入れ込むのと、果たして学習成果でどちらが効率的でしょう?

 

もっともっと簡単な例

 アパートを借りようと思う、まったく同じような条件のアパートが2つみつかる、けど片方は住民が国際色豊かでバラバラ、コトバも通じない、もう一つは一般的な家族が住んでいる。さてどっちの部屋を借りますか?


経済的には、同じです、家賃収入も同じだし、統計で現れる数字は同じでしょう。誰しもリターンの無いリスクを背負いたくない。



 アメリカ型移民国家は、経済統計的には成長してるように見えて、社会がガタガタ、ボロボロになってるんじゃないの?ってのがこのウィルスで見えたきたような気がするのです。ハッキリ言ってアメリカはもうむちゃくちゃになって来てます。トランプかバイデンか?っていう問題じゃなくて、もっと根が深い。長期投資はアメリカ株で安心!ってのは幻想かもしれない。もっと資金を散らしたほうが良さそう、更に現在はめちゃくちゃバブル。


素人が投資しだしたら全部キャッシュに変えろ


これが投資の鉄則、大学生とかで投資がブームらしいですが、明らかにこれはバブル。全部キャッシュに変えるべしです。ゴールドも暴落が見えてる。


 イギリスのEU離脱なんて愚行中の愚行だ、って断罪してますが、すんなり上手くいくってこともあるかもしれませんよ。みんなただ感情論でしゃべってるだけなのだもの。

2020年10月3日土曜日

2000 レーニン ロバートサーヴィス

  「権力についておしゃべりをする前に、まず権力者とならねばならない」


 ワタシはレーニンについてほとんど知識無いので、レーニンの伝記の中で評判が良いとされるこの本を読んでみました。

  


 レーニンに限らず政治家の伝記ってのは、作者の意見や時代、によって捻じ曲げられやすくて、ヒトラーの伝記なんて、それこそ、ひどいもんです。

 どうも昨今、ヒトラー、とか、ナチス、っていう言葉を出すこと自体が禁じられてます、まともな伝記なんて書けるわけない。


 レーニン、そしてさらにスターリン、について信頼できる情報は少ないです。なぜか図書館にスターリンの本だけ置いてなかったりする、あるいはスターリンは悪の権化!っていう逆プロパガンタ、本があったりする。

 何が悪で、何が善か、なんてなんでオマエにわかるのだ、オマエは神なのか?ってワタシは思います。そういう個人の意見じゃなくて、こういうことをして、こういうことになった、っていう事実だけを伝えてほしい。



レーニンっていう人は、たぶんほとんどの人が思っているような、貧困者の味方!貧しい人々のために社会主義を!っていうリベラルな人ではまったくなく、もっと合理的な考えをする人間で、倫理的に善い、から社会主義を望んでいるのではなく、資本主義は、当然社会主義になる、と考えていたようです。マルクスもそうだ、と言っている。とレーニンは主張している。

 正義の味方、になりたいわけじゃない。それよりも社会の進歩の当然の帰結、として社会主義を目指している。 

 

 レーニンは貴族であったこと、生活のために働いたことがほとんど無いってこと、そこにほぼ全てがあるとワタシは思う。一度でも、生活のために働かないといけないプロレタリアートになれば、まず、人間に対して希望を抱かなくなる。

 レーニンは貴族だったので、常にプロレタリアートとは距離をとっていて、感情よりも合理性を重視するようになったみたいですね。それだけでもレーニンは優秀な政治家と言えます、たいていの人間は、感情のままに適当にその場しのぎの行動をしてるにすぎない。

 そしてもう一つだけ決定的なことは、レーニンの兄、この人こそまさに革命家の鑑みたいな人なんですけど、が処刑されてるってことですね。

 貴族は体制に対してそれを破壊する意思を持たないし、すぐに買収出来るのですが、この家族を処刑されたっていうことが、体制に対する消えない怒りとしてあります、その怒り、既存の秩序に対する憎悪と怒り、それがレーニンと大衆で上手くシンクロしたのですな。


 これもワタシの直感なんですが、レーニンという人は、誰かを助けたいとかいう意思がほとんどない、共産主義によってみんなが幸福に暮らせる、みたいなことを願ってない。それよりも、自分、が革命者、権力者として支配、君臨したいっていう権力志向の俗物だって気がしますね。


 マクシム・ゴーリキの言うように

「自分の夢想だけを追い求めている人間嫌い」


 さすがゴーリキは的を得てる気がする。


それが後の社会主義、共産主義に繋がっている気がする、大衆のため、労働者の為というのはタテマエ、自分が権力者になりたい、そのために大衆を利用するっていう考え。レーニンは英雄でスターリンは悪党ってことになってますが、実は似通ってる人物です。


 ですがそれが間違ってるとは言い切れません、誰だって権力者になりたい、成り上がりたいと思ってます。虚栄心、と言われてますがそれが本当に無い人間なんて皆無でしょう。そしてそれが、意思、とかモチベーション、やる気っていうものですし。

 本当に労働者や大衆のためにポピュリズム的な政策をしたら、破産して滅ぶだけですから、そもそも、大衆のための政治なんて、そんなの不可能ですし。

 資本主義や民主主義が社会主義、独裁よりも優れてる、とは言い難い。どっちも良くない、です。


 現代の日本、みたいな資本主義の国、アメリカの自治州に住んでると、共産主義については悪いことしかニュースとかでは言わない。中国やロシア、北、に対しても、悪いことしかニュースにしない。中国が何か善いことをした!というニュースを見たことがない。逆に、資本主義の悪、みたいなのは一切入ってこない。

 現代においても、情報は操作され捏造され誇張されております。


 ワタシはマルキストでもなんでも無いですけど、マルクスが投げた問題提起


資本主義は、必ず破滅する


 これにちゃんと回答してる人を見たことがない。共産主義を批判する人はやまほどいますけども、資本主義が破滅する運命にある、ってことに対して何も答えを持ってない。ヘラヘラ笑ってるだけです。


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 レーニンを弁護する必要もないのですが

レーニンは内戦時に 

「金持ちは全員殺せ、ノルマ100だ、とりあえず100人は縛り首にして吊るして反革命勢力をくじけさせろ!」

 というとんでも命令を出してます。これを証拠に、レーニン、共産主義の正体はこれだ!抑圧と粛清!って言い立てるのは簡単ですけども、やっぱ内戦時、っていう状況が大事ですよね。そりゃこたつでぬくぬくみかんを食べながら平和と対話を訴えるのはたやすい、しかし戦時、いつこっちも暗殺されるかわからない、って状況で同じことを言えるのか?ってことです。みんな戦時中はこういうことを言うもんですわ。しかもレーニンだけの意見ではないでしょう、金持ちども、既得権益者を皆殺しにしてやる!!っていう憎悪はいつでも社会にくすぶっている、現代でも、です。それに誰が火を付けるのかって話。



 ワタシの意見としては、正しい、政治、なんてない。全員を幸福にするなんて不可能だし、結局はどんな主義主張も同じで、ある特定の人間だけが優遇される、それが誰か?という違いだけしかない。

 ただ平等とは全員が不幸になることだ、って考える最悪のグループもいて、そいつらには気をつけないといけないと思います。要するに宗教勢力と死ぬほど無知蒙昧なポピュリスト。反知能主義。そいつらは皮肉にも、人道主義、と呼ばれていたりする。


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 政治的なことじゃなくて物語としてもやっぱドキュメンタリーは面白いです。ボルシェヴィキがどうやって資金を作っていたのかっていう一番気になるところですが、なんと銀行強盗と結婚詐欺などをしていたようです。なるほどなぁ。革命ってのはそういうことなんだなぁ。


 またレーニンが何度も挫折しているのにまた幹部に返り咲いているのは、レーニンが頭でっかちで党内をしっちゃかめっちゃかに分裂させるので、秘密警察がスパイを送り込んでレーニンが幹部になれるように応援していたのです。つまるとこ敵に利用されてたわけです。なんで秘密警察はそんなまどろっこしい方法をとったのかは不明。


 さらに二月革命のあとのボリシェヴィキがどうやって活動資金を得ていたのかというのも面白くて、ボリシェビキは即時停戦を表明していたので、帝政ドイツが大量の資金をボリシェビキに突っ込んでたんですね。

  

 また帝政は厳罰主義ではなく政治犯を捕まえても、流刑とか懲役にして死刑にあまりしなかったのですね、それが結果的には転覆させられる要因となった。それを見ていたスターリンが自分は敵はすぐに死刑にする。っていう方針を取ったのは納得です。目の前で、死刑をしなかったために帝国が滅んでいくのを見てるんですから。

 死刑にしなかった、ということで感謝するやつはいないのです、少しでも甘さを見せるとつけあがり、復讐する、まさに監獄にぶちこまれてから復讐した自分自身の経験から、粛清するようになってことですね。



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 読んでて思ったのですが、社会理論学者、というのは絶滅したんですね。マルクスだのウェーバーだの、まぁレーニンもですが

 「社会はこうである、だからこうするべきだ」

 ということを主張する学者ってのはいなくなりましたね。政府の御用学者ばかり、ようするに

「国際協力をして、平和的に、問題を解決しましょう」

 っていう、要するに何もしないってこと、何も主張しない学者ばかりになりました。文科系の学問はなんの役にも立たないことを暇つぶしに調べる連中となりました。

 何を学者が考えても無駄である、というより誰がなにをしようと無駄である、という結論を出したのかもしれません。

 あるいはもっと本質的に


なんで他人の幸福を望まないといけないのか?


という根幹が崩れてしまっているのですね。


 社会を変えていくのは、言葉、や意思、ではなくて、自然科学の数式、から生まれる、兵器、である、さらにそれは社会を、変える、だけで、良く、なるとは言えない。

 社会学なんてただの無駄話でしかない。これが大戦の出した結論なのですね。大戦というより、核兵器、のもたらした結論だと言えます。


 共産主義、の目標は、抑圧と搾取のない社会、と作ることでした。結果的にそれは失敗した。晩年のルソーは全てに絶望して、結局社会は抑圧でしかない。と言ってたといいます。


 なんだか昨今自殺が増えてるようですが、それもわかる、という気がします。感情論で、自殺はいけない、というだけで、理論的に、社会はこうなる、こうすればよくなると言うやつは一人もいない。理論的には、社会は悪くなるし、これからも悪くなる一方である。競争はさらに激化し、抑圧はさらに大きくなる。むしろ自殺しないでまだ生きてるほうが非合理的で感傷的と言えるでしょう。

 社会は良くならないから自分だけが金持ちになり、自分がやりたいことをやる、それが出来ないなら死ぬ。至極当然の発想と言えます。

 


2020年9月28日月曜日

Bump of chicken 活動継続について   救世主ゲーム

 http://radiko.jp/#!/ts/BAYFM78/20200928030000


 スキャンダルのあとに初めて公式声明的なものがありましたね。


 救世主ゲーム、っていうのがあります、チェスタトンが言っていました。

大衆が最も好むゲーム、それが救世主ゲームだと。


ある人間を担ぎ上げて、それをメシアだ!聖者だ!聖女だ!ってもてはやし、そのあとに一気に叩き潰して、最後には火炙りにして殺す。


 というショーなのです。これが大衆が戦争よりも好んでいる、人間の本能を一番満足させるゲームなんだと。公開処刑、それが最高のエンターテイメントなんだってことです。


 イエス・キリスト、ジャンヌ・ダルク、マリー・アントワネット、アドルフ・ヒトラー、最近で言えば、マイケル・ジャクソン、ホリエモン、ベッキーなどなど、大小に関わらず大衆はこの救世主ゲームが大好きで止めることができないのです、それは快楽だから。人間を完全にぶっ壊す最高の方法は何か?それがこの救世主ゲームだからです。


 王、というものが救世主ゲームの一つの現われでもあります。王、というのは、最後には処刑される、ただそれだけのために大衆に担ぎ上げられる。


 芸能界の闇、とか言われますけど、芸能界に闇なんて無い、大衆が、処刑を望んでるのです、言うならば、大衆がすべて闇みたいなもの。


 スター、英雄、アイドル、偶像、聖人、他者にそれを求めてる時点でそれが救世主ゲームの始まりです、そんなのをなんで他者に求める?自分を救うのは本当は自分だけ。他人に優しさを求めるのは結局利己的な隷属を求めてるのと同じです。

 他人を強制的に利己的な善人として行動させること、それを奴隷というのだ。

 

他者、に何かを求めるなよ、ってワタシは思います。他者に自分の価値を押し付けるなよ、とワタシは思う。勝手にめいめいが自由に表現をして、それをめいめい勝手に拾うだけです。他人を信じる、なんてただの自分の責任放棄・・・ってのがワタシの考えであります。


 

 なんて久々に真面目になってしましましたね。


簡単にいうと、別に誰が誰と不倫しようが大麻やろうがLSDやろうが、クソどうでもいいだろ、他人が騒ぐな、ワタシはいい作品が楽しめれば最低のテロリストが作者でもなんでもいいです。それがワタシの本音です。


が!こんな考えをしてるのはまぁほんとワタシみたいな変わり者だけでしょうな。本人は反省している、とか言ってるけど、実際に不倫してたのは何年も前の話で、バレたら反省するっておかしいだろ、バレなきゃ悪いと思わないってことは全然悪いと思ってねぇってことじゃん、ってのが普通の一般の感じ方でしょうね。


ただそんな他人を追い込んでどうする!本当に自殺してしまったら手の平返しで、SNSはやっぱ怖い、とかほざいて被害者ヅラするくせに。

 

 ともかく、BUMPにはこれから頑張ってほしいってそれだけです、そうじゃないとちゃまがあまりにも惨めですわ、自分のせいでバンドを潰してしまったら一生その傷を背負うことになる。誰も救えなくても、友達一人くらい助けてあげてほしいですね。

 


 

2019 Fate/stay night [Heaven's Feel] II.lost butterfly

 三部作の第2作。


 今現在(2020年秋)、完結編になっている第三部が公開中。


 よってネタバレはなかなかできないんですけど


とにかく暗い、ってことですねw


 でもエロ鬱ゲーの王道を言ってるって感じですね、当時、こういうのが多かった。好きな女の子が、とんでもない運命を背負っていて、ズタボロになっていくっていうお話。エヴァのアスカ的なポジションです。


 やったこと無いんですけど、たぶんクラナド?とかKey、作品も全部そんな調子だったはず。ヒロインがぐちゃぐちゃに壊れていく、ボクは何もできにゃい、うわーん、っていうやつ。


 なんでそんな鬱話が流行っていたのかというにやっぱ景気が良かったのでしょうね。バブル崩壊したあとに、なぜかアニメバブルがやってきました。


 太宰治が言うに、物書きっていうのは

絶望しているときには、生の喜びを書き綴り、幸福な時には破滅的で救いの無い物語を描くもの。


 まさにそのとおり、太宰は戦前、戦中には仕事してたのに、戦争がやっと終わったら自決してしまいました。とにかく時代の真逆、を作るべしということ。


 バブルでみんな浮かれていたときに、宮崎駿はナウシカっていうディストピア映画を作り、アニメバブルからはエヴァーが生まれたっちゅーわけ。そして同時多発テロとかバブル崩壊のあとには、何も考えないで見られる現実逃避萌えアニメ、さらに現実逃避の異世界もの、っていう流れなのです。


 だからいまのこのコロナ騒動でめっちゃ沈んでるときに、こんな鬱映画を見るのはまったく向いてませんwこれ以上暗くなってどうすんねん。 でも原作があのアニメバブルの時代のものだから、現代、とは乖離してしまってるのです。

 今の時代的には、底なしに明るい「雨に唄えば」的な作品が流行ると思いまする。あれも世界恐慌の時代の作品。

ただそもそも、映画を見に行けませんからね、密中の密、自殺行為です、映画なんて。第三部見に行きたいけどちと状況的に無理だろって感じ。


 京アニの新作もこのタイミングで公開・・つくずく運が無いぞどうなってんねん・・・。

2020年9月24日木曜日

2017  Fate/stay night Ⅰ.presage flower

  っていうわけでFATEシリーズをひきつづいて見ておりますよ。時系列的にはかなり違いますが、この Heavens Feel 三部作の映画は、初代のゲームのシナリオの桜ルートを元に映画したもののようですよ。


 でもたぶん本当のゲームのシナリオとはかなり変わっていると思います。原作をやってないのでわかりませんが、かなり設定が足されてる感じを受ける。



 アニメの作画としては、これはもうグイグイおカネをかけた感じになっていて、まぁ納得のクオリティだと思われます。FATEの作画スタイルも完成したって感じで。キャラデザを複雑にすると当然動きが悪くなるわけですが、アクションシーンはかなり3D作画になっていまする。あと背景美術もう相当やってるっていう、昨今の背景美術、ロケハンをきっちりやっていて写真を元にしてるってのがすぐわかる。新海誠イズムっていうのか、あの描き方が業界に完全に浸透しました。

 でもワタシは写真を元にした作画ってのは嫌いですね。そしてアクションシーンの3D化も嫌いです。


 これは単にワタシの趣味の問題。キャラをシンプルにしてアクションシーンこそ手書きにすべき、それが、アニメーション、本来の面白さであって、会話シーンこそ3Dモデルでも良いと思っています。あと背景は写実よりも、絵、っぽい背景のほうが好きです。絵、としてスティライズされてるほうが良き。写真を元に描くのは時間をかければ誰でも出来る。そして何より描いていてつまらん。


 さて、プロットなんですが、三部作なので、この第一部はフリばっかしでよくわからん。ただ桜ルートはいわゆる悲劇のヒロイン、もので、昔のエロゲっぽい。王道のストーリーです。全体的に暗くて、夜ばっかり。これも最近の漫画映画で多い、画面が暗い。ちょっとかっこつけすぎ感がありますね。

2020年9月22日火曜日

1985 Mad Max Beyond Thunderdome  マッドマックス/サンダードーム

  マッドマックスの3作目。


・・・・



・・・・



 なんですかこれはw


こんなサイコ映画でしたっけマッドマックスw


 なんなんでしょうね、やっぱ向こうの人々のサブカル感ってやっぱ東洋とは違うんですよね、ブレードランナーでもそうですけど、やっぱ全然センスってのが異なりますね。っていうか1985年の作品、実は結構古い、時代からは逸脱したセンスの映画です。続編がつい最近作られるまでずっと眠ってたってことは、あんましヒットしなかったんですかね。

 さもありなん、って感じですが・・。でもなんでしょう、80年代っていうこういうのもびみょーにあった気がする、サブカルの発展期だったのかもですな。

2010 Fate EXTRA

  FATE シリーズ、たぶん初めてのプラットフォームゲーム。これまでPCゲームだったので、いわゆる一般人が思うようなゲームになった感じです。


 ゲームシステムは、というかゲーム全体は、劣化版ペルソナ3としかいいようがありません。明らかにペルソナを意識して作られております。ゲームシステムはほとんど同じ、時間と日付の概念があり、ダンジョン探索であり。

 戦闘システムがじゃんけんバトルみたいなのになってるのと、情報を集めて相手の弱点を調べる、という謎解き要素があるのがちと違うという感じ。

 けど合体が出来るペルソナのほうが圧倒的にゲームとして厚みがあると思います。


 ただペルソナ、ゲーム素人にはちょっとムズすぎるとこもあって、シンプルになって誰でも出来るようになったと言えないこともない。ぶっちゃけこのゲームは筋力を鍛えてまっすぐ殴ればだいたい勝てます。


 あとそこはやっぱ元はギャルゲー、キャラクターは掘り下げられているというか、ギャルゲー好きが好きそうな感じというのか、とにかくヲタクが好みそうな感じになってます(パートナーがパンチラロリ皇帝とエロ巨乳狐ですからね)、ペルソナや悪魔、はカワイサという点では0点ですのでw 

 あとわりとあっさりヒトが死ぬのが良い。


  ただキャラデザ、はいいが作画、があまり良くない気がしますね。なんでこのイラストレーターなんだろう?もっと激うまなイラストレーターいくらでも雇えるでしょうに?なんでこんな少女漫画っぽい感じなの・・?同人作家のほうが圧倒的に上手いっていう謎現象。



  まぁ初めてのゲーム参入なんだからそんなガミガミ言うなよ、とも言えます、ペルソナというかアトラスは一体どれだけの蓄積がされているのだって話。ただ相手が悪いって感じですよね、どうせならDQみたいなスーパーシンプルなロープレにしたら良かったのじゃないですかね、ペルソナ3と同じようなゲームを作ったら、そりゃ見劣りするに決まってる。新しいゲーム会社がFFみたいなゲーム作ろうとしたら、ボロボロのクソゲーになるに決まってる。まずはシンプルでかんたんなものをつくるべきだったのでは?



 プロットなんていうのでせうか、FATEをベースにしつつ、あぁ最近のゲームってこの感じよなっていうやつ。しかしやっぱりこれってペルソナ3じゃん、って思う、メガテンでもある。人類の文明は停滞して・・・うんぬん。さらに月、が実はすべての黒幕、というのも同じ。あからさまに似通ってしまってます・・・、ゲームシステムがパクリなんだからプロットは外してみようとするのが普通なんですが、ペルソナリスペクトってことなのかしら?

 ただペルソナよりももうちょっと・・、なんていうんですか、SFちっくっていうか、文学ちっくっていうのか、ちょっと衒学的な装いではあります。悪くは・・・無いんじゃないでしょうか?


 何度もいいますけどやっぱりずっと頭の中で

「これペルソナやーん・・・やーん・・・やーん」

って言葉がループするゲームです。ワタシはパクることは善いことだと思います、先人の知恵から学ぶ、先駆者から学ぶ、大いに善き、ただそこに工夫をして、進歩、させないといけませんね。



 ちなみに普通にクリアしただけでは見逃してしまうかもしれませんが、4日目のルート分岐で、敵マスター、サーヴァントも変わります 、だから二週目をやるか、4日目の分岐前でセーブして両方のルート行ってみることをおすすめします。ギャルゲーでは当然のことですが、普通のロープレユーザーには馴染みないシステムですよね。


 総じて!別に悪くはないんです、が、このゲームよりももっとおもろいゲームいっぱいあるよっていうゲーム。FATEファンしかやりませんでしょうね、キャラゲーってそういうものですが。




 

2020年9月18日金曜日

ゼンディカーの夜明け MTGスタンチェンジ

  MTGのスタンチェンジの季節が来ましたね、それに伴って新ブースターである


ゼンディカーの夜明け


 のカードリストが公開になってます。


 ぱっと見・・・なんか弱い・・かな?エルドレインが強カード多すぎた気がします。特に残酷な騎士と巨人はまじもうてめぇの顔は見飽きた。出来事システムが普通に強すぎな希ガス。


 ゼンディガーのシステムはパーティシステムでして人間のパーティみたいな感じでクリーチャータイプを揃えるとうんぬん、ってやつです。


 まぁ・・・機能しそうにないですね、除去されておしゅうまい。変異も除去されておしゅうまいで機能してませんし。


ただなんかぶっ壊れカードがありますね。

 荒れ狂う騒音  2マナで8枚デッキを削り、さらにキッカーで半分デッキ破壊というモンスターカード・・なんじゃこりゃ・・? 禁止カード最有力。デッキ破壊がトップメタになりそう・・・、墓地全部戻すカードって全部スタン落ちしたのでは?


あと注目は


影の評決  3マナ以下を戦場、さらに墓地から根こそぎ追放という、完全にリサイクルデッキをメタにしたカード、ルールス系も全滅。 

こりゃもうリサイクル、リアニデッキは絶滅しますね、黒絡みのデッキのサイドボードには必ず入るでしょうね。普通にウィニーの除去としても使えるし。やや重いのがネック。



 そんなことよりも最注目は、土地の両面カードですね。ノーデメリットで2つの土地として使える。これはゲームシステムそのものの変更みたいなカードですね、なにそれ?って感じ。

 まぁ2ライフ支払えばってのがありましたが、これは普通に二種類の土地カード。これはもう使える、とかの話じゃなくて、使わない意味がわからないっていうカード。でも土地のレア揃えるのまじ面倒・・・・・。



 ただリサイクルデッキ最強時代も完全に終焉して、このデッキがトップメタってのがわかりにくいですね、やっぱライブラリーアウトがトップメタになりそうですが、必殺としてタワーデッキを組んでしまえば、ライブラリーアウトは即詰みです。ゲーム始める前に意気消沈。タワーデッキの弱点は物理的に見たらすぐにわかるとこですw 取り出した時点でタワーデッキかい!ってなる。あとデッキホルダーに入りませんね。

 しかしまぁタワーデッキ使ってるやつって実際にはほとんど見ないですなぁ・・・ミニタワーであるオーリオンデッキが増えるかもですね。


 あと赤戦士速攻かな・・・やっぱり速攻は一番汎用性高い・・・




 

2020年9月16日水曜日

2012 Fate / Zero

  Fate zero は、オリジナルのゲーム版、アニメ版の前日譚にあたる話が描かれたオリジナルストーリーだと思われます。

 

 まぁ面白くは無いですね、典型的悪いシナリオという感じ。


「尺伸ばし」をしすぎです。


 ようするに


「ふん、決着はまた今度だ!」


「今回は殺さないでいてやる、せいぜい足掻け!」


「今は殺さない」


みたいなうんちゃらかんちゃら言って、結局物語を引き伸ばしてばっかりなんですね、わざとらしい。いわゆる


 「殺せない病」


こういう、あざとさ、っていうのを極力感じさせないようにすべし、ってのがシナリオの基本であります。なるべく、はいこれ説明セリフだよ、はいこっから回想はじまるよ、つらい過去があったんだよ、みたいなのを感じさせないでスムースに物語を運ぶのが、ベーシック、誰だってそのほうがいいに決まっていると思う基本です。

 だけど基本をきちんとやるのは非常にむず、ほとんどのシナリオが、このあざとい尺伸ばし、をやってしまいます、本来なら、えっ!?この後どうなるの!っていうふうに思わせないといけないんですけどね。まぁ前日譚っていう物語の構造上仕方ないとこもありますけどね。よくあるこの、実は・・、過去の物語・・・、あるいはサイドストーリー・・ってやつよくありますけども、脚本家殺しですね。いやオチわかってんじゃないすか・・っていう。しかしその制約の中でいかに遊べるかってのも、脚本家の腕の見せ所でもあります。


 あと、転、にあたる部分が無いってことです、展開がべたーっとしてる、話が長い。ワタシは起承転結で一番大事なのは転、だと思います。

 ハリウッド映画とか売ることだけを考えたものって起、で全力使ってあとは惰性ってものが多い、起が決まれば承、はそのまま自動で決まってしまう、さぁ転、でどうころがすか?ここに面白さってのがかかってくる、ワクワクするところなんですが・・・



 作画のレベルは上がりました、前のアニメ版がひどかったというべきか、2012年相応の3DCGも駆使した感じになりました、ただ最近の映像作品でありがちなのですけど、画面が暗い、エフェクトでごまかしすぎってのがありますよね、たしかにそうやったほうが時短だし手抜きが出来るんですけど、はっきり言うと見ずらいです。もっとはっきり、した絵を作るべきなんです、キューブリックを見直すべし。


キャラデザはやっぱワタシはどうかと思うのですが、まぁそれは個人の趣味です。

 (なんかみんな同じような顔してない?特におっさん、がほとんど見分けがつかないのだけれど・・・、主人公二人と言ってもいい二人のおっさんが似すぎてる・・わざとなのかもしれないけど、単純にわかりにくいです・・、キャラが立ってない・・、声も喋り方も似てるしな・・)


 あとなんだか妙にキモイ、グロい、胸糞悪い、が多いです。これはまぁ、元がエロゲだったころの名残でしょうか。特に蟲が苦手な人にはうぇええっていう場面が多い。

2020年9月13日日曜日

windows 10 の起動 終了 が遅い 原因  ADOBE 帝国からの脱出

  なんだか最近PCの起動がめちゃくそ時間がかかる(5分以上)、さらにパソコンの終了にも時間がかかる、ディスプレイが真っ暗になってからも、ずっとパソコンが動いている、なんじゃこりゃ?またマイクロソフトわけのわからん更新してるの?って思ってたのですが、そうでもない?


 いったい何が原因?ウィルスに情報抜き取られてるんじゃないの?ってアプリを整理していたのですがようやく原因がわかりました。



Adobe Genuine Software integrity Service



 こいつだ!!というかこれを含む、ADOBE CLOUDが激重君だったのです。このソフトは勝手に起動するアプリで、アドビの正規品かどうかを勝手にパソコンをスキャンして、正規品じゃないソフトを使ってると警告を出して操作不能にするソフトです。


 ただ!正規品でもCS6みたいな古いバージョンを使ってると、警告を出してきやがります、なんじゃこいつ!


 そう、つまりADOBE CLOUDにADOBE税を納めていない、買い切りバージョンだった古いソフトを駆逐したいんですね。


 ADOBE CLOUDをなんでインストールしてしまったのかというと、ADOBE BRIDGEは無料で新しいのに更新できるというので、BRIDGEの更新のために入れてしまいました。罠だったんですね。無料より高いものはない、まさにそのとおり、こんなウィルスじみたアプリを植え付けられるとは一生の不覚。

 おれは最新の正規品を使ってる問題ない、と思ってるヒトも、このアプリが勝手にパソコンを監視してメモリを食いつぶしてるのには代わりありません。


 ワタシみたいにADOBE CLOUDに死ぬまで税金を絞られるのはイヤダ!って思ってCS6にかじりついていたヒトは気をつけてください、絶対更新しちゃだめ!

 ワタシはADOBEと縁を切ることにしました、さらばADOBE。オマエ昔はいいやつだったけど最近機能は何も進歩してないくせに、税金を集めることにだけは必死になりやがって、共産主義の役人のようだ!



 っていうか最近まったくADOBEを使ってなかったのです、ほぼクリスタしか使わなくなった。Bridgeが便利なので使ってましたが XnView、でなんとか代用可能だとわかりました。



 クリスタの拡張子である .clip ファイルのサムネが表示できて、ファイル名のバッチ処理が出来るのが必要だったのですが、Xnview もクリスタファイルに対応出来るようになったようです、ありがたし。海外のソフトはほぼクリスタには対応してないのでいまのとこ唯一の選択肢かと。


 そしてパソコンからADOBEを一掃してやりました、ADOBE Flashもすべて根こそぎ捨てて、パソコンが軽快さを取り戻しましたとさ。



 しかし実際には、ADOBE帝国は根を深く心臓まではっていて、商業ではデフォルトソフト、使わざるをえない!っていうビッグブラザーの植物人間が多数いますでしょう。

 けど実際、ADOBEで作った完成品のクオリティが高いかというと別にそんなことも無いんですよね、だいたいフリーソフトで対応できるし、っていうかそもそもなんか小手先の技術でちょときれいっぽくなってるけど中身スカスカ、ってことが多い。小手先の技術でごまかすのやめようぜ!

 どうもアニメとかでもなんでもエフェクト厚めにかけて作画ごまかすことが多いですよね、カメラを高速でふってみたり、やけに暗くして背景をぼやかしたり、いやごまかすな!テレビでもテロップで盛り上がってるようにしたり、歌でもへたっぴーだけどピッチ補正しまくったり・・・


 ごまかすな!地力をつけよ!


 ADOBEを捨てよ、基本に帰れ。

2020年9月11日金曜日

1995 007 ゴールデンアイ  007 GoldenEye

  シリーズ第17作目


 急に現代の映画になったって感じですね、この作品からピアース・ブロスナンがボンドですが、クールさとコミカルさのバランスが良くてワタシは割とピアース007はいいと思いますね。セールス的にもピアースになって人気が復活したとのこと。わかるわかる。


 映画も、まだまだこの頃はバブルだなぁって感じで派手です、あとソ連が崩壊したってのがでかいですね、冷戦時には出来なかったことがたくさん出来る。

 そしてパソコンとハッカーの時代到来、アクション映画には必ず天才ハッカーが登場する時代になりました。アクション映画というか、ハリウッド映画には必ず天才ハッカーキャラが登場することになった。


 特に戦車で街中を爆走するシーンがあるんですが、これは良いです。戦車って自動車と並べるとでかいんだな!っていうのがわかります


 あの戦車はソ連のT-54戦車らしいのですが、詳細は不明、外装はいじってあるとも言われてます。戦車は詳しくないんですけど、戦車が好きってヒトの気持ちがようやく少しわかった。でかい、それはいつでもヒトを引きつけるものです。

2020年9月9日水曜日

2020 内村航平 王者の決断

  定期的にやってる内村航平のドキュメンタリー


 内村航平ファンとしては見逃すわけにはいかないですね。


「死んでもやる」


「死ぬ気でやる」


 口先でそういうことを言うやつはいくらでもいますけども、あっ!このヒト本気で言ってるやん、ってヒトはまじでいない、死んでもやる、って言葉に、本当の重みを乗っけられるヒトってほんとワタシが知る限り、今の所内村航平だけですね。もちろんいるんだろうけど、実際にこのヒトって特定出来るヒトは他にいない。


 このひと本当かっこえぇですなぁ・・・


 ご存知の通り鉄棒一本にしぼったところで、コロナでオリンピック延期。まぁ来年も・・・無理ぽってワタシは思いますけどね。だって来年7月に状況改善、ではなくて、その準備が始まるときに改善してなきゃいけないわけですから、そうなるとタイムリミットは2月、普通に考えて無理。

 できても無観客で記録回みたいな感じになるでしょう。むしろそのガチンコ勝負のほうが名誉だけのために戦う、というカネにまみれて無い本来のオリンピアのあり方なのかもしれませんけどね。


/////

こっから完全に蛇足

 ぶっちゃけますとワタシは東京オリンピックってあんまし歓迎してません、オリンピックなんだから、ずっとアテナイでやるべきです、いろんな都市をめぐってそのたびに建物作るのまじカネも時間も資源も無駄。しかもその都市も金持ちの都市だけだし世界平和とか何の関係もない。

 それにどう考えても東京、運動するのに適してないでしょ、今年のバカみたいな暑さ。クーラー効いた室内で「夏のオリンピック」意味がわからん。エアコンつけなきゃ生活不能の場所で運動するなんてバカです。どう考えても6月の地中海のほうが運動に適してるだろうって話。

 なんかずっと東京オリンピック!って浮ついてた奴らに腹が立ってました。こいつらスポーツなんて全然興味ないだろ、おカネが好きなだけで。

2020年9月7日月曜日

2011 カーニヴァル ファンタズム

  Fate、というより Type Moonのファンアニメです。たぶんこれまでのキャラ総登場、的なファンアニメなんでせう。しかしファンアニメ が作れるなんて儲かってますなぁ。あんまり聞いたことないですものね、ファンアニメって。


 あんましMOONに詳しくないワタシにはほとんどのキャラがわかりませんでしたが・・・


 でも、本編のFateよりもスティライズされた作画で、ワタシはこっちのほうが断然好みですね。作画がシンプルになってるぶん動きも良くなる。アニメやマンガはなるべくシンプルなキャラデザにしたほうが良いとワタシは思うものなり。


 アーチャーとか描くのすげーめんどくさそうだもの、だから動きが少なくなってしまうのですよね。



 内容はファンの方に向けたコメディなんで、内輪受けでして、これがどうこうだの野暮臭いこと言うなよって話、ワタシ的には結構面白かったと思います、もっと元ネタがわかれば面白いんでしょうけどね。


ただOVAだと思うのですが、情報が少なくて、ワタシは全部見れたのか不明・・全部で何話?

2020年9月2日水曜日

2010 劇場版 Fatestay night - UNLIMITED BLADE WORKS

  Fateシリーズを勉強中、これからしばらく続きますよ。


 ようやくそういうことね!ってのがわかってきました。もともとFate stay nightっていうPCゲームがあって、そのゲームは3つのルートがあったのです。


セイバールート  これが初代アニメシリーズ

遠坂ルート (Unlimited blade works)  これがこの初代映画、でさらに後にアニメにもなりました。

後輩ルート (Heaven's Feel) これが今(2020年)やってる映画シリーズ


 ってことなんです。だから同じゲームの全てのルートを結局映像化してるんですね、同じゲームから作られたアニメの本数記録一位じゃないですか?何本作ってんねん。


 PCゲームですから共通ルート、は同じなんで、どのアニメも同じアニメを再構成したガンダムやEVAの映画みたいな、変な感じになっております。


 なんで遠坂ルートを映画でやったのにまたアニメになってるかっていうと、この映画を見ればよくわかるのですが、PCゲームのシナリオを一本の映画にするってのは尺的に無理があって、なんかハイライト映像を見てるような急ぎすぎの映画なってます、ダイジェスト放送って感じ。


 ぶっちゃけ、これだけ見ても


は?


っていう感じです。詰め込み教育しすぎ。キャラに感情移入する前にどんどん死ぬので、まったく知らないやつが死んだと聞かされたような


はぁ・・・、へぇ・・っていう感じになる。


 あとやっぱ、キャラデザがダサいとワタシは思う、昔のゲームのアニメ化なんで仕方ないのか、スタジオディーンが下手っぴなのかわかりませんが、2010年の映画としては作画がダサい、90年代初頭みたいなデザイン。描いてるやつが年寄りなんじゃないか・・?


 っちゅーわけで、この映画自体の出来はいまいち。


ってか魔術師本体があんなに強いならサーヴァントなんかいらないのでは・・?まぁ女神転生でもそうですけどね、悪魔よりも主人公が無双して神になってしまう・・・、ゲームだとよくあることです・・・

2020年8月30日日曜日

2011 マネー・ボール Moneyball: The Art of Winning An Unfair Game

 こないだ深夜のテレビでやってましたね。


 ドキュメンタリーのドラマ化ってやつですが、やっぱ真実は小説よりも奇なり。マンガとかだと、そんな上手くいくかよ、ってことが、現実にはまじで起こったりする。



 なんかアメリカのスポーツは運営がしっかりしてて、売上が参加してるチーム全体に配られたり、弱いチームから優先的にドラフト出来るみたいなことを言われてたような気がしますが、MLBはそんなことないんですね、今はどうか知りませんが、金持ちチームは選手取り放題、さてそんななかで貧乏チームのアスレチックスがどうやって勝ちにいったのか?という映画。

(といっても金持ちチームが勝つとも言い切れないんですよね、ヤンキースはしばらく優勝してない、まぁずっと強いチーム、LAとか、ずっと弱いチームってのがありますけどね。NBAはその点移り変わり激しい気がしますね、レイカーズの王朝時代があったり、レブロン時代があったり、GSが勝ちまくってたと思いきや最下位に沈んでたり・・・」



 監督ではなくてGM、を主人公にした物語は珍しいのでは?でもアメリカスポーツではGMが誰かってのが大事なのですわね、よくGMがカメラで抜かれたりするし、GMが変わると選手がガラッと変わる。サッカーとかでもそうですよね、あれはオーナーか?



 今年はまじスポーツはめちゃくちゃになっておりまして、スポーツ熱を映画で解消するしかないって感じですね、NBAも抗議運動でボイコット状態になっちゃったし。

2020年8月28日金曜日

1989  007 消されたライセンス

 007映画シリーズ第16作目、今回も続いてティモシー・ダルトンがボンド役。


 内容は・・・、なんだかよくわからん。なんでかしらんがなんだかよくわからんのです、アクションもとにかく色々やっていて、あぁ色々やってんなぁって感じ。でもなんか派手で、今回はちょっとグロっぽい、血なまぐさいってのがテーマになってるみたいで、マフィア映画っぽい作りになってる感じですね。時代的にそういうのが流行りだったのかもしれません。


 スパイなんですが全然忍んでない、正面から殴り合い、かちこみかちこみ!!って感じで、とりあえず突っ込んで爆破する、っていうコマンドーみたいなボンドとなっています。

 

 レビューもなんか同じ感想のようで、とにかくなんか色々やってるけどとにかく派手ですな・・・。っていうはっきりしない感じになっています。これボンドか?っていう感じもしますしね・・・、クールというよりはマッチョ寄りになっています。

2008 テイルズ オブ ヴェスペリア

 


ギガントモンスター

マーキング対決

ユウマンジュ 温泉イベント 40万ガルド

ソードマスター

カプアトリムで孤児院50万

オルニオン発展イベント ラスダンの素材  獅子の剛牙 (古代塔市タルカロン シュベルト)

ソーサラーリングの宝と魔装

闘技場

望遠 裏ダン  

追憶 裏ダン


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  テイルズシリーズの何作目か。


 テイルズシリーズって一体何作出てるんでしょう?たぶんもう20は超えてますよね?DQ、FFが4年に一回くらいしか出ないのに対して、テイルズは2年おきくらいにコンスタントに出てるイメージです。

 FFはゴリゴリにCGを作り込んでるのでそれに時間がかかるのは納得、DQはメインが出てないだけで、いろんな派生ゲームは出てますものね。

 テイルズは、美麗グラフィックはFFに任せた。っていう潔さなので、ゲームの作り込みに特化してるというスタイルになってきました。ぶっちゃけゲームとしてはFF、DQよりも圧倒的に面白くなっておる。ただアクション要素があるので、女子供はDQってことなんでせう。


 ただ、これは個人的好みなんですが、ワタシは3Dテイルズよりも2Dテイルズが好きだったんですよねぇ・・デスティニー2とかすごい好きだった。3Dになるとなんか、派手さにかけるというのか。

 まぁこれは個人の趣味。ゲームとしては手堅い、っていうか同じゲームを何十年も作ってるのだからまず失敗は無いでしょう。シナリオが肌に合わないってのはよくあるけども。

 テイルズこそJRPGの代表!みたいなことを言うのはあながち嘘ではないです。ひじょーにちゃんと作ってある、やりこみ要素も豊富、育成も豊富、戦術もプレイヤー次第、操作キャラも多い、ボリュームも納得、バランスも良好、まったく使えないクズキャラはいません、全員使える。(が回復役であるエステルは普通に考えてレギュラー確定)欠点は、少し、しかありません。最近HD版も発売されたようですし、お盆とか長期休暇にやるにはバッチリのゲーム。



 欠点はこのゲームプレイしたことある全員が感じたでしょうけど、このゲーム敵を倒してゲットした素材で合成してアイテム作る、っていうよくあるシステムがあるんですが・・


 ルーラ(リレミト)が無い


 素材集めゲームなのに移動手段がほぼ徒歩しかありません、飛行船みたいなのが手に入るのは結構な中盤、20時間くらいたってから。(さらにまたいなくなる)これは致命的で、取り逃して進んだら、取り戻しに行くのはひじょーーに手間。


 わたしコレ気づかなかったんですが、バウルが手に入ったらワールドマップを開いてL3でスキップ移動が可能になります。いや出来るんかい!!超時間を無駄にしてもうた。でもやっぱりリレミト的なのは無いと思う。やっぱり移動まぢだりー。


 合成、にはすげー大事なアイテムも含まれていて、戦闘中に操作キャラを切り替えるアイテム(これがなんでデフォルトで不可能になってるのかの意味がまったくわからん)、必殺技を強化するアイテムなどほぼ必須アイテムがあります。

 これがないと操作キャラが死んで蘇生アイテムが無いと、ただ全滅するのをじっと画面を見て待つ、っていう謎時間が訪れます。もちろん逃げるとかは出来るけど、逃げられるような雑魚相手に全滅状態になることは無いんでだいたい、ボスにおいつめられていく味方を見るだけってことになる。

 他にも経験値アップ、お金入手率アップ、みたいな重要アイテムもほぼ合成なので、かなりしゃばい。確かにクリアするのに絶対必要ではないけども・・・。

 


 細かな問題は他にもあります、バウルが何故か上下に動けないので見ずらい、方向転換がしずらい。カメラワークが遅い、カメラ固定なのでめっちゃ遠くて見ずらい場所がたくさんある、スキル習得に時間かかりすぎ(スキル習得に必要なLPは敵の強さに関係なくほぼ一定なので、弱い雑魚と何度も戦う必要がある、いや強い雑魚はいっぱいLPくれたらいいやん、なにこの仕様?)ほとんどのスキルいらない、ほとんどの術、技使わない、一部の技強すぎ(疾風犬・・なにこれ?)、会話のテンポが遅い、歩くのが遅い、ダッシュつけてくれ。


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 キャラはどれを使ってもいいんですけど、キャラの出入りがやっぱり激しく、終盤のはじめ、ぐらいから唯一の回復役エステルがずっと離脱するのでキビシーです。いつまでたっても戻ってこない!

 エステル派生の料理、がまったく発明できなくなるので、エステル離脱前にエステル派生の料理を作っておくべし。というか料理はガンガン、なんでもいいから作りまくるべし。あとフレンはなんとラスダンまでちゃんと仲間にならないので、一時加入時に必ず料理を作らないとダメです。実質フレンは戦力として考えないほうがよきです。



 ボスはわりかし強い(というより妙に強いボスがいる)、いや、これはテイルズはずーーーーっと昔からですけどね、ダオス強しだったし、なんやねんこのレーザー!ってのも多々あったw ボスが強いのは悪いことじゃないです、特にラスボスは強いほうが良いとワタシは思うものなり。女子供はイージーモードでやればいいのでね。

 ただ3Dテイルズは特に、ボスが強い、というよりはやっぱり味方がアホなんです。かなり細かくAIを設定出来るんですが、一番の問題は移動が直線的だってことでこれは作戦の出しようがない。3Dテイルズ、いかに回り込んで攻撃するか、ってことなので、まっすぐに敵に突っ込んだらまず即死。モンハンでもし味方がAIで敵の顔めがけて突っ込んでいったらどうなるかってことです。

 そうなるとだいたい主人公がボスの前でヘイトを集めてひたすらディフェンス、後ろで術、っていう、主人公タンク作戦をとるしか無くなってしまう。これは非常につまらん。終盤は特に敵の秘奥義、どうやって主人公だけで受けるか、っていうゲームになる。

 このゲーム複数プレイが可能なんで、友達とやろう、ってことなのかもですね。人間が操作すると難易度は圧倒的に変わる。なんにもさせずにハメ殺すことも簡単に出来る。コンボ数とかを目指してるなら絶対リアルな人間の仲間をまず探すべき。

 でもオンラインでもないんでめちゃ暇でクソ仲良い同居人の親友がいないと無理、それが一番の無理ゲーですね。もしゲーム好きの恋人で一緒にこのゲームを出来るのがいるやつ、おめでとう「真のリア充」の称号を与えよう。


ラスボス自体はたいして強くない、全員瀕死、というラスボスらしい技を使って来ますが、ラピードのスキル「スピードアイテム」によりアイテム連射が可能になるので、アイテム乱発でOk。リミッツボトルを使いまくって魔法連射で倒しませう。リタの通称「洗濯機」ことタイダルウェイブ、が全体攻撃なのでチート術となっております。

 この「スピードアイテム」のスキルが最重要スキルと言ってよい、一応隠し武器だっけ?


 ただ闘技場、ソードマスター、裏ダンなどラスボスよりも強いやつがゴロゴロおります。

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 シナリオなんですが、まぁいつものテイルズ。テイルズと言うとこっちが恥ずかしくなるようなキレイゴトセリフと病的なストーカー体質、あと必ず運命と世界を救ったり滅ぼせる特殊能力を持ったちょっと天然な美少女ですが、それは今回も健在。要するにテイルズってのはいわゆる「セカイ」系のシナリオなんですね。一握りの人間とか禁じられた武器の力でセカイ滅ぶ。まぁだいたいのロープレがそうとも言えますが・・・

 ちょっと違うのは、パッケージを見ればわかりますけども、センターには男二人・・・。黒髪ロングが主人公でオス、短髪のスタンもオス・・・。

 というわけでBLゲームです。ずっと友達の金髪イケメンのお尻をおっかけるゲームです。ヒロインはおまけ。これは腐女子は妄想捗るでしょう。

 

 要するに、普通、です。でもアビスの時みたいにこねくりまわしてなんかプレイしててイライラすることもなく、無難に、というより、嫌われないような、シナリオになってると思います。好かれる、よりも嫌われない、ことが大事、これが最近の傾向な気がします。だいたい賛否両論っていうのって、否が8割の時に言いますからね。



 素晴らしいシナリオとゲームの面白さを両立させるってのは難しいですね、シナリオを追求すると、やっぱりいっぱいヒトが死なないといけませんが、テイルズはキャラ育成にかなり時間がかかるので、死んだ、で離脱されるとめちゃクソ困る。このゲームでも途中で死んだやつが、ふつーにすぐ戻ってきますが、これはゲーム的に仕方なくて、ただ、死んだ、で離脱されても困る。あんなにスキルとか技カウントためたのに!すべて無駄に!?では悲しすぎる、といってこのキャラ死ぬから育てないでね、って言うことも出来ないし・・・

 ガラフ→クルル、みたいに子供にステータスが引き継がれるってことも出来るけど、それもよく考えれば何故・・?ってことだし。

 それとあるあるですけど、なんで魔王はすぐに勇者殺しに来ないのか問題もあります、ゲームとして成立させるには仕方が無い。弱いやつから順番にやってきてもらわないと・・・。


2020年8月5日水曜日

1990 バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3

 3と2は同時に撮影されて、公開は2つにわけてされたんですって。1990年・・・バブルですねぇ。
 カネがかかってます、ハデで前向き。30年前の作品なのか・・・


 まぁ映画としてはいまいちですね、1、2のほうが面白い。アクションも汽車の鉄道の上で!なんていつの映画だよって感じです。

 老人の恋、なんて見てらんない、気色悪い・・・それに終わりかたもなんじゃそれ・・っていう感じです。


 ただやっぱりカネがかかってるなぁ・・・とすごい羨ましくなりますね、これ全部作ったのかよ・・まぢか・・・っていう。

 まぁ舞台は19世紀末期の西部、って感じなので、ハリウッドとしてはお得意のセットだから創り慣れてるんでしょうけどね。

2020年8月3日月曜日

1994 ヘラクレスの栄光IV 神々からの贈り物

 伝説の作品となったヘラクレスの栄光3、の満を持しての続編。

 シナリオは最高だが他はほぼ全滅、だった3と比べて、4はすべてが改善されと言えます。ここまですべてが改善されるってことは奇跡に近い。
 まず劣悪ファミコングラフィックだったのが、FFとまではいかないまでも、目に優しい程度のクオリティに進化。敵のグラも進化、演出面も進化。さらに見づらかったワールドマップも、踏んだところが可視化されるという便利マップへと超進化。クソ時間の無駄だった神殿も、神殿ワープネットワークが整備されて、鬼クソ便利に。
 さらにRPGとしては全然面白くなかったシステム面も、100人を超える人々、に乗り移って戦う、という斬新、自由、育成、収集、というゲームの面白要素を爆盛したハイクオリティゲームへと超絶進化。

 ゲームをやってすぐに、良ゲーの予感しかしない。というオーラを感じさせるほどのゲームになりました。


 しかしゲームバランスは非常にピーキーw これがヘラクレの味といえばそうなのかもしれません。 
 ピカール?なるキャラクターの能力がぶっ飛んでいて、攻撃力4倍。・・・4倍?嘘だろ?と思いきや本当に4倍でボスでも一撃で瞬殺出来ます。なんじゃあこりゃあ。4倍、というゲーム初めて見ました。
 しかし属性が非常にシビアで、属性が悪いとダメージ1、もしくは当たらない。3よりはマシですが、それでも説明は最小限、武器になんの属性があるのかまったくわからん。
 全然ダメージが通らない!ってことが非常によくあります。でも戦闘中でも自由にカラダを変えられるので、戦術の幅はひじょーーーに広い。まさにメタモルフォーゼ、どんな戦い方も思いのママ。


  しかし!すべてにおいてパワーアップした4ですが、やっぱりシナリオは断然3のほうがいいですね。まぁ3が良すぎたのでして、それをすぐに超えるものを作れってのはかなり無理、別に悪くもない、シナリオとしては普通です。あとボリュームもそこまで無い。結構カラダを強くしても、あんまし使いどころは無い。ラスボスもツヨクナールで数ターンで殺せる。

 RPGとしては当時ならこれは間違いなくおもろー!なんですが、今やるべきかどうかは微妙なところです。3はやるべきなんですが、やっぱプレイするのはきびちぃ。最近リメイクばっかりですけど、まさにヘラクレス3こそリメイクすべきゲームです。4もシステムは生かして新しくゲームを作ったら面白そうなのに。

2020年8月1日土曜日

2019 アニメ  アズールレーン

 勉強の為に見ました。

 まぁ艦これの時も言いましたけども、ソシャゲのアニメなんて面白いのなんて期待してません、こういう世界観なのか、っていうのが伝わるというのが大事ですよね。特に美少女しか出てこない系ゲームでそんなシリアスなの誰も望んでないとワタシは思う。

 このアニメも結構重ために作ってますけど、そんなの必要かね?と思います。

 誰かが言うておりました、シェイクスピアの喜劇ほど過小評価されてるものはない。だいたい悲劇、のほうが評価されるものです、シリアスで深刻なもののほうが、真面目、でしっかり作られている、みたいな。
 
 作る立場からすると、実は悲劇、のほうが簡単なのですよね、悲劇ってのはもう完全にパターン、が決まってるから、型に当てはめていけばあとは自動で進む。だけど喜劇、ってのは、型、をぶっ壊すという作業なので、決まったやり方、ってのは無い。

 喜劇、を作るほうが、大変なんです、センス、に依存する部分が大きいし、失敗するとなぜかこてんぱんに酷評される。


 あと鉄血、の比率がものすごい少ないですね、主人公エンプラ、敵役赤城、ベルファストがウラ回しっていう配役で、鉄血はちょいちょいしか出てこない。潜水艦もほぼ出てきませんしね。

 というかナチス、というコトバ自体がすでに放送禁止になりつつありますね、ナチスというコトバだけでAIはBANするようになっておる。鉤十字はもちろんアウトなんですが、鉄十字もグレーになってます。
 ジョジョ第二部にシュトロハイムっていうナチスのキャラが出てきますけども、今なら出せません。さらにちょっとシュトロハイムはいい役なのでさらにダメでしょうね。

 なにかを批判するのはいいとして、それ自体に言及すること自体、それが存在したということ自体を消去しようとするのは悪い傾向です、つまりそれって恐れてるってことです、ナチスなんか今現われても、教育を受けた市民はそんなアジテーションには乗らない!!って胸を張って言えない。

 昨今のコロナ下の社会を見てるとナチスを恐れるっていうのがよくわかります、市民のレベルってのはむちゃくちゃアホ、100年前から進歩無し。新たなヒトラーが現われたら、超簡単に同じ失敗を犯す、さらにナチスよりも今は情報操作が速いですから、恐るべきスピードでそれが広がる・・・

2020年7月26日日曜日

2000 ファイナルファンタジー Ⅸ

  ワタシずっとFF9はやったことあると思ってたのですが、記憶が消されたのか?ってくらい一切何も思い出せなかったので、どうしてだろうと思って、記憶を取り戻しに初めてみたのですが、結果的に、このゲームまったくやったことない!!って気が付きました。
 他のヒトがやってるのを見て、勝手にやったことあると思いこんでたんですね、記憶ってのは恐ろしいものです。


Ⅸは異色の作品で、ⅥからFFはスチームパンクっていうのか、機械と魔法が入り混じった世界観で、Ⅵ、Ⅶ、Ⅷ、とやってきたのですが、Ⅷ、が非常に賛否両論、いや、否が8割ってな状況で、急遽、それまでの方向性がガラっと変わってデフォルメされたファンタジースタイルにカムバックした作品です。でもカムバックっていっても、FFって1も2もどっちかっつーとシリアス?な感じで、いわゆる王道、RPGってのは3、以来ですかね。

 Ⅷ、がわけがわからん。っていう批判続出だったようで、もうⅨはひたすら保守的っていうのか、シナリオ的にはガチガチ、召喚術という特別な能力を持ったお姫様を、ヒーローが助けるっていう話です。ドラクエ1かよってくらい、なんのひねりもない。姫様は優しくて、正義感が強くて、美人で、なんの欠点もない。
 設定もベタなら展開もベタで、サプライズみたいなのは何一つない。JRPGは保守的、25年同じものを作ってるって言われるのも頷けますね。いやシンプルのみならず、なんか辻褄が合ってない気もします、ガーランド負けたら急にいいヤツになる?負けたらキャラ激変、っていう悪いシナリオの典型的例。あと前半はひたすら負けイベントばっかりっていうこれも悪いシナリオの形。
 でもⅨが好きってヒトは結構いますね。当時、やっぱRPGはデフォルメキャラだよなーって言ってたヒトがいたのを思い出します。

 シナリオだけではなくて、ゲームのシステムもシンプルで、逆にいうと自由に強化出来る部分は殆どない。ジョブも固定だし、手に入る武器も固定。だいたい誰がどうやっても同じプレイしか出来ない。
 これもⅧ、の強化システムが意味不明だったことの反動なんでしょう。確かにⅧはⅡ、以来の意味不明成長システムで、ライトユーザーはまじで最後まで意味がわからないままクリアしたって感じでした。
 選択肢が非常に少ない、ロープレというよりは、戦闘があるノベルゲームに近くなってます、世界観全体が絵本っぽいデザインってこともあって、ほんとに動く絵本、まさにそれ。


 なんでかわかりませんが、即死、とか瀕死になる、どっちみち一発で死ぬ、っていう攻撃ばっかりで、防御力とかほとんど意味がない。弱い攻撃はほぼダメージが通らない、強い武器はむちゃくそ強いっていう感じのゲームバランスで、すごい大味。これは何故なのか全くわかりせん、もっと丁寧にバランスとりましょうよ大手なんだし、としか思えない。単純にゲームバランスは手抜きって感じです。


 ぶっちゃけゲームとしては面白くないです、シンプルになったっていうよりむしろ退化したって感じ。FF4、5とかスーファミのほうがゲームとしてかなり面白い。そしてボリュームもわりと薄い、急げば25時間くらいで終わる。ロープレは飽きさせないで50時間、が目安と思ってるので、ムービーばっかでゲームのボリュームは薄いです。


 欠点ばかりあげてますがが、このゲーム、とにかく美術が素晴らしい!! FFの中でも一番好きですが、すべてのゲームの中でも最高峰に素晴らしいです。最新のゲームとかグラフィックがキレイ、といいますけども、ワタシはいわゆるこのプリレンダリング、っていうやつ。カメラが固定で、予めレンダリングした画像を上から貼っている方式、これが最高に好きですね。本当に素晴らしい出来、これじゃん!!って感じ。
 最新のゲームはリアルタイムレンダリングですから、なーんか、すごくキレイでもなーんか嘘くさいっていうのか、なんでしょう、ふーん。って感じなんですけど、このプリレンダリングって、絵、っぽいのですよね、絵本の中を歩けるという感じ、まさにこれがファンタジーやないか。これが追い求めていたものやないかって気がするのです、むしろリアルタイムレンダリングになって、美術、は退化したんじゃないのって気がします。
 どうやって背景美術を作ったのかものすごい知りたいですね、たぶんただレンダリングしただけじゃなくて手書きで塗ってもいるようです、草薙、が美術で参加してるから・・・、でもどうやって作ったのかよくわかりません。

 よくアメリカのゲームとかって、ローマを再現、デトロイトを再現、NYを中世を、って実際の街を再現したっていうのが多いんですけど、いや実際の街再現するなら、実際にそこに行けばいいじゃん、なんでコピーを作るの?新しいセカイ、を作ってよ。ってワタシはすげー思う。このFFⅨは新しい世界、へ連れてってくれる、背景をみるためだけにでもやるべきゲームですね。今、HD版、が発売されてるようなので、ゲーム背景に興味があるヒトは必須ゲームです。

 ただ、これはわかったことなんですが、背景がキレイなのはいいんですけど、この背景、がプレイするには非常に見ずらい、です、どこになにがあるのか非常にわかりにくい。ゲームプレイに関してはきれいな背景は邪魔になるだけなんですね、あとプレイに集中すると誰も背景なんか見てない。

2020年7月16日木曜日

2016 鬼滅の刃

  ようやく読んでいます鬼滅の刃。

 あまりにもみんながよいよい言うので元ネタ回収ですね。

 率直な感想は、これは「ちょっと暗くしてシンプルにしたNARUTO」なのでは?

鬼滅の刃最高に面白い!鬼流行り!!みたいなことを言うから、なんかものすごい新しいタイプの漫画なのかと思ったので、おや?と思いました、いつものジャンプ漫画なのでは・・・。

 けど逆を言うと、本当にまったく新しい、今までに無い面白さ、を持ったものだとしたら、そこまで流行るわけないですよね、新しすぎて殆どのヒトには理解できないだろうし、ジャンプの編集部がまず理解を示さないだろうし。

 JUMPを読んでるガキは、そりゃNARUTO読んだことないし、いつものジャンプ漫画もしらないし、新鮮に楽しめる、これはわかります。ジャンプ漫画ってのはそういうものですから。少年漫画ってのはそういうものだし、同じことの繰り返しでいい。あぁ俺らの時代のキン肉マンね、俺らの時代の、ワンピね、ナルトね、ってことです。ティーンエイジインダストリーってのは同じことの繰り返しでよい。同じことでも読み手がどんどん循環していくものだから。プリキュアとかもそうです、毎年同じことやってても、キッズは生まれて初めてだからそれで良い。

 でもオトナが鬼滅おもしろし!って言ってるのはよくわかんないです、えっ?漫画今まで全然読んだことないの?ワンピース知らない系? 
 まぁ確かにジャンプ漫画の悪いところで、ワンピもナルトも長く続けすぎてもう手を広げすぎて後半むちゃくちゃでしたけどね。その点、鬼滅はタイトでコンパクトにまとまって中だるみを防止していて非常に偉いです。
 まぁ40巻超えたらこりゃもうダメでしょうね、人間の限界なんだと思います、そんな壮大なストーリーをまとめきれない。


 でもなんか最近の漫画あれですよね、うっ、とくるのが多い気がする。おもろい!どんどん読みたい!って感じじゃなくて・・ふぅ・・。っていう感じ。すぐにヒトが死にすぎるってのもあるけど、漫画をどんどんおもしろくしなきゃ!っていう圧みたいなのが漏れてるんですよね、主要人物が死んだよ!どうだ!面白いでしょ!あいつも死ぬ!予想外でしょ!?面白いだろ!!っていう感じ。はいはいわかったわかった。そういうのが売れるんでしょうよ。
 けどワタシはなんか疲れてきた。そういう漫画についていけない。暴力的だから良くないとかそういうことじゃないんです、なんでしょうなぁ、なんかひっかかる。
 読者のみなさんありがとう、ってことなんだと思う。読者のみんなのおかげで連載出来ます、読者の応援のおかげで・・・
 読者のみんなが望むからコロシアムで殺し合いさせます。読者のみんなが望むから戦争で殺し合いさせます・・・、そういうことなのか?
 処刑とコロシアムはローマ皇帝が残虐だから行ったのではなくて、大衆がそれを望むから仕方なくローマ皇帝はそれをエンタメとして開催してたと言います。漫画もそれと同じで、見世物としてスリルやエンタメとして殺し合いを見せるんだったら、漫画は終わりだと思いますね。ゴシップとかスキャンダルも処刑の名残、誰かが見世物として殺されたり火炙りにされないと大衆は納得しないからいつでも処刑するための羊を探している。
 おれはこういうものが描きたい、こういう理由があって、戦うことになった、読者なんか知るかバカどもが、読者がなんといったって、このキャラは戦うんだ、っていうのが欲しい、どうも、読者のために、戦ってるような気がする。読者のために漫画描くのやめないか?


 結局途中までしか読んでません。


か?読者のために描かれたまんが、ワタシは読みたくない。

1995 エストポリス伝記  II

 ヘラクレス3に続いて、これも名作の呼び声高いスーファミRPG。

 開発はタイトー、ネバーランドカンパニー・・・、どこそれ?

タイトーってゲーセンの会社では・・って今のヒトは思うでせう。

このゲームもヘラ3と同じく、スーファミのマイナー名作RPGとして知られております。
ヘラ3と比べると圧倒的見やすいグラフィック、そりゃそうだろスーファミだぜ。ヘラ3のグラがいかにチープだったかという話。ゲームとしての完成度は圧倒的にエスト2に軍配。

 どんなゲームかというにすげー簡単に説明出来ます。

   FFとゼルダを組み合わせたゲーム
謎解きが(うんざりするほど)豊富にあり、ほかはちょっとファンシーなFFって感じ。謎解き苦手なヒトにはストレスがたまるゲームかも。ワタシもRPGに謎解きいらない派なのでなかなか厳しい。さらにマイナーゲーなので攻略情報も薄い。
 ワールドマップのデザイン、船、潜水艦、海底マップ、飛空艇、ゴリゴリにFF5の影響を受けております、先人からちゃんと学んだというべきか。特にBGMはこれFFですやん!!ってくらいFFです。いや、本家から学んで、さらに磨きがかかってるとも言えるくらい、完全にFFの音楽を会得した感じ。むしろエストの音楽のほうが良いというヒトもいるでしょう。効果音にいたってはまったく同じだと言っても良い。

 ゲームのバランスは悪くないです。名作と言われるだけあって、ここが悪い、ってとこは殆どない。ちゃんと他のゲームから学習してるなって感じですね。ヘルプ機能があるのでアイテムなどの効果もわかりやすい。ただ隠し能力みたいなのがあるので、なかなかむずい。特にラスボスがラスボスらしい技、すべての状態異常攻撃、ってのをやってきてさらに物理攻撃はしてこないので、最終的には防御力はどうでもよくて、バステ耐性があるかどうかが大事になります。

あと終盤から雑魚の攻撃力が爆上がりしてまともに戦うとボスよりも無茶苦茶強い。いかに先手をとって一気に叩くか、という戦略になります。相手に行動されるとほぼ誰かは死ぬ。即死攻撃も多いし、二回ならまだしも三回攻撃されると耐えられるわけない。
 最初のほうに説明されるのですが、単純に攻撃力が高いという理由で武器を装備しちゃだめだ。まさにそのとおり。装備にはIPというアイテムブレイクみたいなのがあって、それが結構大事。ボスには弱点が用意されていてそれをうまくつくとレベルが低くても勝てる、このへんもFF5と同じ。
 あと、モンスター?なんか変なペットみたいなのも仲間にできるなど、色々ただのパクリゲーと言われない為に工夫が見られます。ただ後半モンスターはほぼなんの役にも立たん。

 ボリュームもDQ、FFみたいな大作と並べて遜色ないくらい豊富にあります。さらにやりこみ要素として、100Fまである不思議なダンジョンまであり、やり込めばめちゃくちゃやり込めるゲームになっておる。

さて問題のシナリオなんですが、これも思い切ってネタバレしましょう、もう25年前のゲームなんだもの。


 結構シンプルです、神が人間が神から自立するためにデュアルブレードという剣を作った、これは神を殺す剣、これで人間が神を殺して神から自立するだろうと。
 人間を試すために神は4神と言われる邪神を地上に送りこむ、主人公マキシムはデュアルブレードに選ばれて、神を殺して人間の可能性を証明することができるだろうか?
っていうまぁありがちといえばありがちな話。
 主人公のマキシムはモテモテでおさなじみをフって泣かせたり、女魔法剣士と結婚してリア充になったり、邪神の一人がなぜかマキシムが好きになってしまい、マキシムのことを手助けしてくれたりと、とにかくマキシムがモテる。という物語。女の子が失恋する物語とも言えます。
 ですが最後は悲しい結末。ぴえん。この最後にハッピーエンドにならないってとこが名作ゲーと言われる所以なのかも。
 全体的にはお涙頂戴ではなくてコミカルさもあって軽やかに進行します、昨今のムービーゲーは演出過剰なんですよね、よく うわぁあああああ!!とか あぁぁああああああ!!!みたいな、泣き叫び声ばっかり。
 大切なヒトが死んでも、今までありがとな、じゃあな。
あるいは自分が犠牲になって死ぬって時にも  あばよ!今まで楽しかったぜ!
って一言で済ます、これがスマートでかっこいいやり方です。演出が過剰になると逆に冷める。

///////

 総じて、めっちゃゲームが好きなヒトが、FFとゼルダのいいとこどりしたのを作ってみたいです!よしそれだ!!って感じで作られている気がします。
 すごいゲームが好きなヒトが作ってるなぁっていう感じ。ものすごいクオリティの高い同人ゲームをやってるようなプレイ感です。強いて言うなら魔法を店で売るのはやめてほしい、いちいち魔法を買いに街をめぐるのが面倒、あとワールドマップが無い。奇しくもヘラ3と同じ欠点があります、一体何故??
 あとワタシ的にはこれ最大の欠点ですが、キャラのドット絵がダサい。なんで3頭身にしたのか、主人公は赤毛のオールバックだし、ダサです。敵のドット絵もやっぱしダサい。FFには天野喜孝、DQには鳥山明と天才がいますが、エストにはキャラデザのタレントが不足してます。これがマイナーゲームの限界か・・。
 鳥山明を超えるキャラデザイナーはいませんからなぁ・・、あんな万人受けするのに、非常に特徴的っていう二律背反を昇華できるやついないものなぁ・・。
 

2020年7月12日日曜日

安彦良和  わかりあえないをわかりあいたい  こころの時代

 某国営放送の番組 何度も再放送されてるから人気回なんでしょうね。

 安彦良和がしゃべってるのって殆ど見たことが無いので貴重ですね。

こういうヒトだったのか・・って感じ。でもやっぱり、ズレてない、というか、老人の癖にポイントは的確だなぁって感じです。

 
 意外だったのは学生運動敗北世代だったってことですね、平和主義でそんなのに参加しそうにもないってヒトだと思ってました。顔が丸いからかなw 

 あの世代、ってのはやっぱり特別でして、学生運動世代ってのは、異質な光彩を放っています。つまりはベビーブーマー世代なんですが、ベビブーマーが全員そうってわけじゃなくて、ベビーブーマーの中でもほんの一部、に学生運動直撃世代がいる。

 世間的には、クズ中のクズ、学生運動で何一つ勉強してこなかった、クズ世代です、現代のゆとり世代、の比ではない、最低の落ちこぼれとして扱われていた。けれどその後、とくにメディア、エンタメ業界の大物ってのはほとんどすべてこの世代になります。


「学生運動ってのは激動の時代、ではなくて、セカイではいろんなことが起こってるのに、日本では何も起こってない、平穏、に対する反発、激動を生み出そうという行動だった」

 と言ってます。こりゃ当事者じゃなきゃわかんないことですね。

 その学生運動世代、の次、の世代ですね、これが本当のクズでして、なんだこの老いぼれは、マナーも悪い、横柄、高慢、怒鳴り散らす、というとだいたいこの年代。このバブルに育った世代、これが年数的には非常に多いんですが、本当にクズです。
 やっぱり生まれた時代が悪いとしか言いようがないけど、思想ってものがまるで無い、ただ物質的快楽だけがすべて。ひたすら自己中。たぶんそれは、意図的にそうされたところもあって、学生運動をするような、頭のいい子供にしちゃいけないっていう反動があった、政治的ことなどなんにも考えないように、させられた、フシがある。人畜無害な豚を作ろうとしたら、ただ害悪だけを撒き散らすヘドロの塊みたいなイキモノになっちゃったんですな。

2020年7月10日金曜日

2019 トイ・ストーリー 4

 今回のトイ・ストーリーはこれまでで一番深刻なテーマ、感動した。っていう感想を聞いていました。

 へ~そうなんだ、誰か死ぬの?

 って思って見ましたが、別にそんな深刻なテーマは扱ってなかったです、あれは一体なんだったんだろう?ワタシの幻聴?

 もちろん映画はよく出来てます。

 そりゃよく出来てるよねって感じでもある。カネもある、時間もある、才能もある、これで悪い作品が出来ようがない。

 けれど、それ以上の、時代に一線を画す、みたいな、歴史的名作、ってのが生まれるのは、もはや努力とかでもどうにもなんないことだと思います。突然神がかりなアイデアが降ってくる、時代が、その作品のテーマとがっぽりパーフェクトにハマる。みたいな、あとは運。


 CG技術ってのは、もう進化し尽くしたと思いますね、あとはそれがもっと簡単に、誰にでも作れるようになる、っていう問題だけで、プロのレベルでは、もはや表現出来ないものは無いって状態です。むしろ現実よりもキレイなんですから。だからあとはほんとに、運の要素が強いですね。

 ギリシャの古典では最初に上手くかけるようにムーサにお祈りしますね、どうかワタシに良い作品を書かせてくれ!って。いやオマエの努力しだいだろ、って素人は思うかもしれませんが、ホメロスみたいに、もうレベルはカンストしてる、みたいな状態の作り手にとっては、最後のピース、天才的ひらめき、を待つしか無いって状態なんです。ピクサーももはやそういう段階って感じ。

 ワタシはあんまり今回は、女神からの贈り物は無かったのかなぁって気がしました。

2020年7月8日水曜日

1987  007 リビング・デイライツ

 シリーズ第15作、さらにシリーズ25周年だったらしく、すごいカネをかけて作られたようです。


 ボンド役がロジャー・ムーアからティモシー・ダルトンへと変わって映画の雰囲気もガラッと変わりました。ハードボイルド路線っていうのか、最初の007の感じに戻ったっていう感じですかね。
 ボンドは殺し屋、だったんだよね。っていう。


 たしかにすげーカネがかかっていて、普通ならこれぞ目玉だぞー!みたいなシーンをサっと使ったりします。橋を爆弾でぶっ飛ばしてみたり。いやそれだけで映画一本作れるよ!っていう無駄遣いをしています。これがバブル時代の為せる技。


 個人的にティモシー・ダルトンの顔が気に食わないですw ヒロインは今回は良いんですけど、なんかボンドっぽくない。ボンドってもっとシュッとした紳士であってほしいもので、ティモシー・ダルトンは顔がごつごつしすぎて骨太すぎるんですね。

 ただ映画としては全体としてタイトな仕上がりっていうのか、スッキリまとまっているし、カネもつかっていて派手でもあって、なかなか善い仕上がりになったんじゃないでしょうか。

 ロケ地もソ連、モロッコやらアフガニスタンやら、絵変わりがして楽しめます。

 ただ1987年っていう時代はもはやスピルバーグ時代でして、ちょっと時代遅れ感はいなめませんね。

2020年7月6日月曜日

1989 バック・トゥ・ザ・フューチャー  PART 2  Back to the Future Part II

 バック・トゥ・ザ・フューチャーが好きなヒトっていますよね、たぶん今・・40才くらいの年代。スピルバーグ世代っていうのか。

 パート2はミライへ、っていう話だと思ってましたが、ミライに行くのは冒頭の20分ぐらいであとはまた過去へと向かう話だったんですね。


 まぁミライ、ってのを描くのは難しいですよね、当たり前ですが現在の技術ではミライのものが作れませんので。創造で未来図を描くってのは非常に難しい。

 どっちかというと戦後、未来予測ってのは下振れして外れることが多いですね。予想したよりもあまりミライは発展しない。
 60年代くらいにはもっとミライはすげーテンポで発展してくに違いない!21世紀には人間は月に住んでるし核融合エンジンも完成してる、病気はなくなり、年を取ることもない、みたいな途方もない夢を描いてたもんですが、2020年現在、セカイはウィルスに脅かされ、アメリカでは未だに人種差別のデモが起こり、そして今日は大雨で洪水におびえて暮らしてるというわけ。


 この映画はそんな暗いミライではなくて、バブリーで好景気、ノリノリんも80sに作られてますんで、暗いところは微塵もない。終始明るい。タイムリープものはすべてですがよく考えると無茶苦茶なんですが、とにかく楽しい映画作ろう!イェー!!みたいな陽のエネルギーで作られてますんで、そういう、なんか元気になれるっぽいものが好きってヒトに好まれてるんでしょうね。みんなが楽しんで作れば楽しいものができる、みたいなこと。

1992 ヘラクレスの栄光3 神々の沈黙   ネタバレ解説 ストーリー紹介


知ってるヒトは知ってる、知らないヒトは知らない、ヘラクレスの栄光3です。
  実はこのゲーム、スーファミの中で最高のシナリオを誇ると言われております。ゲームは劣化版ドラクエ以外の何者でもないのだけれど、ヘラクレス3のシナリオは至高。都市伝説みたいに良いシナリオと言えばヘラ3、と言われていて、どうしてもやってみたくなったのでやってみました。

 本来ネタバレは避けるべきなんですが、殆どの人間は、というか2020年時点でこのゲームやってないヒトは絶対これからもやらないと思うので、ネタバレしまくってそのシナリオをここに紹介したいと思います。

 このゲームのシナリオを書いたのは「野島一成」氏、後にバハムートラグーン、FF7、キングダムハーツなどを担当することになります。このゲームめっちゃシナリオえぇやん、と思ったらだいたいこのヒトだったりします。

 バハムートラグーンやったヒトならわかると思いますが、この野島氏のシナリオってのは予想外、の展開をするってことですね。普通こうなるだろう・・ってことにならない。あと独特のセリフ回し。「サラマンダーよりはやーい」


こっからはめちゃくちゃネタバレ!!注意してすすめ!!

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あらすじ 

 主人公、は記憶を失った男、しかしものすごい高さから落下しても死なない。自分は不死のカラダを持っていると気づく。不死身、のカラダを持つのは神、である証拠。果たして自分は一体なにものなのか?
 彼は夢を見る、妙な神殿、知らない人々・・・老人と子供・・・
自分の正体を知るためにその夢の中に出てくる場所に行こうとする主人公、旅の途中で自分のように不死、のカラダを持つ仲間(レイオン、ステイア)と出会う。
 セカイには異変が起こっていて、冥界への穴が開いてマモノが溢れ出し、異常な暑さに見舞われたと思いきや、夜が終わらなくなったり、昼がずっと続いたり、海には巨大なイキモノが現われ船を飲み込む・・・不死身のカラダを生かして主人公たちは海の巨大なイキモノを倒したりして人々を助けていく・・・
 
 セカイに起きた異変について調べる為に天界に行くと、ゼウスが人間を滅ぼそうとしていて、近くセカイが破滅すると脅される、三人を不死身にしたのはプロメテウスだと判明、その咎でプロメテウスは監禁されている、プロメテウスに会いにいくと彼はただ、自由に行動してくれればいいと言う・・・

 地上に戻ると冥界の穴を埋めて魔物を減らそうというトラキア王が攻めてくる、が突如地震が起こり冥界へと落ちる。冥界には、自分も不死身だという謎の男が現れる、プロメテウスは不死の人間は3人だと言っていたのだがなぜ4人目が?レイオンは派手な赤色の鎧を来たその男が大っきらいだ!!と初対面なのにいきなり食ってかかる。
 
 謎を抱えた男を仲間にする、旅は続きウラヌス神を崇めるトラキアの国へ。その途中、船を襲っていた魔物と出会うがそれは魔物ではなくて海の神オケアヌス神だとわかる・・なぜ神が船を襲っていたのか?
 
 トラキアでバオールという男の噂を聞く、トラキアの王と一緒に海を陸に変えてしまったらしい、そのせいでオケアノスがヒトを襲うようになったとか、バオールはいったいどうやって海を陸に変えたのか?
 ウラヌスのお告げを受けて、石化した巨人アトラスを蘇らせて冥界を塞ぐことに・・、アトラス山のふもとには夢で見た景色が広がっていた。
 しかし何もわからない、ただ女神?の絵があるだけ?そこには老人と子供の石像があったが知らない子供たちが持ち去っていったという・・・。
 
 人々を石にしたのはバオールで、石化を解くメデューサの血を探しているとのこと、アトラスの子孫の子どもたちがバオールにそれを渡さないために逃げていったのでそれを集めることに。
 途中バオールの日記をみつける、バオールは「やくそくの国」から追放された、ヒトを石に変える力を持つ物を手に入れ、その力で人間が一番優れた存在であることを証明してやろうとしたと日記にはある・・・
 さらにポセイドンの神殿に行くとポセイドンも洪水を起こして人類を滅ぼそうとしてるらしい・・・
 
 バオールの故郷へたどり着く、英雄の子孫の住む街。その街では野望を持つことを禁じている、バオールはそこを追放され、メデューサの首で巨大な何かを石にして海の流れを止めて海を陸地にしたらしい。
 さらに仲間の一人ステイアが記憶を戻す、ステイアはオケアノスの巫女であった。

メデューサの血を集め終わりアトラスの元へ向かう途中で緑の巨人バオールと対峙、ウラヌスが言うにはその巨人はハデスが冥界から呼び寄せた怪物だとのこと・・バオールは人間ではなく怪物だったのか?

 メデューサの血でアトラスを石化から解こうとするとプロメテウスが邪魔をする、メデューサの血は人間が自分の意思で道を選ぶためのものであり、アトラスを目覚めさせるために使ってはいけないという。
 プロメテウスがいうには人間の代表として選ばれた主人公達が誤った道を歩んだために人間は滅ぶという。
 トラキアの王は神とて人間を弄ぶなと怒りウラヌスに頼むが・・

 大洪水が起きてすべてが海に沈む(!)

 セカイは滅んだ。わずかに残った陸地、ヘラクレスは納得がいかないからウラヌスに会いに行こうと言う、セカイは海に沈んだ、もう記憶が戻ってもどうしようもないのだが・・・

 ウラヌスに会いに行くと、ウラヌスはアトラスによって天と地が離れているので力を発揮できない、だから人間を使ってアトラスを動かそうとした、しかしその目的は人間を救うことではなく、バオールによって死にかけているガイアを救う為であった。人間などどうでも良いとのこと。

 ウラヌスにも見捨てられた、しかしどこからか声が?ハデスが冥界からバオールを呼んでいるようだ・・・

 冥界には死んだ人々が暮らしている、オトナたちは冥界を気に入り、こんなことなら早く死ねばよかったとうかれている、子供はミライを奪われたことに怒っているようだ・・・
 そこにはバオールの奥さんらしいヒトが、謎の男の正体はバオールの息子でバオールを殺そうとしたらしい・・・、さらにバオールが海の神様を石にしたとのこと・・・


 ハデスに会うと主人公こそがバオールで(!)バオールに不死の能力を与えたのだという。ハデスはバオールに魔物を率いて人間を滅ぼせと命令した。
 人間を滅ぼしてバオールが傷つけたガイアを救うため。
 
 ゼウス、ウラヌス、プロメテウス、ハデス、それぞれがガイアを救おうとした、ガイアを救った神が、新たな神となる決まりだったから。
 ハデスはセカイを滅ぼすのに失敗した主人公に怒り、無限地獄タルタロスに放り込む。
 
 タルタロスでさまよっているとクロノスと出会う、クロノスはガイアを傷つけた罰はもっと重い!とバロールを輪廻の輪に入れる。
 
 時間は逆戻りして、こんどは巨人バロールとなって主人公達と戦うことに。

突然戦ってはいけない、と謎の女神の声・・

 戦わずにいると主人公達もおかしいと思って戦うのをやめる、しかしトラキア王はウラヌスの力を借りてバロールを倒そうとする・・トラキア王を倒すと巨人のバロールは消えて、別のミライへ・・、主人公たちは自分たちの記憶を取り戻す・・・

すべて思い出した、主人公はバロール、野心を持った為に国を追われた、持っていたのは見るものを石に変えるメデューサの首だけ、その力で成り上がっていくが満足出来ずさらに野心を燃やす・・オケアノスの子供を狩り、その血で母親を呼び出し・・・海の神オケアノスを石にして、海を陸に変え大陸をつないだ、これでもっと人間は繁栄できる・・
 アトラスの子孫たちがオケアノスを助けようとした、だから彼らも石へと変えた、しかしその時天罰が下り、バロールは死に、冥界へと落ちた・・そこでハデスはバロールに永遠の若さと不死を与えてまた地上へと放ったのだった・・・魔物を使って人間を滅ぼす・・・しかしその時雷が落ちて記憶を失った・・

 すべて思い出した、過去の過ちを悔いて、石になったオケアノスを助けに行こう・・・
 最後にまだ妄執を捨てきれぬトラキア王と戦う、そしてこれまで助けてくれた女神は大地の女神ガイアだとわかる、ガイアを傷つけたのは人間なのに、ガイアはなぜ人間を見捨てないでいるのか・・
 
オケアノスを石化から解き大地を元に戻す・・

 ゼウスとまた出会う
「お前らがワタシを恨むのはかまわない、ただセカイにはあまりにも多くのことがあり、そのすべてを見通すことは難しい、セカイは人間の為にあるのではないということを覚えておくのだ」

 次にプロメテウス、プロメテウスの計画通りにことが運んだので褒めてくれる・・しかしそれが正しいかどうかはわからない。大地が海に戻ったことで、地中海は閉じられたセカイからまた新大陸へとつながっていくことになる・・

 ヘラクレスも言う、今回のことで何が正しいのかはわからない、善悪の概念を超えたことだ・・セカイははかりしれぬほど複雑だ・・・

 元のセカイへと戻った主人公たち、ここでお別れだ。

 仲間の一人レイオンは実はヘラクレスの子孫であった、これからはこの事件の真相をセカイを旅して伝えるつもりだ、オケアノスの巫女であるステイアは、レイオンのことが気になる、ワタシあのヒトと一緒に行く

バオールの息子は、バオールが追放されたあと迫害を受けた、母が死んだ時、父であるバオールを殺そうと胸に誓った、けれどやっぱり父であるあなたを殺すことは出来ない
これからどうすればいいのでしょう?

 またガイアが言う、バオールは冥界で罪を償わないといけない、そしてまたいつの日か人間として生まれ変わるであろう・・・・恐れることはありません、海に沈んだ大地がやがてまた陸地となり緑に覆われて、あなたが生まれ変わった時に美しい大地となって出迎えます・・・


 エンディング
冥界で働くバオール、罪を償いそして生まれ変わると・・・・美しい緑のセカイ
が彼を待っていたのであった・・・

 
              THE  END

////////////////////////

 というわけでした!!

 結論、たしかにシナリオは最高の出来。めちゃくちゃ練られている、謎が謎を呼ぶ伏線、予想外の展開、感動のラスト、隙が無い。素晴らしすぎる。99点あげちゃいます。
 これより良いゲームはいくらでもあります、でも確かに、それはゲームが面白いのであってシナリオ単体で比べたら、他の名作ゲームもシナリオは結構シンプルだったなぁと思います。ワタシ的最高のロープレFF5も、シナリオは単純、エクスデスっていうすげー悪い魔道士がすげー悪いので倒しにいく、名作の代名詞ドラクエ3も、魔王まじ悪い、ボコるべ。っていう話。ペルソナ3も、なんだかわからんがセカイ終わる、止めなあかんで、っていう。
 とにかく悪いやつ、絶対悪、が存在するとシナリオはシンプルになります、とにかく倒さなあかんで。けどこのゲームには絶対悪はいない、いうなれば全員悪い、ガイアだけは善のように見えますが、ガイアは優しいだけで弱く自分の力では何も出来ない。ガイアがもっと強ければそもそもこんなことにならなかったのではって話になる。善人ではあるが能力が無いっていう一番たちの悪い存在。

 至極簡単にまとめてしまうと、実は主人公がセカイを滅ぼした張本人、というオチなのですが、でもそれだけではなくて、そっからセカイを元に戻そうと、神々がバラバラに行動したおかげで、人間が弄ばれる、という物語なのです。

 よく考えたらおかしくない??っていうところも最後にすべてフォローされます。いやじゃあバオールが悪いことする前に止めてくれよゼウス!バオールだけ天罰を与えりゃいいだけの話だろうが。なんでセカイをすべて滅ぼすのだ!バオール一人が悪いことしたからって人間すべてを滅ぼすって極端すぎるだろ!セカイ系漫画読みすぎだろ!
 
ゼウスはいいます、セカイにはいろんなことがありすぎてすべてはフォローしきれぬ。
 
 じゃあプロメテウス!なんでどういうことかを最初に教えてくれないんだよ馬鹿野郎。この秘密主義者め、人間を弄ぶな!トラキア王の言う通りだ!

 プロメテウスは言います、人間が自分の意思で、自分の道を決めなければ意味がない、ゼウスが悪いことをする前に 人間を殺してしまえば、人間には何も自由に決めることができなくなる、こうすれば良いのだ、と導いてやって、人間が救われたとしても、それでは本当に人間が救われることにはならない・・・

 プロメテウスさんあんた・・・・かっこよすぎるよ!でも潔癖すぎるわ!!

 ハデスとウラヌスに関しては、彼らはもともと人間などゴミのように思ってるのでまぁいいか・・・。

 けど神々、も自分が新たな神の王となりたい、という野心の為に人間を滅ぼそうとしてるのです、邪神どもめ・・・

 ヘラクレスがまとめます、誰が正しいなどとは言えない・・、善悪、という概念だけではかたずけられないほどセカイは複雑なんだ・・・こんな後味の悪い終わりでごめんな・・・。


 ヘラクレスの栄光、とある通りギリシャ神話、を題材にしてるのですが、ギリシャ神話、自体が、善悪、というのが曖昧な神話なんですよね、ギリシャの神々は非常に人間的、キリスト教的な、全知全能万能の神 ではない。ゼウスもまた他の神々と戦って王となったにすぎない。
 そこが魅力的なんですよね、これはシナリオの良さだけではなくて、ギリシャ神話自体の魅力もある。

 このゲームものすごい練り込まれてるなぁ、というポイントを一つ紹介。

このゲームワールドマップ、が無いのです。不便極まりない、ふざけんなよ、ワールドマップぐらい用意しておけ!ファミコンでもワールドマップくらいあったわ!と思いますが、実はこれも伏線。
 
 最後の最後に、この物語が実際の地球の地図、地中海であったということが明かされて、バオールがつないだ大陸とはヨーロッパとアフリカ大陸、つまりジブラルタル海峡だとわかります。
 プロメテウスはいいます、これが本当に正しかったのかはわからない。要するにジブラルタル海峡が開いて、そっから外界に人間が行くことができるようになると、そっからまた人間の業、略奪と植民、奴隷貿易が始まるよ・・・、という暗いミライを暗示させているのです。
 まじかよ・・・天才かよ。

 唯一回収されてない伏線というか、謎は、冥界、でオトナ達が浮かれてたことですね、冥界では年もとらないし、こんなことならすぐに死ねば良かったんだ、ハデス様さいこー。地上では悪いやつだった王様たちも、みんな改心して冥界ではいくらでも時間があるからねー、って明るい、いい人になっています。
/////////////
 さてこっからは読まなくてもいいです。

文句を言わせてくださいw シナリオは最高だけれどこのゲーム、ゲーム自体に問題がありすぎる!!

 まずグラフィックがひどい! ゲームのパッケージ見てください。ださーーーっ!誰が買うねんこのゲーム!!そりゃ倒産するよデータイーストさん!!パッケージは一番力を入れなきゃ、売れませんて!

 ゲームの中のグラフィックもひどい、これ本当にスーファミ!?ファミコンでもこれよりマシなのあるよ・・・1992年というともうFF4が出てる時代、圧倒的見劣り感。敵のグラフィックもしょぼぼぼーん(´・ω・`) まず種類がすげー少ない、おんなじグラフィックの敵ばっかり・・・、これは手抜きとしか思えない、そしてデザインのセンスも悪い。主人公たちに関しては顔もなにもグラフィックがまったく一切、ない。一個もない。感情移入しずらー・・・。

 システムも良くない、魔法を覚えるには神殿で泉につかる必要があり、仲間が入るたびにまた神殿をめぐってこないといけない、なんなのこの誰の得にもならない時間の無駄システム!?
 魔法の効果もわかりにくい!! パウ、が回復? スピラ、ゴーヘル、インパル???魔法の効果がわからん!ギリシャ語からとってるんでしょうけど、まじでなんの魔法なのかがわからん!説明が無い。アイテムにもほとんど説明がない!単に不親切。ドラクエ3やった??

 バランスも悪い!!もうとにかく大味、おおざっぱ、適当。一発で死ぬ、あるいはまったく効かないの二種類といってもいい。後半のボスには普通に攻撃してもガチで1とか2、しかダメージが入らない。
 が!タクストン?なる魔法を使うと、一気に500ダメージくらい入ってすぐに倒せる。なんじゃあこりゃあ?敵の魔法もむちゃくちゃ強くてほぼ一撃で死ぬ、みたいな魔法ばっかりだけど、魔法無効、みたいなアイテムはすげー簡単に手に入り、それを装備してるとまったく効かない。いや中間ないんか!

 武器も、得意な武器を選べる、みたいなシステムがあるんですが、いらん。武器それぞれの特性みたいなのないし。そして一番強い剣がすげー中盤にあっさり入手でき、MPを1消費して2倍ダメージ、という壊れ性能。最強の剣、ゼウスの剣よりもたぶん強い。なんじゃこれ・・・。

 とにかくひどい、他の売れてるゲームから学習しようという気がないのか?素人が作ってるみたいな出来。ゲームのレベルでいうとドラクエ1と2の間ぐらいのレベル、5年遅れている。

2020年7月1日水曜日

2011 英雄伝説 Ⅶ 碧の軌跡

  まずはじめに攻略情報。
誰を育てればいいのか?結論は単純明確。
 捜査部初期メンバー4人

とにかく結局この4人で戦うことになる、と思う。シナリオ的にもそうなってる。
 他のキャラのスロット解放はセピスの無駄、レインボウ稼ぎをしない限り常にセピス不足なので節約すべし。今回物理DEF高い敵のオンパレードでアーツ主体になります。前回とか前みたいに大山なんとかはーー!!みたいな物理ゴリ押しはきかない。さらにクラフトの威力が下がった気がする。またアーツ連発できるドライブモード、アーツ連射クォーツみたいなのがあるのでさらにアーツが強いです。魔法ゲーになりました。
 ロイドが中途半端で役に立たないと思いのあなた、ロイドは回避を上げての囮役です、敵に突っ込んでかき集める。ロイド特攻、後ろからアーツ連発、というある意味主人公らしい立ち回りをすることになります。ロイドの武器も回避率アップで、製作サイドからも、ロイドは囮だよ!っていうサインが来てます。


 さらに重要なのは誰と仲良くなるか、ですが、圧倒的にキーアを選ぶべき。
 ゲームのシナリオ上、キーアとの絆を上げておかないと、シナリオにそぐわなくなっちゃいます、ロリコンじゃなくてもキーアを選ぶべし。ワタシはミスってキーアの絆アイテムを取りそこなってしまいました。他の相手との絆アイテムはたいしていらん。
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 軌跡シリーズの何作目か。空の軌跡の続編。

 例によってめちゃくちゃ続きから始まる初心者お断り仕様。レベル50からスタート。

 今回はランクルみたいな普通の高級車に乗って冒険します、なんじゃこのロープレw

 攻略情報を見てないと絶対見逃すクエストなどがかなりあるので攻略サイトとにらめっこしながらやるのをオススメします。後で取り返しがつかないイベントもめっちゃ多いタイプのゲーム。
 ストーリーが緻密というか、別に緻密、ってわけでもないが・・・なんていうんでしょう、フリをすごい厚めに入れるタイプのフリフリストーリーなので、漫然とプレイしても全然面白くない、本当の犯人はこいつだったんだ!・・・こいつ誰?ってなります。

ロープレなんですが、歩きまわったり情報を集めたりする時間がめっちゃ多いゲームでもあります、もっとスカっとした何も考えないでできるモンハンみたいのが好きな人には向かない。まぁ主人公が警察、なんで、そういう聞き込み、みたいなのが多いんでせう。

 あとバグやフリーズがめっちゃ多いです。なぜか知らんが急いで作られたっぽい。確かにバグの数は尋常じゃないし、致命的フリーズも相当ある、こまめにセーブするしかないですね。ファルコムはPCゲームを作ってた会社なのでバグがあってもすぐに修正ファイルを配布するのに慣れてるので、コンシューマーでのデバッグが弱いという噂。それにしても今回のバグはひどい。キャラがぶつかってそっから進まなくなるってポイントがものすごいある。



 最近のゲームの流れなのかもしれませんが、ギャルゲー的イベントがものすごい手厚です、そこに一番力入れてんじゃないの?ってくらい。仲間の美少女ときゃっきゃうふふできるやつですね、水着イベントから遊園地、花火まで。やっぱりこれはペルソナ3からですよね、P3以降、ロープレとギャルゲはセットになった。いや、ロープレのみならずあらゆるゲームがギャルゲとセットになっています。


 それと今回釣り、がかなり重要なイベントになっていて、かなり強力な装備(&最強のアクセ)、さらにセピス稼ぎ、などがあって、釣りをやるとかなり攻略が簡単に。ランクルを乗り回して釣りをするという謎アウトドアゲーになってます。ファルコム内部にかなりの釣りキチがいる模様。

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 ゲーム自体の難易度は高くない、というか最近この流れが非常に多いのですが、負け戦闘のオンパレード、負け戦闘しかないと言っても良い。めちゃくちゃ頑張れば勝てる(倒せるわけじゃなく、まぁ手を抜いてやる、的なやつ)、とにかくずーーーーーっと負けっぱなし。また負け。負け、負け、負け。勝てない、くっ、なんて強さなの!の繰り返し。くっころならぬ、くっ強ばっかり。
 物語の構造としてはこれは非常によろしくないですよね。だって絶対に命だけはたすけて、やらない、もの。バカの一つ覚えじゃないんだから。頼朝以来、捕虜を助けてはロクなことにならん、清盛じゃないんだからいい加減学べよ。

 難しくないといっても対策出来てないと何も出来ずにコテンパンにやられるってのは軌跡あるある。漫然と戦ってたらなんの名前もない傭兵グループにさえやられます。あとアイアンロード?に瞬殺される。

 バーストが使える、ってのがでかくて、前シリーズの最強親父や、緑川さんみたいに、ゲロ強い、むかつく!!みんなではじっこに固まってアダマスガード維持、みたいなせこい戦い方をしなくても勝てます。

 ラスボスもバーストありきで、いきなり最後に、全員問答無用で全滅、っていう技をさっと出してきます。

「ものすごい攻撃がくる!!」

みたいな事前警告無し、いきなり時空が消滅して強制全滅という、ロープレ最強の技を使って来ますw 完全な初見殺し。

 それが来る!っていうのを感じたら、バースト炸裂、一気にケリをつける、バーストなしで勝つ方法がわからん。


 イラストのクオリティはすごく高いと思います。良い絵描くなぁ・・・。やっぱり3DCGよりもイラストですよね、めっちゃ金かけてつくられたムービーよりもイラストのほうがぐっと来ます。

2019  パラサイト 半地下の家族 parasite

  そこまでみんながやいやい言うなら見てみよう、っていうか見ないと誰かにネタバレされそうなので見ました。

 アカデミー作品?賞をアジアの作品が初めてとったってことで話題になりましたが


そもそも、アメリカ以外の作品、が選考の対象になってたんだ?ってことを知らなかったですよね、ワタシも知りませんでした。外国語映画賞ってのもあるし、じゃあ外国語映画賞はなんなん?ってことになりませんか?

 それにセカイのすべての映画を見るって実質不可能だしどうやって選ぶの?ってこともあるし。

 まぁそんなことはどうでもよくて、映画の内容なんですが。

 まぁまぁです。

やっぱハードル上げすぎですよね、そんだけ良い良い言われたら、あぁ・・・なるほどねーっって感じです。悪くは全然無い。よく撮れてる。ちゃんとしてる。

 でも世界観がぶっ壊れるほどの衝撃、とかそういうのではない。あぁ、これよなー、韓国映画ってこれよなー、ビッグブラザー?でしたっけ?あれから韓国映画ってこれよなーって感じ。あぁまたこの血糊の感じだ、ってやつ。


 まぁそりゃ日本の映画に比べれば断然、爆裂、最高にクオリティ高いです。日本の映画みたいに、アイドルやらモデルやらをキャスティングで客稼ごう、ってことをしてませんもの、顔じゃなくてちゃんと演技力が評価される、俳優、って職業が存在してる。日本に俳優なんて職業ない、アイドル、アイドル、アイドル、声優、声優。ってとこでしょうか。でもそりゃしょうがないってことだと思います

 以前ある台湾映画で言ってましたが、日本はアニメーターや漫画家のプレミアリーグなんだ、って。そういうことだと思います、バスケやりたいならアメリカに、サッカーやりたいならヨーロッパに行けってことです。


 とにかく結論としては、映画の流れが変わるようなエポックメイキングな作品ではないってこと、ただ今年他にすごい映画が無かったんでしょうね、っていうかそんな毎年毎年すごい映画なんて出てこない。10年に一本くらいなもんです。

一つ前に見たラ・ラ・ランドと比べたら、そりゃ断然にこっちのほうが良い、だからアカデミー賞がそのレベルなら、そりゃアカデミー賞獲りますよ。

2020年6月30日火曜日

1958 私本太平記 吉川英治

 英雄、無き乱世


 吉川英治のほぼ遺作となった作品。吉川英治っていうと今の人には、バガボンドの原作小説の作者、というのが一番わかりやすいでしょう。

 吉川英治はこの作品を最後にして、すぐに亡くなった模様。この小説も終盤にかけていきなり急ぎ足で進むのは吉川英治が自分の死期を感じてたからでしょう。

この太平記、というテーマは非常に厄介。厄介極まりないものでして、平家物語、戦国、幕末ってのは簡単なのです、みんな主要人物を知ってるし、データも豊富。物語の中心、みたいなのがわかりよい。平家なら頼朝、義満、清盛。戦国なら信長、秀吉、
家康。幕末なら竜馬、西郷、慶喜ってな具合。
 じゃあ太平記は尊氏、新田、後醍醐、楠なんじゃないかというとそうでもない。まさしくこれは乱世なんですね、白か黒か、源家か平家か、武家か朝廷か!?みたいな一大決戦!っていうことじゃない、それぞれ地方地方に、いろんな武家がおって、それが味方になったり離れたり、さっきは敵だったのに今は味方だったり、って調子、一応大将、がその主要人物であったりするだけで、群雄割拠、の入り口、なんです。だから尊氏が悪いとか新田が悪いとかそういうことじゃないんですよね、誰がどうやっても、みんなバラバラになるしかない、そういう時代だとしかいいようがないですね。
 一つでまとめるには、やっぱり遠すぎる!通信も交通も無いんですもの、何日もかけて走って東海道やら九州まで連絡して統制をとれってほうが土台無理。


太平記を扱ったものってのは非常に数が少ないです。そして難しい。

 その難しさってのは、後の世の歴史改竄が大きいのです。幕末の時代、日本帝国時代には、朝廷贔屓、つまり楠木正成、が英雄とされた。というか、太平記について語ること自体がタブーとされました。

 吉川英治が遺作、そして戦後に太平記、を題材にしたってのも大いに理由があります。日本帝国では太平記の小説なんて書けない。

 学校の歴史でも、このあたりってめちゃくちゃ適当にすべっていきますよね、鎌倉幕府が出来て、武家政権に、けど頼朝一族はすぐに途絶えて北条家がとってかわる、執権政治、御成敗式目。そのあと、承久の乱、南北朝時代ってのがあってね、はい、足利義満、金閣寺、ここテストに出るよ。そいで足利義政、銀閣寺ねって具合。

 承久の乱ってのがあってね、からいきなり金閣寺っていうまったくどうでもいいテーマにすり替えられます、ぶっちゃけ金閣寺や銀閣寺なんて建物クソどうでもいい。さらにそのあとも戦国があってね、はい、天下分け目の関ヶ原!って関ヶ原までぶっ飛びます。

 いわゆる中世ってのはぶっ飛ばすのですね、どう扱えばいいかわからぬ。ぶっちゃけよくわからぬ。誰にもよくわからぬ。それぞれがみんなバラバラに動いてるのですから歴史の書き様がない。

 けど歴史に詳しい人にとっては、そのあとの日本、ってのを考えると、その根源、ってのはこの室町時代にあるって考えるようです。

 鎌倉幕府が腐敗して崩壊、そのあとは?また朝廷にっていうシナリオも結構在り得た、そしたらそのあとの歴史はまったく別のものになってたってわけ。武家政権、ってのは一回だけのイレギュラーなのか、これからもそうなのか?っていう分岐点だったわけですね。ともかく中世は乱世、カオス。


 尊氏ってヒトの人生はあれです、人生の殆どを戦に過ごした、まさにそれ。ヨーロッパでもそういう王様がいますね、数え切れない戦争を繰り返して、人生の中で戦をしてない時期が殆どない。しかも敵も、自分の弟、子供、仲間がどんどん裏切っていきそれと終わり無い戦をするという、まさに乱世の人物。
 そしてこの小説でも描いてありますけども、尊氏っていう人間のキャラはつかめない。まさにつかみどころが無い。それこそが尊氏っていう人間のキャラなのかもしれませんね。獅子奮迅みたいな脳筋タイプでも、権謀術数なインテリタイプでも、正直者でも嘘つきでも残酷でも慈悲深くもない、けれどそのどれでもある。偉大でもあるし、悪党でもある。

 ただ英雄ではなくて人間である、それが尊氏、ってことでしょう、英雄がいなくなり、人間、が主役になる時代、それが乱世。

2020年6月28日日曜日

2016 la la land    ラ・ラ・ランド

 ちょっと一仕事終えたのでインプットモードになっております。


 以前ちょっと話題になっていたラ・ラ・ランド、見てみました、ミュージカル映画ってほどミュージカル部分は無いんだけどまぁそういう感じです・・・・


ん?


 これそんなに面白い・・?別に悪い映画じゃないんですけども、こんな感じの映画1000本くらいあるんじゃないの?だいたいミュージカル映画ってのでおなじみの、夢を見る人頑張ろう! GO TO Hollywood!! ってやつで、なんの目新しさもない。

 なんでこの映画が今更そんなに注目を浴びたのか全然わかりませんでした・・・別に悪い映画じゃないんですよ! でも・・・え?? いつものやつじゃん、何がそんなに・・?


 夢追い人を応援、ってのはいいんですが、それにしてはリッチすぎない?売れないミュージシャンが家にグランドピアノある家に住んでオープンカー乗ってる?売れない女優がカフェでバイトしてるのにプリウス乗ってるの??おかしない???

 全然なんか頑張ってる感がない、小市民がぐだぐだ言ってるだけとしか思えない。まぁそういう貧乏だけど頑張ろう映画ではなくて、オシャンティーな恋愛ミュージカル、オトナの恋愛、みたいな感じで終わるのですけど・・・・ん~~~・・・・まぢでこれがそんなに評価されてる理由が全然わからん・・・。

 あと長い。ミュージカルそんな2時間以上も見てらんないよ・・・

 進撃の巨人、と同じくらい、なんでこれが流行ってるのがさっぱしわからん作品でしたね。

1985  007 美しき獲物たち From a View to a Kill

 007映画の第14作目、原作は短編小説から。


 わりかし面白い、作品です。今まで、とはちょっと違うアクションが売りです、馬に乗るってのはシリーズ初だったのでは?カーチェイスならぬ馬チェイス、あと炭鉱爆破、炭鉱爆破すると水が流れ込んでくるっていうアクションではお決まりのやつ。


 地層を爆発させて、湖を決壊し、シリコンバレーを水没させる、という作戦を阻止するっていう趣旨なのですが、これは結構新しい発想だったのでは?これが元祖か知りませんけども、街を水没させるっていうアイデアはその後もちょこちょこいろんなところで使われておりますよね。


 あとゴールデンゲートブリッジの上での格闘シーン、高いところでの格闘っていうのはアクション映画のおやくそく。

 といろんなアクション映画の王道、をやってるし、かなり派手に金も使ってるし、80年代らしい、前向きでバブリーな作品です。これはシリーズでもなかなかの良作。やっぱりアクションは80年代だよなぁ・・・。

2020年6月27日土曜日

マジック・ザ・ギャザリング 基本セット2021

 基本セット2021がスタンダード入りしましたね。

 現在のスタン環境はワタシの見る限り、サイクリングデッキ、が一つ頭抜けてますね、サイクリンでぐるぐる回して、ゼニスで一撃で葬る、狼にカウンターもたまるし、どんどんトークンも出て、普通に速攻で殴るだけでも4ターンキルが可能、さらに除去されてもゼニスで一撃必殺、さらにルールスで引っ張る。
 速攻対策もしないといけないし、墓地対策もしないといけない、両方に対応するには、このサイクルにガチガチに対応したデッキじゃないと無理。黒青で煤の儀式、アショクを両方4枚打ち込むみたいなの。でもアンチデッキは他のデッキにめちゃ弱いです。

 だいたいリサイクルデッキは勝率7割ってかんじ、7割ってカードゲームでは圧倒的強さ。あと全く同じデッキだと後攻がほぼ90%負ける。

リサイクルデッキのすげーところはレアが一枚も無いってとこです、ほぼアンコだけで最強クラスのデッキができる。

 リサイクルが入る前の環境では赤速攻がトップメタでしたが、リサイクルのほうがさらに速いのでめっきり見なくなりました。

 そういうところで、新しいセットが来たのですが、ぱっと見た感じ、緑が強化されましたね。緑ここのところ激弱で滅多に見なかったものね。

 あきらかに今トップメタのリサイクルに対抗できるキルカード入りました

漁る軟泥  緑なのに相手の墓地を食いまくれる、さらにカウンターがつく&ライフゲイン。

 はい完全にリサイクルデッキの天下終わた。運営が殺しに来たって感じ。他にも墓地を利用するデッキ全般に効果絶大、フェニックスも食える。ティマレットよりも効果的。黒じゃなくて緑、ってのがポイントです、これは今後すごく良く見るカードになりますな。

 他にも全体除去を防ぐ 英雄的介入  これでリセットされてはいまけーってことが無くなり、ストンピィの冬の時代が終わりそうです。

灯狩人のマスティコア  なる対プレインズウォーカーデッキのキルカードがひょいと投入されてますが・・・、え?このカード・・・強くね?
 マスティコア、という響きだけでゾッとしてしまうのはオールドファンですw そしてこのマスティもあのマスティに能力がかなり似ている(もちろん弱体化してるけども)。

破壊不能持ち、という変異デッキには待望の素材です。マスティ変異デッキ、絶対目にするな。
 あと白青テフェリーデッキにもキルカードですね、戻されない。でも相手も使うからおなじか・・。このカードが一番良く見るカードになりそう。



 あとテフェリーのあたりがかなりスーパートリッキーな能力を持ってますね。カードパックの表紙イラストにもなってますし、コンボ決まればすごいのかも。でもなんかすぐに禁止カードが出そうな予感がぷんぷんするw


 っていうか基本セットには全体除去は一つもない。クリーチャーを出してなぐろうぜ!っていうことなんでしょうね。わたしもその流れがいいと思う、除去が強すぎる気がしてました。

2020年6月16日火曜日

2016 劇場版 艦これ

  アニメに続き映画も見ました。

まぁ面白くは無いですねw

 別に面白さを期待してない。

アニメの時にも書きましたが、こういうギャルソシャゲにそんなシリアスな物語誰も期待してないのでは?もっと何も起こらない系のひたすらぬるいアニメで良かったと思いますけどね。


 ふと気づいてしまったのですが、たしかに、何かと戦う、っての、もう古いのかもしれませんね。ずっとそれでやってきたけども、別の物語の型、ってのを見つけないといけない時期になっているのかも。

 どうぶつの森、はそういう意味でやっぱ最先端なのかも、戦わない、っていう。ゲームで一番大事なのは戦闘、じゃない、ってことですものね。じゃあ大切なのはなにかっつーと・・・


 なんなんでしょうな?

2020年6月9日火曜日

2009  かいじゅうたちのいるところ  Where the Wild Things Are

 絵本の映画化なのですが、ワタシは絵本読んでません・・・



 なにこれ!???


 ひさびさにこんなにまったく意味のわかんない映画を見てしまいました。これは、絵本ではどうなってるん??絵本に忠実なんでしょうか?


 1から100までまったく意味がわからんかった・・・

絵本はめっちゃ売れたはずなのに、こんな物語なの・・・?なんで流行ったの?すべてが謎だらけ。

 わからん・・・・。ある意味すごいミステリーですね。何もわからない・・・。

 ノーヒント、ノーアンサー。

2020年6月5日金曜日

1988  ランボー3  怒りのアフガン

 午後のロードショーとランボー、コーラとポテチのような黄金タッグですね。

 いや面白いかよ。ランボー。タイトルどおり今回の舞台はアフガニスタンなんですが、今では絶対ムリでしょうねこのロケ地。

 いや本当にアフガニスタンでロケしてるのか知りませんが、めちゃくちゃソ連を煽ってもいるし、いろんなとこで今では絶対作れない作品ですね。

 でもやっぱ絵的に珍しくて面白いですよね。見たことがあんまり無い景色。ほんとかよ?って感じもしますが。

 アクション映画なんですけど、わりかしメッセージ性も強い気がします、たぶんあんまり評価が良くないのはそういうとこが気に食わないって人なのだと思う。


 あんまし関係ありませんが、例によってアメリカで黒人差別反対デモやってますね、コロナも大流行してるのにさらにデモもやるのかよ、もうむちゃくちゃですなアメリカ。更に今年は大統領選もあって(延期されるのかな?)、もう荒れてますね、世界は。

2020年6月1日月曜日

2019 名探偵ピカチュウ

 このあいだテレビでやってました。


 
  ・・・



 なにこれ?


 ポケモン初のハリウッド映画化なんですが、たぶん殆どの人が、なんじゃこりゃ?と思ったのではないですかね。名探偵ピカチュウっていうスピンオフゲームの映画化、なので普通の、ポケモン、の映画化ではないってことですね。

 しかれども、ん??

っていうことが多すぎますね。


 やっぱ一番の違和感は、ポケモンのモデリングですよね、なんか違う。もしかしてアメリカ人はピカチュウをほんとにネズミだと思ってんのか!?

 たぶんほとんどの日本人にはピカチュウってツルっとした肌をしているイメージだと思います、毛がふわふわ、そんなのピカチュウじゃない。ピカチュウのぬいぐるみです。ヒトカゲだってそう、本当にトカゲみたいな肌感じゃない、ツルっとしてるんです!ぜんぜん違う!!ってワタシは思いました。

 なぜかフシギダネだけはカワイクモデリングされてました、フシギダネ担当は日本人だったのかも。


 同じものを見てるはずなのに立体化してみるとイメージがまったく異なっていたってことなんでしょうね、物の見方が違うんだなぁやっぱし、欧米とアジア人では・・。

 プロットもなかなかにおいて、めちゃくちゃです。最近のハリウッド映画ってだいたいこれだな、っていう展開ですし。結構カネかかってるのに・・・、もっともっと面白いポケモン映画つくれたのにーーー!!ってワタシは思いました。

 まぁポケモンはカネ持ってるんでしょうから、やろうと思えばハリウッドでも全然映画作っていけるんでしょうけどね、最初にコレじゃないよなぁ・・・。

 なぜか普通にレジロック、がいたのはあれは一体なんの伏線だったのでせう・・・、そんな街角に普通にいるはずじゃないのだが・・。
 
 ちなみにワタシはレジスチルが好き。無骨なのに丸い、というあの感じ、どんどん好きになりますね。

2020年5月30日土曜日

2019 中華オタク用語辞典   はちこ

 中国のオタク用語を解説した本。 中国にもオタク文化がかなり流入してるってのを初めて知りましたし、オタクの考えるプログラムってのはだいたいどこの国でも同じプログラムなんだなってのもわかります

もちろん中国独特の文化ってのもありますね、やはり最大は共産主義?だってことですけど。それと大陸はアイランドよりもやっぱりドライだなって思います、アイランドは常に湿っぽいものを好む、ようするに精神論と感情論です、大陸は乾いてるので、まぁごちゃごちゃいってるけどカネだろ、っていうふうな調子。

アイドルがカネになるってことを、産業界が気づき初めて、社会全体がそれを後押しするようになっているという分析はさすがだなと思う。
 アイドルと同じものが欲しい、っていうふうになって、ファッションのみならず他の産業も潤うというわけ。

 これは贋作のロジックに似てますね。オークションで絵画を売る人間は、偽物よりも本物のほうが高く売れるので本物だ、っていう。鑑定人も鑑定料をもらってるので、本物だっていう、売る人間も、偽物よりも本物だっていうので、みんな本物だっていう。買った人間も本物のほうがいいので本物だと願う。偽物だ、って正直に言うことで得する人間が誰もいないので、偽物である、という事実、を書き換える。アイドルも同じことで、カワイイくて素晴らしい、って言うことでみんな得するので、アイドルは良い、ってことになる。社会全体がアイドルは良いもの、カネを出せ、という圧力をかける。

まさしく虚像、偶像、アイドル、というコトバ通りになっている。

マーケティングだのビッグデータだの言いますが、結局美男美女で宣伝するのが一番効果ある、という一番原始的なセックスアピールに戻ったというわけ。知ってるわそんなこと!!


 それと中国の検閲はどんどん悪化してるみたいですね、日本も検閲、検閲!!あれもダメ!これもダメ!ってなってますが中国はもっとひどいよう。だってグーグルもYOUTUBEも使えないんですものね、むちゃくちゃですわ。

 中国の本当の狙いは、実は検閲ではなくて、外国の会社じゃなくて国内のサイトを使えよ、っていうネット鎖国なんだと思ってましたが、っていうか最初は本当にそのつもりだったんでしょうけど、なんかキXXXの連中が、本当にわいせつなものは全部だめ!!

 健全な青少年

 っていうユーベルマンシュ的な目標に引きずられているようです。

また文化大革命を繰り返そうとしてるっぽい、おそろしいこと。それって経済的にも自殺行為ですからね、結局鎖国、保護主義ってのは経済的自殺でしかないってことをいやってほど悪い例を見てわかったはずなんですがね。」

 アメリカはそういうことは賢くて、結局アメリカって国は自分の国が得をするかどうか?しか考えないから、エロが売れるならエロを売る、戦争がカネになるなら戦争をする、合理的です。


 なにが面白くて中国人は日本なんか来るのだろう?ってワタシは思ってましたが、そういうことなんだなぁって納得しました。ワタシも大陸の人間だったら日本じゃないにしろ、脱出を目論むでしょうね。

 でもそんなに、わいせつ、に厳しいなら、もう外国への渡航も禁止になりそうなもんですけどね、しこたまハードディスクにわいせつを詰め込んで帰ってくるだろうから。まさか空港でHDDを全部チェックするわけじゃないだろうし。


 ともかく中国がまたやばい方向に向かっとるなぁってのがちょっと理解出来た、何を香港の人たちが揉めてるのかも、ははぁ~ん、そういうことなっていう。中国がまた没落することを願ってるアンチは喜ぶでしょうけど。

 

2015  艦隊これくしょん -艦これ- (アニメ)

 ソシャゲの艦これのアニメ版。

 今!?って話ですが見ました、もう5年も前の作品なのですね。


 ソシャゲのアニメ版なんてファンのためのもので、アニメとしてはまぁ全然おもしろくないし、面白いものをファンも期待してないでしょう。そんな深刻な展開とか複雑なプロットいらねぇよって話。キャラアニメなんだし。

 ソシャゲといっても、まぁギャルゲーみたいなものなので、とにかく、カワイイ感じを出せれば良いという感じだと思います、これでもまだシナリオを重視しすぎだと思いますけどね、もっともっと何の物語もない、全編水着回、みたいな、なにこれイメージビデオ???って感じの作りでも良かったと思うのですけどね。



 ソシャゲ自体はワタシは艦これちょっぴりしかやってないですね、正直何がおもろいのかちっともわかりませんでした。軍艦に詳しい人には楽しめるのかもしらん。あと信長の野望みたいな感じのゲームが好きな人。
 ワタシはどうもあのギレンの野望とかGジェネみたいなゲームが苦手です、どういうふうに育成するのかは自由、あなたが指揮官だ!みたいなの。
 もっと前線で銃とか武器を持って戦いたい派なので。


 作画のスタイルは京アニのそれですよね、15年前くらいから、萌えアニメの作画スタイルはだいたいこれでもう最終決定したみたい、ところどころ3DCGが入りますが、これはいまいち。ただキャラの線というかパーツ、が多いので作画は大変なんでしょうね、アニメで動かせるタイプのデザインしてないやつが多いし、全然ゲームと違うわけにもいかないですしね。

 もう面白いアニメとかを作る時代で無いのかもしらん、あつ森、とかを見るように、明確な敵がいてそいつをみんなで倒そう!ってのがダサい、もっと別の楽しさ、を見つけようぜってことなのかも。
 敵、いないし。現実的に。戦争ないし、現実的に。時代に合ってないですよね、戦争ものって。今の時代にどんなものを作るのか?いとむずかし。

 

2002 幻想水滸伝3


  幻想水滸伝シリーズの三作目なんですが、ワタシは完全にスルーしてましたね、1も2もやったのになんでかわかりませんが、存在すら知らなかった。


 いないと思いますがこれからやろうという人にこれだけはアドバイス

真・火の紋章の継承者はヒューゴにすること、ゲドは雷担当だし、クリスにつけてもクリスは火の魔法のレベルが上がらない。

あとトーマス編、を最優先でプレイすること。トーマスがめちゃくちゃ弱いので、他のストーリーで仲間にしてしまうとトーマスの仲間がいなくなりすげー苦戦する。別にトーマス編、はクリアする必要は無いんですけど。


 非常にトリッキーなゲームでして、1、2の幻想水滸伝とは全く違うゲーム、まじで何の関係もないと言ってもいいと思う。仲間が108人いるよ、っていう、本当にコアの部分だけです。

 戦闘システムもめっちゃトリッキーでして、二人一組のバディ、が3組、のスリーバディ・システム。は?って感じなんですが、さらに、場所、の概念があり、移動、とか呪文詠唱、の時間なども計算されます。攻撃したくても、敵が手前に突っ込んで来た場合、そいつを先に攻撃する。つまり攻撃したいやつに攻撃出来ない。さらに攻撃を食らうと呪文詠唱が止まるなど一筋縄ではいかない。
 あとめっちゃすぐ死ぬ。一撃即死級の攻撃がザラ。雑魚にもいきなり強敵が現れたり、イベント戦闘の敵がだいたい異様に強かったり、負けイベかと思いきや、勝つこともできる、というどっちでも可、みたいなのが多い。負けイベントの数が異常に多くて、勝てるのはラストだけ、ほかはすべて負ける。めっちゃ腹が立つ。
 さらに強化システムも特殊、金儲けの方法も特殊、、単純に雑魚をボコってレベル上げしてもたいして強くならない。FF8みたいな、やり方、がわかるとすげー爆裂すぐに強くなるし、闇雲にやってもうまくいかない。カネが足りない、と思いきや、めちゃくちゃお金が余ったり、いきなりものすげー強力な装備が手に入ったりと、なんかおおざっぱというか、ピーキーというか、非常に尖った作品となっております、結構有名なタイトルの3作目のはずなのに、ゴリゴリに尖ってる、なんじゃあこりゃあ。

 さらにゲーム全体の構成も複雑で、ドラクエ4みたいにそれぞれの物語があって、最後にみんなで戦うってスタイルなのですが、進め方の順番がフリーで、さらにそれぞれの物語がわりかし長い。そして予想通りパーティを分割したりもしないといけないので育成が非常にめんどい。

 さらに昔のゲームなので親切さが全然ない、まだまだこういう3Dロープレ、ってののノウハウが出来上がりきってないころで、移動、がめっちゃめんどう。ルーラ的な移動が無くて(すごい制限があって)非常に時間の無駄。

 とにかく問題点も山積み、グラフィックも相当荒い。けどいい部分もまぁまぁあって、他のゲームにはないオリジナリティっていうのは相当あります、そこを評価すべき。


あとラスボスは結構強め、この時期のゲームとしてはかなり強い。なんの対策もしてないと瞬殺。敵の回復役が空を飛んでいて物理攻撃が出来ない、というとんでも仕様なので、対策してないとそもそも攻撃すら出来ない。かといって魔法もたまに反射する、というむかつくボスです。
/////////

幻水の1、2、ってワタシのイメージではなんか女子ファンが多いイメージなんですね。あんましはっきり覚えてないのですが、親友のイケメン二人がいて、その稚地味の女の子がいて、女を取り合って争って、最後には女が死ぬ、っていう
「わたしのために争わないで!!」
 って口では嫌がってるけど、内心はこれこれぇ!!って女が一番喜ぶタイプの物語だったような気がします・・・。ワタシの幻水のイメージってそういう乙女ゲーチックなエモい感じだった思い出。

 3はまったく違う、何もかも違います。ただ物語がわりかしシリアスで、すぐに死ぬ、ってのだけは同じな気がする。緻密に構成されてる・・・ってわけでもないんだけど、えぇ!?っていう展開で、ベタ、ではない、これは確かです。超展開ってわけでもないんですが、普通こうだよね・・っていうのとは違います。
 えっ!?嘘なんかい!っていう嘘つかなそうなやつが平気で嘘をつく。しかもこの目は嘘ではない、みたいな展開なのに、やっぱり嘘だったりする、そんなのありかよ。

2020年5月29日金曜日

1992 アカギ 〜闇に降り立った天才〜

 実は完結してたんですね、アカギ。ずっと連載停止状態だと思っていたのですが、いつのまにか終わっていた。

 後半はむちゃくちゃですw

 いや、もうむちゃくちゃやぁ・・。

もはやまったく麻雀してないです。

 してないけど、なぜか読めてしまうこれが不思議ですね。


 でも続きが気になるのは、やっぱりオチがわからないからでしょうね、正義が勝つに決まってる、物語はクソほどある、どうせこっちが勝つだろ、って決まってるものはゴミほどある。

 けどアカギは、ちょっとわからない。最後にアカギが負けて死ぬ、っていうパターンもあるし、やっぱりアカギが勝つというオチもありそうに思える、どっちかわからない、最後の最後までわからない。だからむちゃくちゃやぁ・・・と思いつつも読んでしまいますね。

 そして結末は自分の目で確かめろ!w

2020年5月26日火曜日

2017 アズールレーン

 いろんな事情があって、アズールレーンというアプリゲームをやってます、いわゆるソシャゲ、ガチャゲ、スマホゲームってのをちゃんとやるのは初めてかもしれません。
 いろんなのに手は出してみましたが、何がおもろいねん、ってすぐにやめてしまったりしてたので。


 このアズールレーンっていうゲーム、中国の会社が作ってるんですね、艦が美少女化されて戦うってのは、艦これの丸パクリ、その他のシステムみたいなのもものすごいパクリっぷり、ただ戦闘システム自体はまったく違って、艦これはターン制のバトル、アズールはシューティングです。

 育成シューティングってのは珍しいジャンルであんまし見ないですよね。ゲームとしてはアプリゲームの中ではダントツ面白いと思います。あとインタフェースのデザインもそうですし、キャラでのイラストのクオリティも無茶苦茶高い。中国の絵師が描いてるのか?いろんなところからイラストレーターを採用してるのかわかりませんが、絵のレベルはひじょーに高いですねぇ。


 中国のゲーム、っていうのをやったのも初めての経験かも、今まで中国のゲームって触ったことないのではないか?

 最初の敵、が日本軍ってのもさすが中国のゲームやなって感じです、中国では日本はナチスみたいなもので、ゾンビと一緒でなんの罪悪感もなく殺していい、便利な敵キャラなんですわね。でも日本軍のキャラも手を抜いてるわけではなくて非常にレベル高いです。

 総じてレベル高いぜ、中国、優秀ですね。

 ネットの技術では圧倒的に中国が強いってワタシは昨今言ってますけど、中国人の能力が高い、ってわけじゃなくて、やっぱり数、ですよね、平均的にはどこも同じなのですが、100分の1から選ばれるのか、1000分の1から選ばれるのか、どっちが優秀かなんて自明ってもの。


 ただ中国のコンテンツってのはやっぱり弱点があって、最大の弱点はエロ禁止。艦これは壊れると服も脱げるっていうソフトエロ要素がありますが、アズールには一切エロは無い。さらに政治的な発言も禁止。これはまぁ好き好きですけども。
 エロも禁止だし、そもそもキャラクターの露出もやや少ない感じ、いかにもエロ担当っていう服の面積少ないキャラもいない。普通の水着、が限度なんでしょうね。


 実は世界で一番アニメを作ってるのは中国らしいのですが、やっぱりエロ禁止、はでかくて、中国アニメ、にふれることってほぼ皆無、アニヲタなんてほぼエロ目当てでしか見てないのですし。

2020年5月25日月曜日

1983 007 オクトパシー  007 Octopussy

 007シリーズ映画13作目。

 小説は短編小説からとられております。

 例によって短編原作なので、いくつかの物語を組み合わせてるみたいで、なんだか映画としてはすごいはちゃめちゃです。ごちゃごちゃもしている。
 途中編集でぶっこぬいた?ってくらい、つながりが突然で、いきなりやないか?みたいなものもあり、さらにヒロインもおばさんですし、ロジャー・ムーアもなんだかいきなり年をとりました、そろそろ限界か・・・?


 でもアクションは張り切っていて、飛行機につかまって空を飛ぶってのは30年も前にトム・クルーズより先にボンドがやっていたのですね。

 どうやって撮ったのかわかりませんが、とりあえず無茶苦茶危ないってのは伝わりました、まぢでどうやって撮影したんでしょう??


 シリーズの中でもあんまし不人気なのもうなづけますね、なんかちぐはぐ、おじさんおばさん張り切りすぎ。もっと若くてピチピチのボンドとカワイイ女を見せてよ、っていうのがファンの心理でしょうね。オクトパシーというタイトルもなんだかいまいち感がいなめない。

2020年5月16日土曜日

2001 クラッシュ・バンディクー4   さくれつ!魔神パワー

 懐かしゲーム祭り。

 クラッシュシリーズ4なんか出てたのか。子供の頃によくやりましたねー。ようするにマリオのパクリなんですけど独特のアクションがあるゲームです。

 ワタシが何が得意っていうとアクションが得意なんでお茶の子さいさいですね。苦手なのはシューティング。あの弾幕系ゲーム得意なやつらってなんなんでしょう?うまいっていうかどこが安全地帯化覚えてるだけなんでしょうけど、相当マゾじゃないと出来ませんよねあれ。

 4は乗り物にフィーチャーしてる感じで乗り物系ステージがほぼ7割くらいあります、ぐるぐる回るボールとかロボ、飛行機、ホバー、宇宙船、爆撃機、潜水艦・・・アクションゲームといえば、ってのいうのが詰め込まれております。


 このゲームアメリカが作ってる、みたいだ、多分。洋ゲーなんでしょう。洋ゲーっぽくないですけどね、親切。

 洋ゲーってなんであんなに不親切っていうか投げっぱなしな感じが多いんでしょうかね、街を完全再現したオープンワールドだ!何をするかは自由!みたいなゲームアメリカ人はよく作りがちですが、あれ何が面白いのかワタシはあんましわからん。本当にシカゴだ!NYだ!ゴッサムシティだ!西部開拓だ!・・・うん・・・だから何??ってワタシは思うのですが、好きなんでしょうね、本当の街を再現するのが・・・。

2020年5月14日木曜日

2015 ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション Mission: Impossible - Rogue Nation

 テレ東、テレ東、ときてシリーズ最新作は他のチャンネルで放送されてましたね。


 まぁ正直駄作でしたわね。前回のゴースト・プロトコルのほうが断然良かった、パワーダウンしてしまった。

 シリーズものってのはこういうとこが難しく、前のほうが良かった、ってすぐに比較されてしまいます、それ単体で見たらそれほどたいして悪くもなくっても、ターミネーター4はクソ、なめてんのか、ロッキー5ゴミ、シリーズを汚した。FF11しょうもない、FFオワコン、みたいなことを言われてしまいます。


 それでもシリーズものは知名度、が高くなるっていう利点もあります、アプリゲーム、とかを検索してみると、まさしく有象無象の作品が爆裂インフレ状態。
 そのなかでまったく聞いたことがないタイトルに手をだすか?というと難しいですよね、やっぱりFFとかポケモン、とか知名度の高いのを手にとってみがち。


 しかしいわゆるガチャゲー、とんでもない勢いで量産されてますよね、どれも同じやん・・とも思うし、こんな勢いで事前登録キャンペーン!!みたいなことやってて採算とれんのか?とも思います。

 が、ワタシもついにガチャゲーに手を出してみました。まったく関係無い話してもうた。


 とにかくどうもなんか、地味な映画になってしまいました、まずロンドンが舞台なんですがロンドン見飽きたんですよね、っていうかヨーロッパとアメリカ見飽きた。新鮮さが無い。ゴースト・プロトコルはクレムリンが舞台だったので新鮮な感じがしたんですけどね。
 あと例によって長い、アクション映画で130分は長すぎ、アクション映画は80分、これが鉄の掟です。

2020年5月11日月曜日

1981 007 ユア・アイズ・オンリー For Your Eyes Only

 007映画第12作、小説は長編ではなくて短編集から再構成したものとなってます。

 そういうわけもあって、なんだかいくつもの物語がオムニバスになったような感じ、いろんな場所を飛び回りつつ、スカイダイビング、マリンダイビング、スケート、カーチェイス、スキー、バイアスロン、ロッククライミングまで、いろんなことをめっちゃやってます。ヒロイン的な人物も何人も登場します。

 前と同じじゃん、って言われないためにあらゆる手を尽くしてるって感じですね。逆を言えば、なんでもやりゃあいいってわけじゃないのでは?とも思う。


 007シリーズもついに80年代に突入しますが、映画業界ってのは80年代なかばに激変するのですよね、いわゆるスピルバーグ、ジョージ・ルーカス、キャメロン、の三人によるエンタメ映画の大流行です。それまで、のエンタメよりもさらにエンタメっていうのか、大人向け、じゃなくてさらに万人向け、になったっていうのか。
 映像技術もコンピューターが投入されて劇的に変化する・・と、映画が面白くなくなる、という人もいますし、面白くなったという人もいますでしょう。映画ブームであり、映画離れ、でもある。二極化ですね。


 ワタシはどっちとも言えませんね・・・キャメロンはやっぱ仕事するよなぁ・・とも思うし、CGなかった時代のほうがなんかスリリングだったのになぁ・・・とも思う。ともかく、俳優パワー、による大スターの時代ではなくなりましたね、俳優の演技なんかほとんどどうでも良くて、プロダクションのカネのかけ方、が映画の主軸となりました。


 関係無いけど3D映画とか、VRとかブーム一瞬で終わったなぁ・・結局アバターだけでしたね。

2020年5月10日日曜日

2016  Finding Doryファインディング・ドリー

 ファインディング・ニモの続編。

 あんまし、流行ってなかったような?そんなに聞きませんでしたね?

 でも出来はやっぱりピクサー抜かりなし。

記憶障害がある、ドリーが主人公です。

大きくいうと障害者ものですよね、魚ですけども。

 だいたい賞を取れるパターンってのは決まってて、戦争、病院、監獄、子供。これです。はい賞取りに来たパターンね、ってすぐわかる、障害者ものってのも病院ものの亜種ですけど、すぐに賞取れる。


 パターンは同じで、障害がある人でも得意なところや良いところがあるよ!みんな違ってみんないいやっほい!

 これです、もう障害者が出てきた時点ですべてよめる。そしてそれ以外のオチなんてつけようが無いしね。


 まぁそれはいいとして、ここ最近のCG技術はもう完全に現実、を凌駕してまして、写真よりも綺麗、です。普通の現実ってのは彩度が低いのですよね、もっとベターっとした感じ。CGは加工された現実なんで、すべてがキラキラ、スタンドアウトしてコントラストも高く、美しいっちゅーわけ。
 水、ってのは一昔まえまでむちゃくちゃCGで再現するのは難しかったのですけど、現実の水、よりも綺麗。いわゆる絵力、がありますね、CG見てるだけで綺麗。内容が仮につまんなかったとしても、絵だけ見て楽しめます。


2020年5月6日水曜日

2011 ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル  Mission: Impossible – Ghost Protocol

 午後のロードショー。

 MIシリーズ、4作目。わりかし作数が出てるんですよね、たしか5、もやってましたよね。
 結構感覚が空いての続きもの。

 このタイトルにある「プロトコル」ってコトバ、日本語にまったくならない独特の英語的なコトバです。手続き取り決め、とか訳されますけども意味不明。インターネット・プロトコル、のアレです。


 今回はロシアの核爆弾が奪われて・・・っていういつものやーつですが、まぁアクション映画のプロットなんてどうでもよい。


  アクションは結構気が利いてるなぁって思いました。

なんかやたらと走ってる、という印象が強い、世界のいろんな都市で走り回る。やっぱり走る、ってのはアクションの原点なんでしょうね。
 アニメでも、最終的には走る、ってのがアニメーターの終着点とも言えます、もっとも最近はアニメーターは動きを描くよりも可愛い女の子を描くのが仕事ですけども。


 ただちょっと長い、二作分を詰め込んでるって感じで、いろんなものを詰め込みすぎですね。そしてよくよく考えるとほとんどの任務を失敗してる、最後にはもちろんうまくいくんですけども。見てるほうが疲れる。


 しかれども、結論としてアクション映画としてはよく出来てると思います、トム・クルーズ老けたなぁ・・・、けど実際よく働きますよねこの人は。実はやべーやつ、とか性格がエキセントリックだとか、カルト宗教にハマってるとか聞きますけども、とにかくストイックに仕事をやる人ですね。そこがまたやべー奴なのかもですがw

2020年5月2日土曜日

1979 007 ムーンレイカー  Moonraker

 小説では第三作、映画では第11作にあたります。 

1979年の作品ですが、映像技術がぐっと進歩したんだなぁってのを実感できる作りになってると思いますね。
 もちろん今の合成に比べればちゃちぃですけれども、合成じゃない、からこそのすごさってのがありますね。

 冒頭のスカイダイビングのシーン一体どうやって撮ったんだろう?なんにせよむちゃくちゃ危ない!ってのだけは伝わってきます。

 スタントが危ない!!っていうのは最近の映画ではまったく感じられないスリルですよね。

 また当時はすげー宇宙に対して楽観的だなーってのを感じます。簡単に宇宙に行けるぜ!たぶん近い将来こうなるだろう!みたいな調子で描かれているのですが、なぜかどんどん宇宙は遠くなってるって気がしますね。
 
 ようするにペイできない、支払いに対して見返りが少ないってわけで宇宙投資はどんどん縮小しております、ぜんぜんこの映画のようには行かない。ほとんど何も進歩してないんじゃないの?ってくらい遅々として宇宙開発は進んでない気がします。

 ミニチュアとかセットはすげー丁寧に作られとるなぁという気がする、物体、を作ってる分CGモデルを作ってるよりもやっぱり豪華に感じられる、人間が上を歩ける、階層構造的な構図って、CG合成だとやりずらいよねって感じますね。このセットでもむちゃくちゃカネかかっただろうなぁ・・・

2020年4月30日木曜日

自粛期間 オススメ ラジオ番組 まとめ

 みなさん暇だと思うのでラジオマイスターのワタシが、暇な時にはこれを聞け!ラジオ番組を特集してみたいと思います。


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 絶対オススメ&音源手に入り安い番組

松本人志の放送室  
 伝説の番組、というコトバはよく聞くけれど、これこそまさにそれ。ラジオの「ごっつえぇ感じ」、これはもう必修教科書、聞いたことないやつはアホ。CDが出てます。


オトメドメイン  
 現在やってるラジオ番組で一番おもしろい番組、なんとエロゲーの宣伝番組です。声優系ラジオの革命児、杏花がパーソナリティ。現代、を感じたい人はこちら。DJCDが発売中。
 他にも杏花のラジオ、レオラジ、NTRジ、もちょらじ、などすべてオススメですが、エロゲ業界にまったく知識が無いとちょっと意味がわからないかも。

絶望放送
 これは過去のレジェンド番組。アニメ系のラジオ、いわゆるアニラジ、のなかで群を抜いて秀逸。こちらもDJCDが出てます。アニラジへの入門にはピッタリ。

アルコアンドピースのANN0、一部、0、DCガレージ

  いわゆるお笑い芸人系のラジオで、ここ5,6年のハガキ職人はほとんどこのアルピーのラジオから出てきたって人が多い気がします(ほにゃららTUBEで探せば聞けるかもよ)。ニッポン放送からTBSに引き抜きっていう構図は伊集院の再来。

ダイアンのよなよな 
 関西のお笑いラジオ。3時間もあるので聴き応え抜群、ただ関西の事情に詳しくない人にはご当地ネタが多いので聞きづらいかも。ギャロップ林のネタが7割w


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 次点  面白かった、音源が入手不能、その他まぁまぁオススメなど

雨上がり決死隊のべしゃりぶりん

 おそらく音源がまったく手に入らないし、昨今の事情でさらにレア音源化、しかしながらかつてJUNK、が最高に面白かったころのエース番組でした。コンスタントに面白かったしけっこう長期でやってたとおもふ。

深夜の馬鹿力  

 伊集院光はラジオの帝王ですが、昔、スペシャルウィークにめっちゃ斬新なことをしてたころはすごい面白かったですが、ここ10年くらいはいまいち、ハガキ職人も離れてます。90年代?がピークでしたね。

99のANN

 こちらもいまは無くなってしまいました、面白い時期のブレが大きくて、ものすごい面白いコーナーがあったりなかったり、ジャネット、反町っす、などの名コーナーがあった時は抜群に面白かった

くりぃむしちゅーのANN

 これもめちゃくちゃ人気があったのに終わってしまった番組。なんで終わってしまったのか未だに不満。ニッポン放送はこの頃から頭おかしくなった。

ハライチのターン

 まぁまぁ面白い、が、ネタコーナーがあんまりないので、フリートークの出来次第、澤部のフリートークはめちゃくちゃつまんないのでスキップ。

オードリーのANN

 昔、は面白かった、土屋?がハガキ職人として頑張ってた頃はすごい面白かったですが、急激につまんなくまりました、理由はわかりません。なんか悪い噂を聞く・・・。

ケンドーコバヤシのてめおこ

こちらも面白かったのにすぐに終わってしまった番組・・下ネタが多すぎた?ケンコバ面白いのに、なんか面白い番組には出てない、もったいないことこの上ない。

サンドリ

 有吉がパーソナリティのFM、ラジオ番組。しかも東京ではやってない。ネタのほとんど90%が風俗に行った話と悪口と下ネタなので、人を選ぶ。替え歌のコーナーがあったときは鉄板でしたが、著作権の関係で替え歌禁止になりパワーダウン。

・ポンツカ

バンプの宣伝番組。BOCが好きな人には面白いはず、しかしファンじゃない人にはわからん。

・いたずら黒うさぎ

 こちらはゆかりんの宣伝番組、これもファンには面白い、ファンじゃない人は知らん。

・霜降り明星のANNR  ネタは面白い、けど平場はイマイチ。最近の若手芸人にありがつ。松本人志いわく、ネタが面白いのは当たり前。そっからが大事。

サマーウイカのANNR まだまだ始まったばっかりですが、始まった瞬間コロナ騒ぎで大変、これから期待できそうな気がする。


 とりあえずこんなとこで。放送室を聞くだけでも一ヶ月は潰れますよ。








2020年4月28日火曜日

2015 Inside Out インサイド・ヘッド

 ピクサー映画を見ようのコーナー。

 インサイド・ヘッド、つまるところ感情、の擬人化映画です、JOY、ANGER? FEAR、喜怒哀楽がキャラクターとなって大活躍!!

 っていうすっげぇつまんなさそうなプロットw

っていう第一印象で思うほど、つまんない映画ではありません。

 けどワタシはなんか・・・・ん?


 っていうところが多かったですね。ライリーという11才の少女が主人公なんですけど、いわゆる思春期の女の子が主人公・・・ん~~・・・・。


 思春期の女の子の気持ちってのがもちろんわかりませんけれど、ちょっと自己中すぎるっていうのか、いや、オマエが悪いよ。っていう感じがワタシはしますね、それにちょっとアホすぎる。11才ってそこまでか?8才とかならわかるけども。もっと大人びてるっていか大人ぶってて、世の中を冷めた目で見てると思うけど・・・、田舎育ちってことなのか・・・

 それと、もっと世の中は理不尽だと思う、自分が勝手にへこんでるだけでセカイはそこまで悪くない、っていうふうに描かれてるけれど、実際はもっともっと理不尽で、意味もなく攻撃されるのが現実だって気がしますけども。


なんか・・ん?・・・ん~~・・・んぅ??っていう感じのする映画でしたね、でもレビューの評価はかなり高い。一般の人は素直に共感するみたい

2020年4月24日金曜日

1980 伝説巨神イデオン

 ガンダムの次に制作されたロボットアニメ、52話の1年クール・・・のはずだったのですが、不人気により打ち切り・・・

 されたのですが、のちにアニメシリーズをすべて再編集した映画版、イデオン接触編、とアニメシリーズで打ち切りになってしまった部分を、発動篇、という2つの映画になって発表されました。だからこれから見る人は映画版の2つだけ見れば十分です。


 いったいどういうことでそうなるんだ?って話ですよね、打ち切りになったアニメを映画でやるって、そんなのむちゃくちゃです、どこをどうやって資金を引っ張り出したのやら。

 まだまだアニメ創世記だったってことですよね、アニメっていうのはこういうものっていう型、みたいなのが出来あがってなかった。アニメ映画、ってのはなにをとっても、まずヤマト、の大ヒット、さらに銀河鉄道999、この松本零士ブームにより、アニメ映画、ってものが一般化しました、その流れを汲んでようやく宮崎駿とかも、アニメで映画を作れる、チャンスが与えられたってわけです、そこへガンダム、とかもでてきてその次の作品がこのイデオン。

 内容なんですが、むちゃくちゃですw なんていったらいいのか、今風に言うとエモいですね、みんな感情的すぎる。そして露悪的、というか人間の悪い部分が非常にクローズアップされてる、いいヤツがほとんどいない。みんなけんけんいがみあっておる。リアルっちゃあリアルです。そして異様なテンション感。

 ここがダメだよ!!ってとこもたくさんあります、失敗作ってのは学ぶところが多いですね、特にこのイデオンみたいに尖りすぎて失敗してるパターンでは。
 まずデザインチームの悪さですね、肝心要の主人公であるイデオンがかっこ悪すぎる。どうみてもジムです。地味。敵のバッフ・クランのメカもかっこ悪い。メカさえかっこよければ(ヒロインさえ可愛ければ)それだけでも流行ったりするものですが、イデオンのプラモ作ってる人なんて見たことないものね。
 キャラデザもよくありません、主人公はアフロ、ヒロインも決して可愛くない。敵はデブのおっさんばかり。

プロットは野心的でなにかやってやりたい!というのは伝わってくる、その志はとても良いこと。けどもなんだか無茶苦茶です、一話ごとにキャラの性格がまったく変わっていたりする。カーシャとかアニメ版と映画版で急激に性格がまったく変わる。


 あと時代的なものなんですけどストロボを多様しすぎです。ポケモン事件以来、映像でストロボを使うのは厳禁になったのですが、イデオン後半になるとストロボの連発、目にも悪いし脳にも悪い これがイデの力なのか!?w

 エヴァはイデオンの影響が大きいってオールドアニメファンが言いますけども、たしかに結構そういう部分はあります。エヴァーが嫌いな人が嫌う部分はすべてイデオンから来てるといってもいいかもw
 逆にエヴァーを神格化してる信者が好む部分も結構イデオンから来てるといえるのかもしれませんね。
 終盤になるといきなり完全なスピリチュアルな展開になり、いや、じゃあ今までのバトルは一体なんのためだったの???っていうところも同じ。
 ネタバレなんですが、有名なので言ってしまいますが、イデオン、最終的に一人残らず全員死ぬ、がメシア、が生まれてすべてが許されて、新たなセカイが生まれる、という、最後の審判みたいなオチです。
 たいがいの人はむちゃくちゃやーーーーーーー!!!って思うのでしょうけど、宗教とかカルトにハマる体質の人には、素晴らしい!!!っていう展開なのかも。終末論者、はこういうことを望んでるのかも。

 ワタシは納得出来ないけどね!!ワタシの考えではこの、すべて最後には神様が現れて幸せになるっていう、デウスマキナクライマックスってのは夢オチと同じぐらいひどい、というより夢オチ、というのはデウスマキナの現代版でデウスマキナが夢オチの元祖なんだと思いますけどね。
 ワタシは幽霊とタイムマシンと死後の世界は絶対に許さない派なのでこれはよくない。


 ただ繰り返しになりますが、なにか新しいものをやってやろう!っていう野心は非常に良いです、マーケティングとかいって似たりよったりのしょうもない作品よりは断然良いです。ワタシは嫌いだけど評価すべき作品ですね。

2020年4月18日土曜日

2012 the avengers アベンジャーズ

 元ネタ回収シリーズ。

 ある程度一般常識化してる作品はやっぱり見ておいたほうがいいとワタシは思いますね。パロディとかで笑えないし。

 よく面白い、面白くない、といいますけど、それは読み手、のレベルにも依存するんですよね、特にお笑いとかだと分かりやすいですけど、知らないものは笑えない、面白くない。

 非常識なことを意図的にやるには誰よりも常識、を知ってないといけないってわけです。

 まぁそんなわけでアベンジャーズ、このシリーズ、セカイで一番売れている映画シリーズなんですよ、セカイで一番人気のものなんだから一応抑えとくべしですよね。

 
 やっぱり一般受けするには、わかりやすいものがいいってことですよね、人気の作品、だいたい全部この形です。

いかにも悪いやつがいて、正義の味方達が最初は敵だったりするんですが、最後にはみんなで一致団結して悪いやつを倒す。
 
 ドラゴンボールもワンピースもナルトもワタシまだ見てないけど鬼滅の刃も、この同じパターンだと思います。もっと遡ればキン肉マンだって北斗の拳だって、同じです。ただ古いものは個人プレイ、の色合いが強くて、最近のはチームとかコミュニティみたいなのが重視されるようになってきましたね。


 敵が単純悪ってとこがポイントです、とにもかくにも悪いやつでいいとこがまったくない。これを人間同士の対決、双方に正義がある、っていう複雑なヤツにするととたんに一般の人気は離れる。だいたいそういうふうにすると女が絡んで来て、色恋があって、ドロドロの裏切り・・とか政治的な話になってくる。

 もっと単純で、シンプルで、スカっとするものが大衆の好みってわけです。


 今ワタシはイデオンも見てるんですけど、イデオンが人気が無い理由はこっちの、両方の意見があって対立する、複雑なパターンだからですね、基本ガンダムってのはそういうパターンが多い、ガンダムはヘビーユーザーが多いだけで人口、でいくと小さなグループなのだとおもふ。つっても、ガンダムでも色々ですからね、ウィングみたいに美少年で女の子受けを狙ったり、ゴッドガンダムみたいなシンプルなのもあったりで、エロい女出してみたり、人気声優で数字取りにいったり・・・

 

2012 ポケモン+ノブナガの野望

 
 ポケモンと信長の野望がまさかのコラボをしたDSのゲーム。いわゆるTBS、マス目にユニットを配置して動かす・・のアレです。それがポケモンになった次第。信長の野望要素はあんまし無い、内政みたいなことも細かくできませんし、信長・・のようにターンが経過すると敵もどんどん強くなってうまくやらないと詰む、っていうゲームではなく、そこはポケモン世代にも優しく、いくら時間をかけても敵は強くならずシコシコレベル上げすれば勝てるようになっています。

 が!敵のポケモンのほうがだいたい強いってのも事実。弱点の少ないポケを使ってきやがります、エルレイドとかね。自由にポケモンがつかまえられるわけじゃないし、フェアリータイプが存在しないので、ドラゴン、エスパーが有利。あと敵のほうが地の利があるいフィールドで戦うことになるのでけっこうシーキビ。弱点補正もきつい。
 普通のシュミレーションよりも、いかに弱点タイプをもっていって攻撃するかってのがポイントになるゲームです、まともに殴り合っても勝てぬ。だから主人公のもうひとり、オイチ、が固定なんですが、この二人にはたくさんのタイプを使えるようにすべき、最初のポケを使う必要はまったくない。味方も固定せずにとっかえひっかえタイプを使うことになります。

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 誰が描いてるのか知りませんが、キャラデザがものすげー良い。ワタシこのタッチものすげー好き。ポケモンよりも普通の人間の頭身ですが、さりとてリアルでもなくアニメとリアルの絶妙なバランス戦国だけど重たくも軽くもなりすぎない、良いバランス感覚です。
 オイチなんてめちゃくちゃ色んなキャラデザがありますけれど、ワタシこのオイチめっちゃ好き。
 コーエーの仕業??コーエーのタッチではないけれど・・コーエーが一体どこに絡んでるのかまったく不明、武将の設定かな?
 ポケモンのグラフィックもあるんですが、ポケモンゲーム史上一番うまく描けてる気がする。ワタシの分類では4段塗りって言われる塗り方。(1カゲ、2カゲ、ハイライト、照り返しハイライト)、すっげーかっこいい。塗りも綺麗ですが、構図もイカしてる、誰が描いてるんだろう?本家ポケモンは3D化してイラストは無くなったので、このポケノブ、が最高のイラストクオリティだと思います。
 ワタシがこんなに手放しで褒めることは滅多にないです、どちゃくそ残念なのはDSの解像度だってことです、HD版出してくれ!!アートブックとかあるんかな?
(あとなにか秀吉に恨みがあるらしいw 秀吉だけすげー雑魚扱い、ワタシは秀吉好きなんですけどね、年を取るにつれてワタシが一番好きな武将は秀吉です。秀吉だけがまじで0から成り上がった武将だからですね、信長も家康も、ほとんどの武将も、たいてい殿様の息子、おぼっちゃんです、だが秀吉にはなにもない。
 秀吉は性格がクズだったとか女遊びがひどかったとか、すぐに処刑したとか、晩年気が狂ったとか言われますけども、お前等のような凡人に秀吉の孤独がわかってたまるかって感じですね。どっかで誰一人絶対信用しないっていう覚悟と、すべて燃やしてやる、っていう刹那主義と狂気が潜んでるのですよね、ワタシはこういう狂気キャラ大好き
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 ストーリーはほとんど無いに等しいです、ノブナガが乱世統一をもくろんでいてそれと戦おうという、鬼王道ストーリー。


 やりこみ要素はメタ糞あります、ポケダンと同じで、まずポケモンの数が多いのでね、やれることは死ぬほどある。
 ただなんにも考えずに適当にやってても勝てないので、気晴らしでやるっていうのには向きません、むしろストレスがたまる、じっくりゲームやるぜ!って人にしか向きませんな、それがノブナガ、の要素でしょうね。

  結構クリアまではすぐ終わりますが、クリア後がやることがすごいたくさんある、たくさんありすぎて面倒でもある。シナリオクリアはとにかくギャラドス使え、ってことです。主人公とオイチはギャラドス決定。ギャラドス3匹をパスワードで捕まえてそれだけで勝てます。が!、最後のノブナガがゼクロムを使ってきて、ドラゴン、でんき、電気属性攻撃、という相性最悪中の最悪、HP230くらいなのに480くらいのダブルスコアワンキルされるw
 なので面倒ですが、こおりタイプだけは育てておきましょう。ギャラドスx3とこおりx2、あと面倒な敵が多いはがね対策にドテッコツのユニーク武将が便利。


2020年4月13日月曜日

magic the gathering IKORIA: LAIR OF BEHEMOTHS  イコリア:巨獣の棲処

 MTGの新ブースターがもうすぐ発売ですね。カードリストが公開になっております。

https://mtg-jp.com/ikoria/

 現在のスタンダード環境でははっきりいって赤単が強すぎ問題が発生しております。トープラン、舞台照らし、アナレックス、巨人、宝剣、蒸気族、だいたいみんなおんなじデッキ、もう見飽きたぜ。

 いつの時代も赤速攻強すぎってのがありましたけどね、鎖回し、いつの環境でもそこそこ戦えるのが赤速。

 でも強すぎるのはすごい問題、速攻に勝てるデッキがほぼ存在しないので、ガチガチに赤にメタを張ったデッキ(緑速攻か白速攻、緑白速攻くらい)以外は存在出来ず、デッキを作る楽しさがありません。これも・・駄目だ、遅い。これも・・駄目、遅い。
 
 正直6マナ以上のカードに出番がない。4ターン目にトープランでキルなので先攻でも6ターン目が来ない。アナレックスで全体除去も効かない、打つ手なし。

 だからなんかイコリアで、赤弱体化のキーになるようなカードが出てほしいと思ってたのですが(赤プロテクションの壁みたいな)、ふーむ・・・、ぱっと見る限りまだまだ赤の覇権時代は続きそうですね。なんかおもしろいカードがたくさんあって、3色土地の登場により、多色時代が到来か、って感じですが、いかんせんやっぱ遅い!! 速攻に対応できん!!

 ただ瞬足デッキが強化されてる予感・・瞬足カウンターは赤速に対応できるかもしれません・・。

 赤速をさらに強化するカードが無かったのは幸いでしたけどね。これ以上強くなったらまじでバランス崩壊。舞台照らしは禁止カードにするべきなんじゃないの・・・。

 巨獣の住処ってことで緑のクリーチャーにとんでもないのが入ってくるのかな?(ラノエル復活?)と思いましたがそんなことなかったようです。多色カード、しかも三色カードがたくさん来たなぁって感じ。面白デッキはたくさん作れそう、でも強くはないだろうな・・・。

2020年4月12日日曜日

1990 ドラゴンクエストIV 導かれし者たち

 滝の洞窟ではぐめたの剣探し


 国民的RPG、ドラクエの第4作ですが、なんとなくワタシのイメージでは、ドラクエの中では影が薄い作品かも。名作、社会現象といえばドラクエ3、そして日本のロープレの完成形、と言えばドラクエ5、その間というわけで、少しだけ、影が薄い。一番好きなドラクエは?と聞かれれば、だいたい3か5、ってレトロゲーマーは答えて、最近の人だと、オンライン、って答えるでしょう。

 ファミコン、なんですよねドラクエ4、FF4はスーファミ、もちろんドラクエ5もスーファミ、だからファミコンの限界ってのが見えてる頃の作品ですね。ゴリゴリに、詰め込めるだけ詰め込んでもファミコンの容量ではこれが限界。
 ドラクエ5が子供から大人、結婚、息子が勇者、一大叙事詩、爆裂ヴォリュームってのと比べてしまうのでやっぱり薄い、感じがする。

 ドラクエ4のコンセプトは、わかりやすさ、であり、2,3にあった誰がわかんねん!!っていう激ムズオーブ探し、超複雑なダンジョン、みたいなのはありません、それでも今の感覚では不親切ですけど、当時としては、ちゃんとユーザーにヒントを与えないとだめだよ、っていう慣例もなかった頃なんで、相当歩み寄ってます。

 あとキャラ立ち、ってのがあるドラクエでもありますね。勇者の仲間、達の物語から始まり、最後に勇者の章が始まり仲間を集めていくっていう非常に珍しいプロットの展開をします、ドラクエ4以外で見たこと無い。これは初めてやった人はいきなり無骨なおっさんが主人公で始まるので・・まぢか・・これが主人公?って面食らうことでしょう。

 みなさんご存知と思いますがキャラごとのバランスはぶっ壊れ祭り。最低のやくたたずトルネコw ディフェンス0の糞ジジィブライ、劣化版クリフトのいんちき占い師ミネアw 誰も使わないであろうキャラが3人もいます。(実はブライはバイキルト要員として使えるのですがいかんせん紙ディフェンスすぎる)
 まず勇者は装備が専用なので絶対レギュラー、その次に勇者が天空シリーズの装備をするので実質ほとんどの装備はこいつのために存在するマッチョマンライアン、回復なのでこれも絶対レギュラーのクリフト、あと一人、ぶんなぐり担当のアリーナかお色気担当のマーニャなんですが、まぁ90%キラーピアスで無双になるアリーナがレギュラー確定。なぜかキラピははぐめたの剣より強い。アリーナの素のステータスが異様に高いのかも。

導かれし勇者の仲間たち、なんですがほぼ95% 勇者、アリーナ、ライアン、クリフト、しか使わないんですね。
 弱くてもルックスが良ければ使いたくなりますけど、ジジィとデブは誰が使うねん!って話です。見た目も悪いし能力も悪いって!どういうこっちゃ!もちっとみんなにそれぞれ出番があるようなバランスにするべきだったでしょうね。

 なんでゲームの主人公は10代の美男美女ばっかなんだ、といいますが、じっさいそれ以外、を本当に作ってみてもやっぱり誰も使わないってわけです。ギリギリ渋いおっさんとエロいお姉さんが許される程度、ロリもありますけれどさすがに10才以下はひく。


 あと4の女性勇者はひどく不人気・・髪型が変だし、やっぱり緑髪は受けないっていう慣例があるのですよね。二次創作でもめったに見かけない。反対にアリーナ、マーニャは人気ありますね。男勇者はなんかパッケージで見るとこいつが悪いやつなの?って感じに見える。
 実際4のボス、デスピサロはロザリーという恋人を守る為ならセカイを滅ぼす、っていう典型的な溺愛セカイ系イケメン悪党。女ってのはこういうのが好きですよね・・・。タチの悪い悪党です。
 純粋に悪いやつでなくて人間を恨む正当な理由が一応あるので、勇者はちょっと悪いヤツでもあるということに・・。

 


 ゲーム全体の完成度でいくと、全然名作、大名作と呼べる完成度なんですが、2つの歴史的名作に挟まれる形となって不遇を受けている形ですね。



 エンディングは、いわくつきでして、えっ・・・・・??どういう意味!?って当時からずっと言われて来ましたが、まぁこれは自分の目で確かめよ!としか言えませんね。